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プロを目指す学生たち〜学生時代にできること〜

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プロを目指す学生たち〜学生時代にできること〜

発行日: 2001/12/8

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■ ■       E T I C.      m a i l    m a g a z i n e
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■ ■ ■             2001.12.08    Vol.33-3(全3話)
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  密着取材!プロを目指す学生たち

                 〜学生時代に出来ること〜

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                〜This week CONTENTS〜    
  
     今回3日連続でお届けする内容のご紹介
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○第一話 : 将来への不安、迷い
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○第二話 : もう一つの選択肢
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●第三話 : これからの自分への課題
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■今回の「プロを目指す学生」 大塚 万紀子さんの横顔


□名前:大塚 万紀子さん
□所属:中央大学中央大学大学院
         法学研究科民事法専攻 博士前期課程1年

□1)インターン先:東京シティ法律税務事務所
                   http://tokyocity.co.jp/
      20人という弁護士事務所にしては比較的大きな所であり、
     それぞれの専門分野で多様な解決策を生み出す。
     また、弁護士の先生だけでなく司法書士、
     税理士の方々も在籍し、より広い範囲・広い視点からの
     諸問題の解決が可能である。

   インターン先業務内容:
     提出書類の記入もれチェックや、簡単な入力作業など
     基本的な事務作業。
     その他に弁護士の先生について、裁判の傍聴、
     和解調廷の場に同席する

 2)インターン先:楽天株式会社(ぴーぷる部)
                   http://www.rakuten.co.jp/
     インターネットショッピングモール「楽天市場」の運営
     ぴーぷる部では、社員同士のコミュニケーションの活性化、
     働き易い環境づくり。楽天を作り支えていく人材の採用
     および研修、人事制度の企画立案、オフィスハード面の
     立案・設営・管理、 社内イベントの企画など、人事総務全般
     を取り仕切る業務を行う。

   インターン先業務内容:
     ・インターン生全員の統括、及びインターン生の社内認知度
      を向上するための活動(社内広告、HP作成など)、
      インターン生による成果発表会(プレゼン大会)の実施。
     ・組織を活性化させるための社内イベントの告知・運営補助
     ・採用情報やデータ処理の補助、面接資料作成の補助など、
      人事業務全般に関するサポート業務
       
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      〜第三話〜  これからの自分への課題
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■前号のあらすじ

「弁護士になりたい」
法律事務所でのインターンを経験し、その想いを強めていった。

2週間のインターンが終了し、すぐに以前から決めてあった
企業でのインターンがはじまった。

楽天での仕事は、人事業務全般に関するサーポート、それに
インターン生の統括だった。
どちらの法律には直接関係のない仕事。
だが、実際にやってみることで、次第にその重要性が見えはじめた。

過渡期まっただなかの「楽天」という企業で働くことに、彼女自身
大きな意義を見出していた。

そして、そこから自分の進むべき道を見つけはじめたのである。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■■
■■  プレゼン大会
■■

楽天でのインターンをはじめて2ヶ月程経った10月のはじめ、
「インターンの中間成果発表会」と題し、インターン生たちによる
プレゼン大会を企画した。8人それぞれが、会社に対して何らか
の提案をするというものだ。

1度中間期で立ち止まり、自分自身今までやってきたことを振り返る。
そのことを踏まえた上で、さらに新しい提案をする。そこから、発表
者であるインターン生にとって何か得られるものがあると考えたのだ。

プレゼン大会は10月のはじめに行われた。当日は1人約7分。
それぞれが自分の業務を活かした個性的な提案が出された。

同じ社内にいても、8人それぞれのインターンをする目的が違い、
そこでの業務内容も違ったものである。別の部署の人が出した提案
は、直接自分に関係のないものかもしれない。

しかし、「プレゼン大会」という1つの場を共有したことで、自分自身の
良い面・悪い面だけでなく、他の人の良い面・悪い面も理解できるよう
になった。参加してくれていた社員の方々からも、提案に対して「コスト
面」「実現可能かどうか」などのコメントをもらい、盛り上がりとしては
満足できるものであった。

■■
■■  自分の役割
■■

しかし、彼女自身に1つ反省点が残った。それは当日の彼女自身の
働きにある。そのときまでは、準備や進行などは企画立案者であり、
全体を把握している自分がやったほうが早いし、うまく行くと思って
いた。しかし、そうではなかったのだ。

自分1人が動き回っていても作業効率が悪くなってしまう。そして、
一番大切な一体感を損なってしまうのだ。この企画を通して彼女が
得たもの。それは「人とうまく仕事をすること」の重要性だ。

リーダーとして責任をすべて背負うのではなく、個々を信頼し、
的確に仕事を振る。そうすることで、みんなの能力を引き出すこと
が大切である。

そして、それが自分の役割であることに気が付いたのだ。

「今回のプレゼン大会、そして楽天でのインターンを通じて感じたこと。
 それは『ファシリテーター』的な役割を担いたいということです」。

相手のことを考え、相手が力を発揮しやすい環境を作るファシリテー
ターという役割。人と人、人と会社をつなげ、個人値では発揮できな
いチームとしての力を高めてゆくことができるのだ。

■■
■■  針路を変える
■■

それは、同時に法律事所での経験を通して必要性を感じた、人間力
や多様性というものにも通じてくる。弁護士はクライアントを含め、
紛争に関わるすべての人のことを考え、問題に対応していた。

そして、法律という手段を使って、人と人、人と社会・地域をつなげ、
立場の弱い人々でも安心して暮らせるような環境を作ってゆきたい
というのが彼女の想いだ。

個々の価値を世の中の価値にまで引き上げるためには、人間力
や多様さが必要である。そうでなければ、さまざまな立場の人を
理解し、社会や地域とはつなげることはできないのだ。

このことがきっかけで、彼女は世の中をもっと知りたいという想い
を強めていった。

「弁護士になりたい」そのことは変わらない。
ただ、それまでの道のりが変わったのだ。

■■
■■  夢への確信と自分の課題
■■

「弁護士になるためには、資格以上に必要なものがあるとわかりまし
 た。そして、そのために自分がすべきことも見えてきました。何年か
 後にはロースクールもでき、資格という意味での弁護士へのチャンス
 は広がります。それまでに、もっと自分を磨くこと。それが自分自身の
 課題です」。

今後、彼女はもっと社会を知り、多くの経験を積みたいという。1度社会
に出て弁護士を目指すということは、一見すると遠回りのように感じる。

しかし、彼女にとっては、遠回りではない。それが、自分がなりたい弁護
士にはなるために、彼女自身が選んだ道なのだ。

法律事務所でのインターンで、自分の夢への確信を得た。そして、楽天
でのインターンを通して自分の足りないもの。自分に必要なものがはっ
きりとわかった。

法律の世界を一度離れたからこそ、違う社会を見たからこそ、本来の
自分の進むべき道に気が付くことができたのだ。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
               ♪編集後記♪


「自分が輝いている瞬間を作りたい」。
インタビューのときに大塚さんが語ってくれた言葉です。

何かに一生懸命になっている人は、いつも輝いていると思います。
一瞬、一瞬にその人の想いが詰っていると思います。

そして、その想いは人に伝わります。

仕事でも、ボランティアでも、人を助けたい、力になりたい
と思うのなら、まず、自分自身を磨いてほしいです。

輝いている人に助けられて、はじめて人は救われる。

今回、イキイキと輝いている大塚さんと出会って、強く
そのことを感じました。


   
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