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研修とコンサルティングの株式会社チェンジ Presents
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『ジェネ・どん!』第3号:peer to peer?
(ジェネレーションギャップ、どんと来い!)
「なぜ若手はこうなんだ?」「なんで上司にこう見られるんだ?」
悩ましいジェネレーションギャップも、カラクリを知れば怖くありません。
ギャップを知って理解して、ビジネスに活かしていきましょう。
ジェネレーションギャップ、どんと来い!
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読者の皆さま
こんにちは。株式会社チェンジの山秋です。
最近は最高気温が30度以上の毎日で、
まだまだ夏は続くようですね。
そんな真夏に連載中の「ジェネ・どん!」、
夏よりも一足お先に折り返し地点です。
そろそろ、上司の皆さんは、
・ポジティブな「最近の若いモンは・・・」を言えていますか?
そろそろ、若手の皆さんは、
・自分達ならではの強みを意識的に仕事に活かして、
上司に評価してもらっていますか?
今週も、研修講師が生で感じた若手社員(社会人1〜5年目)の姿や、
実際に見聞きしたエピソードを織り交ぜて、お話を進めて参ります。
合言葉はおなじみのこちら。
「ジェネレーションギャップ、どんと来い!!」
◆◆◆今日のテーマは…「peer to peer」◆◆◆
最近の若手社員の特徴に、「peer to peer」という要素があります。
こちら、若手の特徴としてではなく、
コンピューターの技術用語として聞きなれている方のほうが
多い言葉かも知れません。コンピューターの文脈では、
「ホストコンピューターの介在なしで、
コンピューター同士がサービスもしくはデータを直接交換できる技術」
という意味を持ちます。
この「peer to peer」が若手社員の特徴に挙げられる時、
そこにはこんな意味合いがあります。
・同期や親しい人間としか話さない
・集団の中で競争しない
・上の年次に対する積極性がない
つまり、「peer(仲のいい人、同僚)」との横の関係を重視し、
気にしすぎる傾向があるということです。
それが、若手社員にとって「peer」の関係に無い上司達から見ると、
抜きん出て目立つ若手がいなくて物足りない印象になるようです。
参考:IT Pro Dictionary
http://itpro.nikkeibp.co.jp/word/page/10001369/
◆◆◆どうして「peer to peer」と言われるのか◆◆◆
では、どうして若手社員の特徴に「peer to peer」が挙げられるのでしょう。
その要因に、若手社員が持つ、
「少子化」「インターネットコミュニケーションの中で育ってきた」
という2つの背景があります。
日本は、第2次ベビーブームと呼ばれた1973年をピークに、
出生率が低下しています。
また、彼らが生まれた1980年代は、
景気回復と出生率低下が同時に起こった時代でした。
少子化の加速、それに伴う核家族の増加により、
若手社員達は、集団に所属する意識を持ったり、
色んな世代の人とコミュニケーションを取る経験が少なくなっています。
一方で、インターネットのような「横のつながり」には積極的で、
近しい人や友人、同僚といった人とのつながりを重視します。
そのため、横のつながりを安定させたいあまりに、
目立たないようにしたいと思ってしまうのです。
◆◆◆そんな新入社員/若手の強みとは?◆◆◆
このような時代背景の中で育った若手社員達。
弱みばかりに注目が集まりがちですが、
強みはどのようなものなのでしょうか?
それは、弊社の研修講師が、
部下を持つ受講生の方から伺った話にヒントがありました。
「会議中の発言が少ない若手がいて、どうしたものかと思っていた。
しかし、数少ない発言をよく聞いてみると、
会議で話題が混乱している際に発言内容を要約したり、
意見が出なくて場が盛り下がっている時に発言したりと、
会議の雰囲気に応じて、自分なりに発言頻度をコントロールしていた。」
「社員旅行の企画を若手中心で行わせた。
若手向けに偏った企画になるかと思っていたが、社員にヒアリングし、
過去の社員旅行への感想や社員の意識を探り、
企画から運営まで成功させた。」
このように、若手社員達は、
「周囲の雰囲気に対して敏感」という力を持っています。
相手がどう思っているのか、
何をしたいのかを考える繊細さがあります。
皆さん、「KY」という言葉はご存知かと思います。
これは、「空気読めない」の頭文字を取った2007年の流行語です。
その場の雰囲気や状況などを察することができない人や、
察することができていない状況を意味します。
(余談ですが、もともと「KY」という言葉は、
「危険予知」という工場現場での用語として存在していました。)
この言葉の流行が示すように、
若手社員の世代は「空気」を非常に気にしています。
しかし、この現象は「チームの中で空気を読むこと」に対する、
若手社員達の意識の高さを表しているんです。
◆◆◆上司の皆さんへ◆◆◆
いかがでしょうか?
