『PHPリサーチ・ニュース』 2月22日号
発行日時: 2008/2/22― INDEX ―
1. ☆ 巻頭コラム
「政治がまず取り組むべきは防衛省・自衛隊の体質改善」
2. ★ お知らせ!
(1)「PHP政策懇談会」開催報告
テーマ:日本の国連外交について
(2)「ネクスト・ビジョン研究会」開催
3. ◇ 研究員コラム 【教育のとびら】
「学校評議員」
教育研究部主任研究員 亀田徹
4. ○ PHP新刊紹介
― 書籍プレゼントあります! ―
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1. ☆ 巻頭コラム ☆
「政治がまず取り組むべきは防衛省・自衛隊の体質改善」
常務取締役 永久寿夫
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1988年、潜水艦「なだしお」と遊漁船「第一富士丸」が衝突。「第一富
士丸」は沈没し、30名が死亡、17名が重軽傷を負った。非難が「なだしお」
に集中し、誤報も流れた。当時の瓦防衛庁長官は引責辞任。高等海難審判庁は
「双方に同等の過失」と裁決したが、行政訴訟が起こされ、東京高裁は「なだ
しお」に主因があると認定。過失割合が変った。刑事事件としては、横浜地裁
が「なだしお」元艦長に禁錮2年6ヵ月執行猶予4年、「第一富士丸」元船長
に禁錮1年6ヵ月執行猶予4年の判決を下した。
これを教訓とし、海上自衛隊は毎年、全艦艇に対して航行安全のための訓練
を実施してきたが、今回の衝突事故である。「あたご」の見張り員の引継ぎに
不備があった点や「清徳丸」との位置関係から回避義務は「あたご」にあった
ことなどが指摘されている。原因解明前に独断的評価はすべきではないし、国
防上明かせぬ事実があるかも知れないが、何のための訓練だったか。国民の安
全を守るはずの自衛隊がこうした事故を起こしてはならない。
野党は石破防衛相の引責辞任を求め、政局に引き込む構えだが、まず取り組
むべきは防衛省・自衛隊の体質改善である。守屋事件は言うに及ばず、イージ
ス艦の情報漏えい、給油量取り違えと航泊日誌の誤破棄、護衛艦「しらね」の
火災など不祥事が続発。今回の事故連絡も遅かった。イラク派遣や給油活動が
国内外から高く評価されても、これでは台無し。いや、それすら大丈夫かと心
配になる。国防という重要任務を担えばこそ、他の省庁以上に己に厳しい組織
でなくてはならぬのに、なぜこうもたるんでいるのか。その原因を追究し、速
やかに改善するのが、政治が果たすべき責任である。
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2. ★ お知らせ! ★
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(1)「PHP政策懇談会」開催報告<テーマ:日本の国連外交について>
このたびPHP総合研究所では、国連代表部の神余隆博大使(次席常駐代表)
を講師にお招きし、政策懇談会を開催いたしました。安保理改革の進行状況は
どうなっているのか、潘事務総長が重点的に考え取り組もうとしている問題は
何なのか、日本政府はどのような国連外交を展開しているかなどについて、ま
さに現場の立場からお話をいただきました。
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http://research.php.co.jp/etc/040/
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(2)「ネクスト・ビジョン研究会」開催
2月15日、国内外の各界の指導者を講師に日本の中長期的ビジョンについ
て、非公開で意見交換する「ネクスト・ビジョン研究会」の第二回会合を開催。
講師に与謝野馨、園田博之の両衆議院議員をお招きし、意見交換を行いました。
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3. ◇ 研究員コラム 【教育のとびら】 ◇
第24回「学校評議員」
教育研究部主任研究員 亀田徹
学校評議員という制度があります。
学校運営に地域住民が参画するため、平成12年度に導入された制度です。
「校長が学校運営に当たり、学校の教育目標・計画や地域との連携の進め方な
どに関する保護者や地域住民の意見を聞くことを通じ、その理解や協力を得な
がら特色ある教育活動」を展開していくことが制度の趣旨とされています(文
科省HPより)。
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4. ○ PHP新刊紹介 ○
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下記にご紹介する書籍を、それぞれ3冊ずつプレゼントいたします。また、
プレゼントの応募方法は、下記をご覧ください。
・『最高指導者の条件』(李登輝著)
http://www.php.co.jp/bookstore/detail.php?isbn=978-4-569-69801-4
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・『40代からの勉強法』(和田秀樹著)
http://www.php.co.jp/bookstore/detail.php?isbn=978-4-569-69662-1
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月刊誌『Voice』・Webサイト情報
・・・・・・・・・編集長が書く【今月号の読みどころ】・・・・・・・・・
株価下落、石油高騰……この逆境を打ち破れるか。ドイツ証券副会長の武者
陵司氏は「日本株は買いだ」と銘打ち、“企業力は衰えておらず、臆病になっ
た外人投資家も格安な日本株に必ず戻る”と断言する。一方、米国在住の起業
家・原丈人氏は“ITシステムにも「省エネ」が求められる時代。新世代の機
器を創る技術力は日本にある!”と力強く語っている。その他、ビル・エモッ
ト氏による中国経済論、「バブル崩壊の大きな危険性」など、“渾身の力作”
揃いの一冊です。
・・・【『Voice』3月号(2月9日発刊)の目次(抜粋)】・・・
・[巻頭の言葉] 法人減税を「スーパー特区」で 竹中平蔵
・[時代を拓く力]「万能細胞」で闘う日本 京大教授・山中伸弥
【特集】北京オリンピック後 混迷する中国
・バブル崩壊の大きな危険性 ビル・エモット
・貧しき超高齢社会 門倉貴史
・東シナ海ガス田が奪われる日 中川昭一
・五輪精神は根付かない 三河さつき
・文明放談 毛沢東主義に帰れ! 養老孟司〈対談〉渡部昇一
【特集2】石油高騰は日本のチャンス
・1バーレル100ドルに克つ技術革命 原 丈人
・「脱・石油ビジネス」最前線 木村麻紀
・EUに負けない! 日本の環境外交 橋爪大三郎
・地球文明への条件 竹村真一
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<編集後記>
7月のG8サミットの開催地・洞爺湖には、過去4度訪れたことがあります。
5月には櫻と桃が一緒に咲き誇る美しい町です。この地球環境サミットには、
中国、インドの首脳も招いて包括的な合意を目指すことになりそうです。
京都議定書に続く「実効性のある新たな枠組み作りを主導」しようという日
本外交を、洞爺湖の美しい自然が後押ししてくれるといいのですが。(土)
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