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順空和尚の一分で読めて一生忘れない悟りのお話

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順空和尚の一分で読めて一生忘れない悟りのお話 No.103

発行日: 2007/3/11

■人間だからできること!) 時の贈り物■

少し前に郵政省が「手紙ってドキドキする」ってキャンペーンをしていました。
ホントにそう、手紙ってドキドキしませんか!?
それが恋文だったりしたらなおさらドキドキものですが、だけど大きな意味でいえば、すべての手紙(勿論ハガキもね)とは「相手を想う気持ち」をそこに載せて送る〈ラブ・レター〉だと思うのです。

友人の1人にとても筆まめな方がいます(ちなみに「筆まめ」って漢字では「筆忠実」って書くの知ってました?そして【忠実】というのは〈まごころがある〉という意味です)

このメルマガも読んでくれていて、何か感じるものがあると即座に感想を手紙にして送ってくれます。
メールでのやりとりもあるのですが、その人はこう言います。



「手紙を書くのは自分にとってチャレンジだけど、手にとって味わう楽しみをなくしちゃダメ。私は昔風にこだわります‥」



これまで頂戴した何十通にも及ぶお手紙に、私がどれだけ勇気付けられ、どれだけ救われたことでしょうか!


誰かへの愛情をはかる物差しって何だろう?と時々考えます。
色々なご意見があると思いますが、私はそれはたとえば「その人のために割くことができる時間の量」ではないかって思います。

今の時代、誰もが忙しく時間に追われて暮らしています。
そしてできることなら誰だって自分の楽しみや休養のために、少しでも多くの時間をとりたいと考えるのではないでしょうか?
けれども、♪母さんは夜なべをして手袋編んでくれますし、愛する人に会いに行くためなら長距離ドライブも全然苦にはなりません。

手紙をしたためるという行為、それは多忙な日常の中で他にも「したいこと・しなければいけないこと」はあるけれど「でも私はあなたのために時間を割くことを選びます」と意志表明することです。
手紙がドキドキするのは、私が数分で読み終えてしまうその一葉の中に、手紙を書いてくれた相手の、その数倍(もしかしたら数十倍)に及ぶ貴重な時の重みと「あなたは私にとってそれ程大切なのですよ」という想いが込められているからではないでしょうか。

「文を贈る」というプレゼント、それは人として生まれたからこそできる高貴な行いであり、良き手紙は人を救う力を持っています。
心を込めた手紙を1通書くたびに、私たちの人間性は磨かれ人生は美しく輝きます。
もしかしたら人生の豊かさとは、その人が生涯にしたためた手紙の数と比例するかもしれない‥そんなこと言ったらちょっと言い過ぎですか!?

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