私が尊敬してやまない順空和尚の心に響くとっておきのお話を紹介します。
- 最新号:2008-09-07
- 発行周期:不定期
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順空和尚の一分で読めて一生忘れない悟りのお話 No.148
発行日: 2008/1/28■1分間スピーチ!) 雪をとかす■
昨年から、中学に進学した次男のPTA役員を仰せつかっていて、会議・集会の場で〈ごあいさつ〉する機会が増えました。
お集まりの保護者の皆さんに、「短い時間の中で何か一つメッセージをお伝えする」ことを心がけているのですが、それはこのメルマガ開始時の精神と重なる所があります。
初心に戻る意味も込めて、お話しした〈ごあいさつ〉を思い出し補足しながら、時折記してみたいと思います‥
《1月某日 降雪のPTA学年集会》
―こんにちは。1年で一番寒い季節、足元の悪い中にもかかわらず大勢の方にお集まりいただき、御苦労様でございます。
雪が降ると思い出す光景があります。
3年程前のお正月、まとまった雪が降って私のお寺にも雪が積もりました。
で、その積もった雪なのですが、本堂の正面と裏側では“その後”が全く違っていました。
日当たりのいい正面の雪は、お陽さまの光をたくさん浴びてすぐにとけたのですが、本堂の裏側は日当たりが悪く雪はいつまでもとけず、根雪になって残っていました。
全く同じように降った雪なのに‥
子どもたちの心にも、時々冷たいものが降ったり積もったりするのだろうと思います。
空から降る雪を止めることができないように、そういう体験もまた、生きていく上で避けることができないのかもしれません。
けれど、降った後、積もった後に私たちが太陽になること、子どもの心に“ぬくもり”を届けることはできます。
その“ぬくもり”って何だろう?と考えると、それはもしかしたら優しい笑顔で「おかえり!」と出迎えることかもしれないし、子どもの言葉に批判をはさまず耳を傾けることかもしれないし、心のこもった手料理を黙って差し出すことかもしれません。
答えは一つではありませんが、先生方と情報や意見を分かち合いながら子どもたちの心の雪をとかす温かさについて、ご一緒に模索していければ、と思います。
本日の集会が実りあるものになりますよう、ご協力をお願いいたします―
〈とかす〉は溶かす=子どものいのちの水(氵)を、そのまま受け入れる容器になること。
〈とかす〉は解かす=子どもを理解し、問題の解法を探り、心の結び目を解きほぐすこと。
そして
〈とかす〉は融かす=焦らず融然と、融通をきかせて、子どもと自分が融け合って一つになること。
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