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斎藤吉久メールマガジンNo.363「今度は国交省がキリスト教支援!?、ほか」
発行日: 2008/1/7
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斎藤吉久メールマガジン No.363[January 7, 2008]
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〈〈 本日の気になるニュース 〉〉
1、「西日本新聞」1月7日、「九州から遣欧使節団、いでよ平成の千々石ミゲル。運輸局計画。7県から選抜」
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/culture/20080107/20080107_001.shtml
これは日本のカトリック、とりわけ教会指導者にとって福音といえるのどうか。
長崎では県や市が公費をつぎ込み、教会群の世界文化遺産登録運動を推進しています。これを教会側が歓迎しているかといえば、逆に、日本カトリック司教団が昨年2月に発表した「信教の自由と政教分離メッセージ」は、近世の殉教、近代の弾圧、昭和戦前期の神社参拝強要などを歴史的な根拠として、政教分離原則の堅持を要求しています。
その歴史理解は疑問点が指摘されますが、それはともかく、とくに長崎大司教は、このメッセージを収録する、司教協議会などがまとめた冊子で、政教分離規定はできるだけ厳格に解釈されるべきであり、憲法89条は公金が宗教団体の使用、便益または維持のために支出されることが禁じられている、と指摘しています。
今日の西日本新聞の記事によれば、県や市という地方公共団体ではなく、九州運輸局という国交省の地方部局が九州の少年少女を、天正遣欧少年使節よろしく、ヨーロッパに派遣し、バチカンなどを訪問するというのです。
これはどう見ても、政教分離に関する留教会指導者の主張との矛盾が避けられそうにありません。
教会指導者は、ブッシュ大統領が初来日時に明治神宮を表敬参拝したとき、「小泉首相がどのような方法であろうと大統領に付き添うことは憲法に抵触する」と参拝中止を申し入れ、小泉首相の靖国神社参拝に対しては、「私人という肩書きであったとしても、強く抗議する。総理大臣の参拝は国の宗教活動の禁止条項に明らかに反する」と抗議声明を出したほど、厳格な政教分離主義を主張してきました。
だとすれば、昨年は長崎の教会群が世界遺産の暫定リストに入り、今年は188人の殉教者の列福式が行われるときに合わせて、国の機関がキリスト教教団に便宜を与えるかのような事業を行うことは、ありがた迷惑というより、憲法擁護のために阻止しなければならないのではないでしょうか。
もし逆に受け入れるというのであれば、これまでの絶対分離主義の主張は取り下げるべきでしょう。あるいはいずれでもなく、沈黙するというのであれば、これまでの主張は靖国神社を標的にした、ためにする政治論であり、「政治に直接介入することは司牧者の任務ではなく、信徒の召命の分野である」とする教会の教義に反する暴走であることをみずから認めることにならないでしょうか。
2、「レイバーネット」1月5日、「台湾『高金素梅』さんへの政治弾圧に抗議しよう」
http://www.labornetjp.org/news/2008/1199670498933staff01
労働運動の情報ネットワーク「レイバーネット」が伝えるところでは、反ヤスクニ運動を展開してきた台湾の高金・国会議員が、「賄選容疑」で台湾当局の強制捜査を受けるなど「政治弾圧」を受けているというのです。
いったい何が起きているのか、続報を待ちたいと思います。
以上、本日の気になるニュースでした。
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