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斎藤吉久メールマガジンNo.366「本当に研究者なのですか、ほか」

発行日: 2008/1/10



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斎藤吉久メールマガジン No.366[January 10, 2008]
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http://www.melma.com/backnumber_170937/


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http://www.yasukuni.jp/%7Esukei/page079.html


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〈〈 本日の気になるニュース 〉〉


1、「沖縄タイムス」1月10日、「軍強制明記へ11月再申請、執筆者ら活動継続。意見撤回求め声明」
http://www.okinawatimes.co.jp/day/200801101300_06.html

 沖縄戦の集団自決に関する教科書検定で、執筆者や編集者らの懇談会が「軍の強制」の記述明記を求め、今後も活動を継続し、さらに組織の拡大を図っていくようです。

 よく理解できないのは2つの点です。

 1つは、「強制」の記述の明記を求める、と声明の中味です。なるほど沖縄タイムスは昨年12月27日に「『軍が強制』認めず」という記事を掲載しています。
http://www.okinawatimes.co.jp/day/200712271300_01.html

 しかし、産経は「軍強制復活」、共同は「事実上『強制』認める」と伝えており、実際、沖縄タイムスの号外や朝日の記事によると、今回の訂正申請で実教出版の教科書は「強制的な状況のもとで」という記述、東京書籍は「強制集団死」という注釈が認められています。

 となると、執筆者らのいう「強制」の明記とはこれ以上、いったい何を望みたいというのでしょうか。

 二つめは、執筆者らはどうやら「強制」が歴史の事実と信じて疑いがないようですが、なぜそのように理解するのか。記事では、執筆者らの声明は、検定の透明化、情報公開を求めているばかりで、「軍の強制」と認識する根拠は見えてきません。

 12月26日の沖縄タイムスの号外には、「集団自決の核心は強制である。文科省は沖縄の要求を受け止めていない。研究の成果を否定している」という、ある大学教授のコメントが載っています。

 「軍命はないが、軍が強制した」というのがこの教授の研究ですが、「軍の命令」がないのなら、むりやり集団自決を強制したということが歴史の事実だといえるのかどうか。

 教授は日本軍が「軍官民共生共死」の方針(昭和19年11月、県民指導要領)を打ち出したことを1つの根拠にするのですが、日本軍上陸から何カ月かけて住民を集団自決へと追い込んでいったという、「強制と誘導」の過程については、具体的に解明されているとはいえません。

 しかもジャーナリストや研究者たちよりはるか以前に現地取材を試みた曾野綾子さんによると、集団自決でもっとも有名な渡嘉敷島では、日本軍の兵士たちは住民に対して、「逃げろ」「死ぬな」と語り、集団自決を「強制」するどころか、死を阻止しようとしています。

 「軍の強制」が歴史の事実だと主張するならば、なぜ彼らは軍の方針に背くことをしたのか、解明する必要があります。

 つまり、実証史学の立場に立つなら、単純に「強制」といいきることはできないでしょう。それをなぜ断定し、検定意見撤回の政治要求を掲げ、生徒たちに「強制」説を「強制」したがるのか。研究者としての良心を疑わざるを得ない、といえばいいすぎでしょうか。


2、「琉球新報」1月10日、「靖国合祀取り消しを。県内遺族、今月中旬にも提訴」
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-30394-storytopic-1.html

 昨年10月に提訴、と伝えられていた合祀取り下げ訴訟がようやく提訴されるようです。何が原因で延びたのか、はともかくとして、「取り下げ」とは具体的に何をどうしたいのでしょうか。

 昭和30年3月19日の朝日新聞夕刊は、沖縄・ひめゆり部隊の靖国神社合祀について伝えています。悲惨をきわめた学徒兵の死を悼む国民が合祀を強く望み、それを受けて厚生省は調査を重ね、88人を「軍属として戦死」と認定し、合祀されることになったのでした。

 そしてこれが民間人の合祀のきっかけとなったようですが、国に命を捧げた国民を慰霊するのは国としての当然の責務であって、逆にいえば、生き残った者にとって、せめて慰霊・追悼することのほかに何ができるでしょう。それのどこに不満があるのでしょうか。

 ご参考までにこちらをどうぞ。
http://homepage.mac.com/saito_sy/yasukuni/H1812SRsenpangoushi.html


 以上、本日の気になるニュースでした。

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この記事へのコメント

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曾野綾子さんによる調査で軍命令は事実無根と証明されているではないか。騒ぎ立てる人達は単に日本国を貶めたいだけではないか。
真実は何かを知りながら。
日時:2008年1月11日

斎藤吉久カトリックにはまだ可能性があると考えています。明確な教義があり、文書や資料も整理されています。だからこそ「二重基準」も客観的に明確化され、教団内での議論も可能になります。人材も豊富です。日時:2008年1月11日


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