『PHPリサーチ・ニュース』 3月21日号
発行日時: 2008/3/21― INDEX ―
1. ☆ 巻頭コラム
「経歴が問題ではないが、財務省出身以外にほんとに人材はいないのか」
2. ★ お知らせ!
(1)PHP経営者フォーラム会員募集のご案内
3. ◇ 研究員コラム 【教育のとびら】
「研究指定校」
教育研究部主任研究員 亀田徹
4. ○ PHP新刊紹介
― 書籍プレゼントあります! ―
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1. ☆ 巻頭コラム ☆
「経歴が問題ではないが、財務省出身以外にほんとに人材はいないのか」
常務取締役 永久寿夫
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日銀総裁人事を拒否し続けることは民主にとってマイナスになる。「財金分
離」を理由に、財務省経験者の総裁就任に反対してきたのだから、それを通す
のは一応筋が通る。参議院で野党が過半数を占める以上、与党は野党が納得す
る人事案を示さないかぎり、総裁の席は空白となる。だから、その責任は両者
にある。だが、この状態が長期化すれば、重要ポストを空白にしておくこと自
体に批判が集まり、拒否を続ける側への支持は低下する。与党が民主が受け入
れがたい人事案を出すには、そうした計算もあろう。
読売新聞(3月8日社説)によれば、「財金分離」は、本来、旧大蔵省から
銀行監督など金融行政を切り離す時に使われた言葉だが、民主党の主張はこれ
とは異なり、財務省出身者が総裁になったら、日銀の政府からの独立性が損な
われるということのようだ。日銀は財務省にとって最高の「天下り」先で、事
務次官経験者が何人も総裁のポストを占めてきたのはたしかだが、これによっ
て日銀の独立性が損なわれてきたかどうかは一概に結論づけできることではな
い。
もちろん、有害な天下りは無用だし、経歴が考え方を左右もするが、現職の
独立性を保つために経歴を制限するという論理は強引過ぎる。例えば、現在衆
参両議員の80名ほどが官僚出身、なかには事務次官、局長、審議官経験者も
いる。現閣僚でも4人が官僚出身。官僚主導を防止するには、彼らは政治家に
なってはいけないことにならないか。重要なのは、経歴という「形式」ではな
く、その人の意思と能力のはずである。ただ、それでも疑問に思うのは、財務
省出身者以外に日銀総裁が務まる人材がほんとにいないのかということ。そう
なら日本はお寒い限りだ。
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2. ★ お知らせ! ★
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(1)PHP経営者フォーラム会員募集のご案内
PHP経営者フォーラムは、わが国を代表する有識者や第一線の経営者の方
々を講師に迎え、次代を力強く推進する経営実践のあり方について共に考える
場を提供いたします。毎月開催し、年10回(2008年8月、2009年1
月は休講)行います。第1回は、5月にキッコーマン株式会社取締役副会長の
茂木賢三郎氏をお迎えして開催いたします。
<講師紹介>
茂木 賢三郎氏〔キッコーマン株式会社 取締役副会長〕
松沢 成文氏 〔神奈川県知事〕
大久保幸夫氏 〔株式会社リクルート ワークス研究所 所長〕
玉塚 元一氏 〔株式会社リヴァンプ 代表パートナー〕
八木 康行氏 〔株式会社リンガーハット 代表取締役社長〕
和地 孝氏 〔テルモ株式会社 代表取締役会長〕
和田 裕美氏 〔株式会社ぺリエ 代表取締役〕
菊川 剛氏 〔オリンパス株式会社 代表取締役社長〕
他
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3. ◇ 研究員コラム 【教育のとびら】 ◇
第26回「研究指定校」
教育研究部主任研究員 亀田徹
研究指定校という制度があります。学校が教育委員会などから指定を受け、
特定のテーマについて実践的な研究を行う制度です。学力向上、道徳教育、体
験活動、キャリア教育、武道指導、伝え合う力の育成、などさまざまなテーマ
が設定されており、教育委員会のHPなどでテーマの一覧を見ることがきます。
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http://research.php.co.jp/column/s_10/edu/026.html
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4. ○ PHP新刊紹介 ○
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下記にご紹介する書籍を、それぞれ3冊ずつプレゼントいたします。また、
プレゼントの応募方法は、下記をご覧ください。
・『ルトゥカのノート』(ルトゥカ・ラスケル著,尾原美保訳)
http://www.php.co.jp/bookstore/detail.php?isbn=978-4-569-69735-2
・『バカ親、バカ教師にもほどがある』(藤原和博著,川端裕人<聞き手>)
http://www.php.co.jp/bookstore/detail.php?isbn=978-4-569-69946-2
・『仕事に役立つインテリジェンス』(北岡元著)
http://www.php.co.jp/bookstore/detail.php?isbn=978-4-569-69859-5
・『イノベーション思考法』(黒川清著)
http://www.php.co.jp/bookstore/detail.php?isbn=978-4-569-69681-2
・『チャーチルが愛した日本』(関榮次著)
http://www.php.co.jp/bookstore/detail.php?isbn=978-4-569-69365-1
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● ホームページご紹介 ●
月刊誌『Voice』・Webサイト情報
・・・・・・・・・編集長が書く【今月号の読みどころ】・・・・・・・・・
世界経済は金融カオス、資源高騰による激動期に入りました。しかし日本の
政治家は、選挙向けの党利党略ばかり考え、経済成長策を打ち出さない。これ
では日本経済は没落する、と伊藤忠商事会長の丹羽宇一郎氏は強い警告を発し
ています。さらに日本株を海外に斡旋しているM・バージズ・ワトソン氏は、
外人投資家が「改革が頓挫した日本の未来は暗い」と見ていると述べます。こ
の状況を突破するにはどうすべきか。麻生太郎氏の「地方経済繁栄論」にその
ヒントを見出して頂けるでしょう。
・・・・・・・・・【『Voice』4月号の目次(抜粋)】・・・・・・・
・[巻頭の言葉] 公務員制度改革への猛反撃 竹中平蔵
・[時代を拓く力]フェアトレードの勘違い マザーハウス代表 山口絵理子
【特集】日本の明日を壊す政治家たち
・政治不況は許さない 丹羽宇一郎〈対談〉伊藤元重
・金融カオスへの無知無関心 西尾幹二
・ガソリン国会こそ資源の浪費 柴田明夫
・外国人投資家はなぜ失望したか M・バージズ・ワトソン
・俗物政治家ワースト10 政治記者覆面座談会
・「KY総理」のキャラ分析 斎藤 環
・タブーだらけな“嘘つき稼業”養老孟司〈対談〉渡部昇一
【特集2】官僚の利権 独立行政法人を全廃せよ!
・霞が関との戦いに勝つ 行政改革担当大臣 渡辺喜美
・行革の鬼っ子 独立行政法人壊滅論 江田憲司
・天下り「渡り鳥」は厳罰だ 潮 匡人
・賛否両論! それでも官僚は優秀か 城 繁幸×山形浩生
・出でよ、利権を潰すエイリアン 竹中平蔵〈対談〉猪瀬直樹
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メールで読者プレゼント係(think2@php.co.jp)までお送りください。
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<編集後記>
このところ暖かい日が続き、今年のさくらの開花は早まっているとか。弊社
にほど近い千鳥ケ淵や靖国神社には、これから花見客が押しかけてくることで
しょう。
いつまでたっても日銀総裁一人決まらない国会は、既に春なのか。「春眠暁
を覚えず」で眠っているのではないだろうに。(土)
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