トップ > アート&カルチャー > 哲学・心理学 > 順空和尚の一分で読めて一生忘れない悟りのお話

私が尊敬してやまない順空和尚の心に響くとっておきのお話を紹介します。

  • 最新号:2008-10-12
  • 発行周期:不定期
  • 読んでる人:63人
  • 創刊日:2006-06-02
  • Score!:100点
  • コメント数 : 7
  • メルマガID:160512
  • バックナンバー:全て公開
  • 発行者サイト:なし
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順空和尚の一分で読めて一生忘れない悟りのお話 No.145

発行日: 2007/12/31

■心の中の除夜の鐘■

大みそか、各地で響く除夜の音の中で、
ゆく年と来る年が交差します。

ひとりひとりが思いを込めてついた鐘の音は、
凛と澄んだ夜気を渡って世界に響き、
それぞれの願いを新しい年へと運んでいきます。


百八つの煩悩を洗い流す鐘の音が生まれるのは、
撞木(しゅもく)が鐘を打ち両者が出会った瞬間。

でも除夜の鐘の音が私たちの心に沁み入り、
それぞれの心に何かを訴えるのは、
撞木と鐘が離れた後に「ゴォ〜ンオンオンオン‥‥」
と響き続ける〈余韻〉が残るからこそ、ではないでしょうか。

そして思うのです。

「私たちの人生における〈出会い〉にも、同じことが当てはまる」と‥。


1年の締めくくり、少しの間ご自分の心を見つめ、
そこに在るものを感じていただけますか。

そこには、かつてあなたが出会い、
あなたの心を振動させたいくつもの思い出が
余韻となって今なお響いてはいないでしょうか?


《心に残る優しい笑顔や温かな言葉。
胸に刻まれたメロディやお気に入りの映画。
目に焼きついている風景や座右の書籍‥》

〈余韻〉を英語では〈afterglow〉ともいうそうですが、
心の中で繰り返し再生されるそれらの音声や映像の〈余韻〉は、
時にあなたを励まし、時にあなたを慰め、人生を輝きの方向へと導きます。



除夜の響きに耳を澄ませながら、もう一度振り返ってみてください。


この1年間で、あなたの胸に新しく収められた〈出会い〉には、
どんなものがありましたか?

胸の中に響いているそれらの〈余韻〉を味わい、
ひとつひとつの出会いに「ありがとう」を伝えましょう。

除夜の鐘の音が、それぞれの願いを乗せて年を越えていくように、
今あなたの心で響いている〈出会いの余韻〉もまた、
来る年の新しい人生へと、あなたを運びます。


出会った相手の胸の中に心地よい響きを伝え、
その思い出が後々まで輝くような、
そんな〈余韻〉を残せる人間になりたいと願うのですが、
皆さんはいかがですか‥?

1年間のご愛読、本当にありがとうございました。

穏やかなご越年をお祈りいたします。

 
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