順空和尚の一分で読めて一生忘れない悟りのお話 |
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■悟りへのドライブ!) 六波羅蜜(ろくはらみつ)■
私が現在住んでいる地方は公共交通機関が発達しておらず、日常の移動はもっぱら車に頼っています。
ですから365日、車を利用しない日はほとんどなく、車に乗るたびに「ホンマ運転は人生の縮図やなぁ…」(何故か関西弁)と感じるのです。
そんな訳で「もしかしたら免許を持たない方にはピンとこないかも」と迷いながらも、運転を通しての気づきを定期的に書かせていただいております。
さて…春のお彼岸を迎えました。
毎度申し上げている通り〈迷いの此岸〉から〈悟りの彼岸〉へと思いを馳せ、人生における理想達成に向けて気持ち新たに実践する一週間です。
そして仏教では〈悟りの彼岸〉へ至る道として「六波羅蜜(ろくはらみつ)」と呼ばれる具体的な実践方法を定めています。(京都には六波羅蜜寺というお寺もありますよね!?)
それらは
!)布施(ふせ)=物・心・言・行を与え贈ること
!)持戒(じかい)=戒めを定め守ること
!)忍辱(にんにく)=苦難を耐え忍ぶこと
!)精進(しょうじん)=目標達成に向けたゆまず実践すること
!)禅定(ぜんじょう)=心を静め安定させること
!)智慧(ちえ)=真実の智慧を得ること
の六つなのですが、これらの六種の修行、すべて運転中に実践可能なのですね。
たとえば〈布施〉
これは言うまでもなく道を譲ることです。
時々いますよね、合流や車線変更しようとする車を「意地でも入れまい」と必死になる人って。
「ああいう人の家族や友人にはなりたくないなぁ」なんて思ってしまうのですが、逆に「今日は何台に譲れるかな?」と〈お布施するチャンス〉を探す目で道路を眺めていると、運転にもゆとりが生まれ、車を降りた後の心も爽やかです。
その他あくまで一例ですが「自分なりのスピード・リミットを決めて守る」=〈持戒〉
「ノロノロ・乱暴運転への怒りをこらえ、あおられたりの迫害(笑)に耐える」=〈忍辱〉
「車中で講演や語学のテープを聴いたり学習・暗記などを継続する」=〈精進〉(ちなみに私の場合は車中にて念仏の回数を重ねつつ、暗譜中のギター曲を繰り返し聴いたりしています)
「事故や工事渋滞など思いがけぬ事態に遭遇した時に、取り乱さず心を落ち着かせる」=〈禅定〉
…そしてそんな風に運転を「学びの機会」として意識していると、フトした瞬間にアイデアが湧いてきたり、答えがひらめいたり、と〈お智慧〉を頂戴することができるのです。
春と秋の交通安全週間はお彼岸に重なりますが、もしかしたらそれは偶然ではないかも。
かくいう私も品行方正な優良ドライバーではけっしてなく、ここに書いたようなことを毎日実践できているわけではありませんが、運転を単なる移動手段にとどめず、車中を貴重な修行道場・学習機会と意識すること、これからも続けてみたいと考えています。
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