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『PHPリサーチ・ニュース』 8月18日号

発行日: 2006/8/18

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   『PHPリサーチ・ニュース』    8月18日号 Vol.4 No.087 
                    http://research.php.co.jp/ 
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― INDEX ― 

 1. ☆ 巻頭コラム
      「小泉総理が靖国参拝で非難されるべき本当の理由」 

 2. ★ お知らせ! 
      『マニフェスト白書2006 ―小泉政権の成績表』作成中!
 
 3. ◇ 研究員コラム  【国益考究】 
      「テロの未然阻止〜最優先すべきインテリジェンス体制の強化」 

 4. ◆ 研究員スクエア 【思想家・松下幸之助の読み方】 

 5. ○ PHP新刊紹介 
           ― 書籍プレゼントあります!― 

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1. ☆巻頭コラム☆ 
   「小泉総理が靖国参拝で非難されるべき本当の理由」  
                   取締役 第二研究本部長 永久寿夫
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 東京裁判の正当性を問わずとも「戦犯」はABC級いずれも国内的・国際的
にすでに名誉を回復している。政府は「戦犯」を戦争犯罪人とは扱ってこなか
ったし、国会は4回も「戦犯」の釈放を求める決議を行い、東京裁判に参加し
た11カ国は昭和30年代初頭に講和条約第11条に則り拘禁者を赦免した。
刑罰終了で罪は消滅するのが近代法の理念。罪を償ったものを犯罪者扱いする
のは人権侵害。事実、「戦犯」の重光葵も賀屋興宣も釈放後に大臣となった。
釈放前に刑を執行されたものも同じ扱いを受けるべき。

 だが、小泉総理が「A級戦犯を戦争犯罪人と認識」するかぎり、いかに「恒
久平和を願って」参拝しても、戦争犯罪人が合祀される靖国の参拝自体を軍国
主義とみなす論理は反駁できない。総理が非難されるならば「『戦犯』は戦争
犯罪人ではない」と示さなかったことである。中韓のみならず国内にも、法的
にはそうでも「心情的に許せない」という声がある。しかし、日本人ならいち
ど冷静に歴史を振り返ってみるべきだ。「戦犯」だけに責任があったのか、教
えられた歴史は事実か、と。

 靖国参拝非難は中韓の指導者にとってはみずからの政治的安定をはかる手段
でもある。胡耀邦総書記が中曽根総理の参拝を利用されて失脚したのを見た胡
錦濤総書記は、その二の舞を避けたい。盧武鉉大統領は落ち込んだ支持率を反
日で回復したい。他国の政局に靖国を使われてはならぬが、靖国問題がこのま
までいいというのでもない。戦前は軍、戦後は一宗教法人となった靖国神社自
体の基準で選ばれたものだけが祀られ、かつ「神」とされるあり方には、「国
のために命を捧げたすべての人を心より追悼したい」という立場からも違和感
がある。

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2. ★ お知らせ! ★
  『マニフェスト白書2006 ―小泉政権の成績表』作成中!
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 昨年発表して話題を呼んだ『マニフェスト白書2005』から丸1年。昨年
からさらに自公与党のマニフェストはどこまで進捗しているのか。現在、調査・
分析を進めております。その結果は、『マニフェスト白書2006 ―小泉政
権の成績表』と題して、9月はじめに発表する予定です。

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3. ◇研究員コラム【国益考究】◇  
     第7回「テロの未然阻止〜最優先すべきインテリジェンス体制の強化」  
                    国家経営研究部研究員 金子将史
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 2001年の9.11テロ事件から間もなく5周年というこの時期、英国で
複数の旅客機の同時爆破を狙った大型のテロ計画が摘発された。今回のテロ計
画は、ペットボトルに液体爆発物を仕込むというものであり、各国とも機内へ
の手荷物持ち込み制限やセキュリティ検査を強化している。空港での警戒を厳
重にすることは、テロリストに対する一定の抑止効果を持つだろうし、また、
市民の不安感を沈静化することにも寄与するであろう。

 だが、液体物質などを機内に持ち込めなくしても、テロリストはいずれその
裏をかく手口を考案してくるだろう。大量の乗客へのセキュリティ検査にも限
度がある。輸送機関を狙ったテロ計画を、実行に移すまさにその段階で捕捉す
ることは相当困難である。

 テロの阻止は、テロリストが輸送機関に現れるよりもっと前の段階でこそ可
能である。テロ計画が大規模であれば、相当な準備期間を必要とする。という
ことは、断片的な情報の中から正確なインテリジェンスを作り出す体制が機能
すれば、テロ計画を事前に察知し、実行を阻止する余地も大きい、ということ
だ。今回のテロも、空港で発覚したわけではない。捜査機関とインテリジェン
ス機関が、数ヶ月にわたってテロ・グループを監視した結果、テロは未然に防
止されたのである。英、米、パキスタンのインテリジェンス機関の連携も功を
奏した。

 今回はインテリジェンス大国の面目をほどこした英国であるが、昨年7月の
地下鉄バス爆破テロなど、過去には多くの失敗を経験している。無謬のインテ
リジェンス体制はない。失敗をも糧としつつ、新たな環境にインテリジェンス
体制を適合させてきた英国の姿勢を、わが国も見習うべきであろう。

※関連提言「日本のインテリジェンス体制−変革へのロードマップ−」
 http://research.php.co.jp/seisaku/suggestion/seisaku01_teigen33.html

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4. ◆ 研究員スクエア ◆ 
【思想家・松下幸之助の読み方】   坂本慎一(松下理念研究部主任研究員) 
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 松下幸之助の著作を紹介しながら、経済学、西洋哲学、東洋思想と対比し、 
その現代的意義を考えていきます。   
 第55回は松下政経塾編『松下政経塾 塾長問答集─塾生との対話─』
(PHP研究所、1983年)─「問答」と「修行」の塾─です。  

▼内容はこちらへ▼   
http://research.php.co.jp/seisaku/square/square007_68.html

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5. ○ PHP新刊紹介 ○ 
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 下記にご紹介する書籍を、それぞれ3冊ずつプレゼントいたします。プレゼ 
ントの応募方法は、下記をご覧ください。 

・『「戦争責任」論の真実』(牛村圭著)
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・『歴代総理の通信簿』(八幡和郎著)
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 今月も「ホスピタリティ」をテーマにお送りします。ホスピタリテ 
 ィあふれる職場づくりをすすめるうえでは、その前提として従業員 
 満足度を高めることが不可欠です。今月は、その点について力石氏 
 より、事例を交えてお話を伺います。  

▼経営者フォーラム 

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                 養老孟司氏(東京大学名誉教授) 

 今月は超ベストセラー『バカの壁』の作者である、東京大学名誉教 
 授・養老孟司氏の講演をビデオ配信します。「脳化社会」「情報化 
 社会」を私たちはどう生きればよいのか、“養老ワールド”をぜひ、 
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 発行人:秋山憲雄 
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