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斎藤吉久メールマガジンNo.380「イギリス国教会の衰退?」
発行日: 2008/3/18
クリスチャントゥデイによると、イギリス国教会が結婚生活についてのガイドブックを出版するのだそうです。その背景には高い離婚率があるようです。
http://christiantoday.co.jp/international-news-1479.html
私が興味を持ったのはそのことよりも、むしろ記事の最後にある次の一文です。「英国国教会での挙式は最近10年間で4分の1に減少、ここ5年間は年5万6000件と横ばい」。
たった10年間で激減し、下げ止まっている。いったいなぜでしょうか。
イギリスの人口は6000万人。毎年少しずつ増えているようです。婚姻率は5.1(2001年)。つまり一年間に30万組のカップルが生まれている計算になります。
国教会の教会で挙式するカップルが5万件ということは、6組に一組しか国教会では式を行わないということです。これではもはや国教会とはいえません。
国教徒の数は2500万人といいますから、同レベルの婚姻率と仮定すれば、12万組のカップルが毎年誕生しているはずですが、この数字が現実だとすれば、国教徒でありながら国教会の教会で挙式しないカップルが半数以上におよぶことになります。深刻な教会離れです。
聞くところによると、ミサにあずかる信徒の数は420万人のカトリックにもおよばないそうですから、これは信仰の衰退というほかはありません。
そういえば最近もブレア首相がカトリックに改宗するというできごとがありました。首相の改宗の理由は首相個人のほかにもあるのかも知れません。つまり教会自体に内在する霊的な凋落です。
奇しくも同じ日付のクリスチャントゥデイが、「ロビンソン主教はランベス会議に招かれず」という記事を載せています。
http://christiantoday.co.jp/international-news-1474.html
ランベス会議というのは、イギリス国教会の霊的最高指導者であるカンタベリー大主教が10年に一度、全世界の主教たちを集めて開く会議で、今年の夏に開かれるのだそうですが、その重要会議にアメリカ・ニューハンプシャー教区のロビンソン主教を呼ぶことはしないというのです。
ロビンソン師は同性愛者であることをカミングアウトしている人のようですが、それでも数年前、主教となりました。そのうえ州法が改正され、同性愛者の結婚が合法化されたため、主教はすでに妻子がいるにもかかわらず、パートナーと「結婚」したのだそうです。
神が一組の男女を夫婦とする婚姻の秘跡を主教みずから破るような事件は当然、教会内に大混乱を呼び込んだと伝え聞きますが、かといってロビンソン主教が破門となったというわけではないようです。
「完全な結婚へのガイドブック」を発刊したイギリス国教会のお膝元で開かれるランベス会議で、ロビンソン主教の同性婚が話題になるのかどうか。話題になったとして、どのような議論がなされるのか。その議論が国教徒の教会離れを防ぐことになるのかどうか、注目されます。
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http://www.sankei.co.jp/seiron/etra/no09/ex09.html
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