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プロを目指す学生たち〜学生時代にできること〜

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プロを目指す学生たち〜学生時代にできること〜

発行日: 2002/11/20


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■ ■       E T I C.      m a i l    m a g a z i n e
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■ ■ ■             2002.11.20    Vol.56-1(全3話)
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        密着取材!プロを目指す学生たち

          〜学生時代に出来ること〜
                
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                〜This week CONTENTS〜    
  
     今回3日連続でお届けする内容のご紹介
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●第一話 :夢、そしてはじめての挫折
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〇第二話 :衝撃的な出会い
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○第三話 :夢の実現にむけて
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■今回の「プロを目指す学生」 藤田 昭平さんの横顔


□名前:藤田昭平さん

□インターン先:(株)バードビュー
        http://ns.birdview.co.jp/
        インターネットマンションシステム(*)の
        企画・施行・管理

(*)インターネットマンション:あらかじめインターネットの
LANを構築されたマンションのこと。入居者のメリットは、
プロバイダの加入手続きや機器の準備が不要になること、高速
回線の利用ができること、また入居してすぐインターネットが
使えるということなど。

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      〜第一話〜 夢、そしてはじめての挫折
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■本号のポイント

みなさんは、小さい頃に受けた
『価値観をゆさぶる衝撃』を覚えていますか?
すごくうれしかったり、楽しかったこと、
また、すごく悲しかったり、嫌だったりしたことを
ちょっと思い出してみてください。

その中に、今の自分につながるキーワードは
隠れていないでしょうか?

今回の主人公、藤田さんは
小さい頃に感じた思いを、形にしていった方です。
漠然とした思いは、やがて目標という形になっていきます。
さらに、その目標のスケールは国を超え、地球を超え、
宇宙へと広がっていきます。

彼の目標は、どのように広がっていったのでしょうか。
そのきっかけは、第一歩は、どこにあったのでしょうか。
第一話は、彼が目標を持つようになったきっかけ、
そして意外にも、その『挫折』に迫ります。
 
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■■  国連職員への夢
■■

おばあちゃんっ子だった彼は、
小さい頃、おばあちゃんにくっつき、よく話を聞いていた。
その中でも、おばあちゃんの語る戦争体験は
彼に大きなショックを与えるものだった。

「何で戦争が起こるんだろう?」
幼い彼の中に、そんなシンプルな疑問が生まれた。

色々な話を聞かせてくれる、大好きなおばあちゃん。
しかし彼は、おばあちゃんの中に
たった一つだけ「嫌だな」と思うところを感じていた。

それは、彼の実家の周りに多かった、
在日朝鮮人に対するおばあちゃんの偏見だった。

「おばあちゃんが大好きだったんだけど、
朝鮮の人達に対する見下した考え方が
すごくいやだったんだよね。幼稚園くらいの時から、
それが気になっていた」。

戦争に対する疑問と、在日朝鮮人への偏見。
彼が抱えていた思いは、
成長するにつれて形をなすようになった。

「朝鮮の人達に対する偏見も、戦争が起こるのも、
みんなが“国”としての枠でしか
ものごとをとらえられないからだと思った。
だから、その枠を取っ払える仕事につきたいと
思うようになったんだよね」。

高校生になった彼が出した答えは国際公務員、
つまり国連職員になることだった。

■■
■■  はじめての挫折
■■

国連職員を目指すことを決めた彼は、
高校時代には英語にも力を入れた。
そして大学進学を決める際も
国際関係を学べる学部を選んだ。

上京して大学に進むと、早速、
国際問題を扱うNPOでイベントの手伝いをするなど
目標に向かっての行動を積極的に開始した。

ある日、国際問題を扱うセミナーに参加した彼は、
現職の国連職員の方と会い、
話をする機会を得ることができた。

そこで語られたのは、
彼が想像していた国連職員の仕事とはかけ離れたものだった。

「国連の中ってものすごい官僚体制で、
上下関係がすごく厳しい世界だって分かったんだ。
その中で“国”の枠を払えるようなポジションにつくには
ものすごい時間や労力が必要だし、
結局のところ国連自体も国にしばられた組織であることに
気付いてしまったんだ。そこでまず
『これは自分とやりたいことと違うのでは・・・』
って思い始めたんだ」。

国連職員への道は、ほんとうに自分の歩むべき道なのか。
彼は1年生の後半から、そのことに悩みつづけた。

国連職員になって、
一番やりたかった仕事が国連難民高等弁務官の仕事だった。
難民をサポートし、
彼らが夢を描けるようになってもらいたい。
それからさらに、戦争を仲裁して世の中に貢献したい。
国連であればそれが可能ではないか。

しかし、彼の漠然としたイメージと
職員の方から聞いた話はかけ離れ、
今までの思い入れがすべて崩れてしまったような気がした。

彼は生まれて初めての挫折感を味わったのだ。

それからは部屋にとじこもり、
現実から逃げるように小説ばかりを読みつづけた。
もちろん学校にも行かなかった。

そんな生活は、実に数ヶ月も続いた。

■■
■■  意外な刺激
■■

「さすがにこのままじゃやばいと思うようになって」。

1年生が終わろうとする2月、彼は重い腰を上げ、
少し外に出ようと思い立った。

そして、インターネットプロバイダーの
カスタマーサポートサービスの
アルバイトを始めることにした。

しかし当時、彼はパソコンのソフトは
Wordですら満足に使えない状態であった。

「これから、パソコンの能力が必要になってくることは
感じていた。でも、お金がないから、
いかにお金をかけずにパソコンのスキルが
身につければいいのかなと思っていた。
そこで、この会社でバイトしようと思ったんだ」。

3週間の研修を経て始めたアルバイトは、
思っていたよりも彼に刺激を与えた。
それは、同期の十数名の中に、
30歳を超えた大学の講師や会計士を目指す人がいたからだ。

今まで周りにいた学生とは、
全く違う世界に踏み込んだ気がした。
そして少しずつ、外の世界に対する興味が
戻りつつあることを感じるようになっていった。
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