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先週の展覧会

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先週の展覧会No0646

発行日: 2006/12/5


八重洲 不忍画廊 〈写真×版画〉を超えて展(11/24〜12/2)

写真を使った版画や写真と併用した版画の展覧会。新作の4人と、
画廊のコレクションでの展示。新作は山田純嗣が、飛行機や椅子等
の被写体になるオブジェをまず作りそれを写真に撮ってプリントし
その上に版を刷ると言う技法で、始めて見る作家だが、オブジェ自
体の面白さとともに技法的にも新鮮に見えた。藤田夢香は、アクリ
ルの立方体に、シルクスクリーンで写真を転写する技法で、何面か
に画像を転写することにより、多様な見え方を作り出し面白い作品
になっていた。藤浪理恵子は、薄い紙にプリントした映像に、ドロー
イングや蜜蝋を施し、それをアクリルボックスに張ることにより微
妙な光の効果を演出していた。北川健二は、写真をもとにした銅板
とボックスで相変わらずの味を出していた。他には赤瀬川源平、野
田哲也、池田良二などがあった。

日本橋 西村画廊 舟越 桂展(11/7〜12/9)

今彫刻では最も人気があるといえる舟越の新作展。5点の彫刻と、
その作品のドローイング。2点は旧来の感じのきれいな男女の彫刻
だったが、残りの3点は、両性具有の珍しく膝位まで彫られており
アーチ状の棒で空中に浮いた状態の作品と、悪魔のような顔の作品
スフィンクスの作品だった。何れも良い作品だったが、2千万を越
える価格のせいか完売ではなかった。

京橋 ツァイト・フォト・サロン ZHONG BIAO展(11/24〜12/22)

広角写真のような遠近が誇張されたアングルのアクリル画で、線は
木炭を使っているため独特の強さがある。スナップ写真のような人
物の自由なポーズがスピード感があり面白い作品。全部2mぐらい
の大作で中国現代美術の勢いが感じられる。

ギャラリー椿 富田有紀子展(11/22〜12/6)

スクエアの花や果物のアップの油絵で100号の大作もあるのでそ
の鮮やかさに目を奪われる。強いアイキャチがあると言うことでは
非常に優れた作品で、現代美術として高く評価できる。可也なアッ
プなので、そばで見ると平板な感じがするが、離れてみると立体感
があり技術の確かさも伺える。オキーフなどに見られる冷たい感じ
ではなく暖かい日本的な感じがありその点も良いと思う。

銀座 奥野ビル502 高橋ミラ展(12/2〜9)

浴室でのヌードだが、蝋燭の光だけでの撮影で、浴槽を子宮として
生命の神秘などをテーマにした作品で、暗い光のためにボケやブレ
がある作品だが神秘的な感じは上手く表現されていた

品川 啓祐堂 鴻崎正武展(11/25〜12/3)

キメラ的な動植物が出てくる謎世界を細密な日本画で描く作家。2
種以上の動物や昆虫を組み合わせた生き物や、鮮やかな色彩の植物
が出てくる。キメラなので元の生物は予測できるわけだが、その為
にどうしてもバーチャルと言うよりシュールな感じが強くそこが、
もう一つ評価できないところと言える。角付き生物と有翼生物の対
決する世界とかバーチャルな感じが出ればと思う。

外苑前 DAZZLE 媚夜展(11/27〜12/11)

大作8点からなる展覧会で、方向性が出てきた事実上の初個展と言
える。モノトーンの淡い彩色に線描で描く中性的な人物は、髪の毛
などの細密描写に様式的なところがありそれが特徴になっている。
顔を大きく描いた3点と仮面の顔が主体の2点、全身の3点と3系
統の作品があったが、何れも目を惹きつけるところがあり良かった
他に顔が主体の小品が5点あった。

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