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『PHPリサーチ・ニュース』 9月1日号

発行日: 2006/9/1

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 
   『PHPリサーチ・ニュース』    9月1日号 Vol.4 No.088 
                    http://research.php.co.jp/ 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 
― INDEX ― 

 1. ☆ 巻頭コラム
      「PHP『マニフェスト白書2006』――小泉政権を総括する」 

 2. ★ お知らせ! 
      『PHP政策研究レポート』【Vol.9No.106】発刊
 
 3. ◇ 研究員コラム  【まちづくり工房】 
              「小泉改革と規制緩和の副作用 」 

 4. ○ PHP新刊紹介 
           ― 書籍プレゼントあります!― 

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1. ☆巻頭コラム☆ 
   「PHP『マニフェスト白書2006』――小泉政権を総括する」  
                   取締役 第二研究本部長 永久寿夫
────────────────────────────────────  

 各党が足並みをそろえてマニフェストを提示したのは03年の衆院選。マニ
フェストだけで選挙が決まるわけでも、政治が回るわけでもない。先の衆院選
では論点が「郵政民営化」に絞られ、衆目は「抵抗勢力」排除に集まり、マニ
フェスト全般に関する論議は二の次となった。自民圧勝後の国会では、民主党
はネガティブキャンペーンに走り、有権者もそれを興味本位で眺めた。7月末、
自民がようやく自己評価を行なったものの、この1年間マニフェストはほとん
ど見向きもされなかった。

 しかし、一時の熱狂や迷いから覚めたとき、戻るところはやはりマニフェス
トである。与党は何をめざし、いかなる政策を実施しているのか。狙いどおり
の効果は出ているのか。いかに「郵政民営化」と「抵抗勢力」排除の選挙だっ
たとしても、有権者は選挙を通じてマニフェストを承認し、それに基づいた日
本の舵取りを自公両党に託したことになっている。マニフェストの進捗状況を
逐次確認し、結果を次の選挙に反映させる。こうした姿勢が有権者には求めら
れるのではないか。それによって政治も政策論争という正しい軌道を走るよう
になるはず。

 弊社は今年も自公与党のマニフェストの進捗状況を検証し、9月5日『マニ
フェスト白書2006』として発表する。そこから小泉政権の努力と残した課
題を読み取ることができる。下馬評では次期自民党総裁は安倍官房長官が最有
力。誰が総裁に決まり首相になろうと、来年の参院選で国民の信を得るまでは
小泉政権がやり残したものを引き継いでいくのが筋というもの。『マニフェス
ト白書2006』を小泉政権の「総括」として、さらには次期政権の「出発点」
としてお読みいただければ幸いである。

▼内容はこちらへ▼(『マニフェスト白書2006』は9月5日アップします) 
http://research.php.co.jp/seisaku/manifest/

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2. ★ お知らせ! ★
  『PHP政策研究レポート』【Vol.9No.106】発刊
────────────────────────────────────
 執筆者:宮脇 淳(北海道大学公共政策大学院院長・教授)

【パラダイム】  
 「政策目的と組織目的」             

【論説】
 「公共サービス改革法と官民関係の環境整備」  

【視点・論点】  
 「地方共同発行債の位置づけ」  

▼内容はこちらへ▼  
http://research.php.co.jp/seisaku/report/06-106.html

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3. ◇研究員コラム【まちづくり工房】◇  
     第12回「小泉改革と規制緩和の副作用 」  
                   地域政策研究部研究員 佐々木陽一
──────────────────────────────────── 

 小泉改革が主導した規制緩和は6000項目を超える。規制緩和は自由・競
争・成長を促したが、同時に自治体・企業双方に対してモラルを質すことを放
棄してきた可能性がある。特に、公共性の強い行政事務の民間委託が適切に行
われたか、次期政権は検証すべきである。 

 建築物を例にすると、規制緩和による建築確認検査の民間開放は、昨年、耐
震偽装というモラルハザードをひき起こした。個々の建築物自体は私有財であ
るが、その品質を担保する「建築物の基準」は優れて公共財と言えるだろう。
しかし、耐震偽装はその信頼を大きく損ない、まちづくりの根幹を成す安全・
安心をも揺るがした。安くあがればいい(自治体)、儲かればいい(企業)と
いったモラルの低下が耐震偽装を起こしたのではないか。 

 自治体が住民の生命、財産、環境、そしてまちづくりに直結する高い公共性
をもった建築確認検査を企業に開放するならば、双方には高いモラルが必要で
ある。安全・安心を軽視し経済効率ばかりを追求することがあってはならない。
小泉改革による規制緩和は、まちづくりの担い手として企業活動の範囲を広げ
たが、建築物の安全や品質の保持を前提として経済効率化をはかる、という規
制緩和の趣旨は予期せぬ形で破綻した。 

 建築確認審査業務の責任が、規制緩和により権限者(自治体)と検査者(企
業)に二分化してしまったことが、モラルハザードの原因であろう。権限者は
自分では実際に検査しないので検査者の仕事ぶりを「監督できない」、検査者
はそれを知って「バレなければいい」といい加減な仕事をする。こうした経済
効率化の副作用の解消方法は、どこにあるのか。それを探ることが次期政権の
課題になる。 

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4. ○ PHP新刊紹介 ○ 
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 下記にご紹介する書籍を、それぞれ3冊ずつプレゼントいたします。プレゼ 
ントの応募方法は、下記をご覧ください。 

・『人生後半に読むべき本』(谷沢永一,渡部昇一著)
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・『加賀屋の流儀』(細井勝著)
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・『アート引越センター 全員野球の経営』(巽尚之著)
http://www.php.co.jp/bookstore/detail.php?isbn=4-569-64808-8

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 今月より「松下幸之助講座」の新シリーズとして「危機克服への道」 
 を配信します。松下幸之助は、長い経営人生を振り返るとき、昭和初 
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 経営を行い、リーダーシップを発揮したのか。今月から3回にわたっ
 てご紹介していきます。 
     
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 ご希望の方は、「希望書籍名(1冊のみ)、当メルマガに対するご感想並び 
に、氏名、年齢、職業、郵便番号、住所」を明記の上、9月6日(水)までに
メールで読者プレゼント係(think2@php.co.jp)までお送りください。 
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 編集人:永久寿夫 
 発行人:秋山憲雄 
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