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『PHPリサーチ・ニュース』 5月12日号 Vol.4No.080
発行日: 2006/5/12━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
『PHPリサーチ・ニュース』 5月12日号 Vol.4 No.080
http://research.php.co.jp/
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― INDEX ―
1. ☆ 巻頭コラム
「教育基本法をいじっただけでは『愛国心』など生まれない」
2. ★ お知らせ!
(1)「国内経済基礎指標」欄をアップ
(2) 携帯サイト「PHPできる人の本棚」好評配信中
(3)松下幸之助直話CD『未来へ語り継ぐ不易の経営哲学』発売中
3. ◇ 研究員コラム 【まちづくり工房】
「五輪招致に見る地域連携の演出」
4. ◆ 研究員スクエア 【思想家・松下幸之助の読み方】
5. ○ PHP新刊紹介
― 書籍プレゼントあります!―
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1. ☆巻頭コラム☆
「教育基本法をいじっただけでは『愛国心』など生まれない」
取締役 第二研究本部長 永久寿夫
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「愛国心」という言葉はキライ、「国を愛する」ことにも抵抗を感じるとあ
る学生が言っていた。国の派遣団の一員として海外を訪れる国家公務員志望の
ある若者は、配られた「日の丸」バッジをつけるのをためらった。多くの人が
同様の感覚をもっている。スポーツ選手たちは胸に「日の丸」をつけ、オリン
ピックやワールドカップの表彰台で「君が代」を歌うのを目標とするし、国民
も「日の丸」を振って彼らに声援を送り「君が代」が奏でられるのを誇らしく
思うのにである。
このアンビバレントな感情が生まれるのは、先の大戦で敗者となり、歴史の
中でつちかわれた固有の価値観や弱肉強食の国際社会を生き抜くための行動が
「悪」として否定された一方で、自由主義や社会主義という西洋的価値観にも
なじみ切れず、アイデンティティが宙ぶらりんになっているからだ。「悪」と
否定されたものこそが本来のアイデンティティであり、その象徴が「日の丸」
や「君が代」である。そこにしか安住できないのに、違和感や抵抗を覚えるこ
とになる。
自分の国を愛せないという人も本当は愛したいはずだ。それには「悪」では
ないことの立証が必要だし、それは『ゴーマニズム宣言』などのマンガでも行
なわれている。だが、度が過ぎればショービニズムに陥る危険性もある。重要
なのは、われわれ一人ひとりが国づくりに参加していると自覚できるようにす
ること。自分でつくったものは大事にするものだ。家族愛は親が子をつくるか
ら、郷土愛は自分たちで街づくりをするから生まれる。同じような他者を敬う
気持ちも生まれる。安全は米国まかせ、国からは取れるだけ取る、では教育基
本法の文面をいじっても愛国心など生まれない。
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2. ★ お知らせ! ★
(1)「国内経済基礎指標」欄をアップ
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ホームページ上に、「国内経済基礎指標」をアップしました。現在の国内経
済を読み解く基礎指標が一覧表(A4、2枚)にまとまっています。
消費・生産・金融・物価・雇用・貿易などの代表的な経済指標が、年度・四
半期・月ごとのデータとして盛り込まれています。景気判断の材料として、ま
た会議の資料としてもご活用ください。
▼内容はこちらへ▼
http://research.php.co.jp/seisaku/kokunai/seisaku08.html
(2)携帯サイト「PHPできる人の本棚」好評配信中
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電子書籍や音声/映像コンテンツを携帯電話で手軽に閲覧、購入できるDoCo
Moの公式サイト「PHPできる人の本棚」。政治からスポーツまで、豊富なジ
ャンルの書籍がご覧になれます。
また、雑誌『PHP』、『Voice』、『THE21』、『歴史街道』、
『ほんとうの時代』『PHPカラット』で掲載中のコラムや当社研究員による
「1分でわかる時事解説」など、現在話題となっているニュースをわかりやす
く解説するコラムもございます。
▼詳しくはこちらへ▼
http://www.php.co.jp/keitai/
(3) 松下幸之助直話CD 『未来へ語り継ぐ不易の経営哲学』発売中
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3. ◇研究員コラム【まちづくり工房】◇
第11回「五輪招致に見る地域連携の演出」
地域政策研究部研究員 佐々木陽一
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2016年夏季五輪開催に福岡市と東京都が名乗りを上げた。約40年前の
東京五輪は日本の復活を世界に示し、国民には未来への躍進を強く期待させる
ものだった。今、再び五輪を招致するからには、国力顕示型の五輪発想から脱
却し、成熟した日本に即しつつ世界に通用する新たな五輪像が必要である。双
方の開催理念を比べると、東京都は「都市の力こそ、まさに国力である」とあ
るが、新基軸は見出せない。これでは国威発揚どころか東京発揚にしかならな
い。一方の福岡市は「アジアに広がる新しいオリンピックを目指して」とあり、
アジアとの協調を新基軸にした新たな五輪像を描いており期待が持てそうだ。
両者ともに一定範囲に競技施設を集約するとともに、公有地や既存施設を活用
しコスト面でもコンパクトな大会を目指すというから、これに加わる新たな提
案が候補地選定の決定要因になる。
過去の開催地が首都級かつ国際的知名度の高い大都市に限られていることを
考えると、福岡が招致に成功するには、こうした不利な条件を覆すほどの招致
案を描かねばならない。そのためには国内外の共感を呼ぶアイデアが必要だ。
その手がかりとなるのは地域連携ではないだろうか。第1に国内連携である。
福岡市は「地方の時代」を強調しており、既にサッカー競技の新潟県開催を要
請したそうだが、さらにこうした国内連携を進める必要がある。第2に国際連
携である。玄界灘を挟んで韓国と隣り合う地の利を活かして、例えば釜山など
で一部競技を開催するくらいの発想を大胆に行い実践できれば、日韓の緊張緩
和に一役買うことになるかもしれない。これはオリンピズムの原則の1つ「平
和な社会の推進」にも適うはずだ。
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4. ◆ 研究員スクエア ◆
【思想家・松下幸之助の読み方】 坂本慎一(松下理念研究部主任研究員)
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松下幸之助の著作を紹介しながら、経済学、西洋哲学、東洋思想と対比し、
その現代的意義を考えていきます。
第48回は『若い君たちに伝えたい―明日の日本を拓くために―』(講談社、
1975年)─ 伝統の断絶と「国際化時代」─です。
▼内容はこちらへ▼
http://research.php.co.jp/seisaku/square/square007_60.html
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5. ○ PHP新刊紹介 ○
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下記にご紹介する書籍を、それぞれ3冊ずつプレゼントいたします。プレゼ
ントの応募方法は、下記をご覧ください。
・『図解でわかる!ユビキタス・コンテンツビジネスのすべて』
(ユビキタス・コンテンツビジネス研究会編,前坂俊之著,野口恒著)
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・『中村邦夫は松下電器をいかにして変えたか』(財部誠一著)
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・『そう考えると楽ですね』(岩井虔著)
http://www.php.co.jp/bookstore/detail.php?isbn=4-569-65230-1
・『頭の筋トレ。』(米山公啓著)
http://www.php.co.jp/bookstore/detail.php?isbn=4-569-65240-9
・『愚直に実行せよ!』(中谷巌著)
http://www.php.co.jp/bookstore/detail.php?isbn=4-569-64938-6
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