「peer to peer」の彼らは、こんなに羨ましい力を持っていました。
例えば、弊社のメンバーも、こんな経験をしたそうです。
「入社2年目の後輩が、自分からはなかなか動いてくれなかった。
ところが、社内の若手中心で行う業務の責任者としてその後輩を据えたら
若手同士の調整を上手く進め、無事に業務を行ってくれた。」
また、実際に新人研修で新入社員の方と接すると、
「皆さん、グループワークがとても得意。
特に、相手の主張をきちんと聞いて受け入れる姿勢があり、
メンバーの表情を見ながら意見交換をしている。」
という様子が見られるそうです。
まさに、「peer to peer」の強みが発揮されています。
近しい間柄同士のコミュニケーション力の高さ、
そして相手のことを考えながら作業を進める意識の高さは、
若手の強みだと言えます。
───決めの一言:「気が利くなあ!」───
若手社員は、上司のことを本当は気にしていながらも、
つい慣れ親しんでいる「peer to peer」を優先してしまいがちです。
しかし、一方で、若手社員向けのアンケートでは、
不安事項に「人間関係」をあげたり、
「早く会社の雰囲気に打ち解けたい」と思う答えが多く出たりと、
若手は人間関係に強く興味を持っている世代です。
また、「peer」との関係を気にして、
自分だけが上司世代と親しくなることを恐れがちです。
お互い慣れていない世代同士でもありますので、
積極的に声をかけましょう。
そして、若手が嬉しいと思うのはこの言葉。
「気が利くなあ!」
人間関係が上手くいくかどうか、「KY」になっていないかどうか、
とにかく気にする若手社員達。
「今の動きよかったよ!すごいよ!」と伝えることで、
若手社員との距離をぐいぐい近づけましょう。
─参考:不安事項に「人間関係」が浮上した07年、きずな重視の08年─
<07年度新入社員(現在2年目)>
「これからの仕事で不安に感じること」というアンケートに、
3位 「上司との人間関係」(06年4位)、
4位「同じ職場の人たちとの人間関係」(06年7位 )が浮上した年でした。
(1位能力、2位語学力は例年通りランクインしています。)
<08年度新入社員(現在1年目)>
「人間関係構築のために有効だと思う取り組みは?」に対して、
若手は飲み会や社員旅行、運動会を支持しています。
日本能率協会の分析では、
「会社の雰囲気(風土)に早く溶け込みたいといった意識の表れ」
と述べられています。
参考:日本能率協会
2008年度 新入社員「会社や社会に対する意識調査」結果の発表
http://www.jma.or.jp/news/release_detail.html?id=20
◆◆◆若手社員の皆さんへ◆◆◆
若手社員の特徴に「peer to peer」が挙げられるのには、
皆さんが育った時代背景が、
今までお話してきたように解釈されてきたためでした。
今回も、この先入観を利用してみませんか?
───決めの一言:「飲みに連れて行ってください!」───
自分の職場には、同期よりも年上の人の方が多いはずです。
その人達と親しく話ができた方が、
仕事のやりやすさも、楽しさも断然高まります。
年次が上の相手にも、同世代の集団の中にいる時のように、
「仲良くなりたい」「話がしたい」という気持ちを伝えましょう。
普段よりも気を使うし、「空気」が読みにくいかもしれませんが、
実はこのようなメルマガが生まれるくらい、
上司も若手のことがわからないのですしし、その分、
上司も若手のことが気になっているのです。
まずは、「飲みに連れて行ってください!」と若手社員から言うことで、
上司に親しくなりたい気持ちを伝えましょう。
きっと、若手社員からの誘いに、驚きながらも喜んでくれるはずです。
飲みの席で色んな話をしながら、「空気を読む」という評判通り、
相手のことを気遣える強みを発揮すればいいのです。
一緒に深い話をできて、繊細に自分を気遣ってくれる部下の存在は、
きっと上司にとって嬉しいはずです。
「上司が誘ってくれないから行かない」のではなく、
飲みだけではなく、趣味でも部活動でも、
「知りたいです!」という気持ちを伝えて見てください。
上手く利用すれば、一見マイナスに思えるイメージも、
自分の評価をぐっと上げる要素になるんです。
決めの一言「飲みに連れて行ってください!」、是非使ってみて下さい。
──────────────────
それでは、本日のメルマガはここまでです。
本編は残り2回となりますが、
これからも若手社員と上司のジェネレーションギャップを、
あれよあれよと埋められるメルマガをお届けして参ります。
そして、読者の皆さまが胸を張ってこう言えるお手伝いになれば光栄です。
「ジェネレーションギャップ、どんと来い!!」
それではまた来週お会いしましょう。
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