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【聖書】不作為ということ

発行日時: 2008/3/15

  おはようございます。

  ひと雨ごとに春が近づいてきます。空気があたたかいです。
  水道の水も、もう我慢できないほどの冷たさではありません。
  桜の花はもうしばらくすれば咲き始めることでしょう。
  あーぁ、春です。すべてが春です。気持ちイイ。

  ■□■ 本日のコーナー ■□■

  1.聖書のお話  : 不作為ということ
  2.ちょこっと聖句: あなたを照らす光
  3.雑談喫茶室  : 安モノ買いの・・・

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   ★☆★☆  (^^)/ [聖書のお話] コーナー (^^ゞ  ☆★☆★
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  《今日の聖句箇所》 旧約聖書 創世記 19章 1−3a節

   そのふたりの御使いは夕暮れにソドムに着いた。
   ロトはソドムの門のところに座っていた。ロトは彼らを見るなり、
   立ち上がって彼らを迎え、顔を地につけて伏し拝んだ。
   そして言った。「さあ、ご主人。どうか、あなたがたのしもべの
   家に立ち寄り、足を洗ってお泊まりください。そして、朝早く旅
   を続けてください。」
   すると彼らは言った。「いや、わたしたちは広場に泊まろう。」

   しかし、彼がしきりに勧めたので、彼らは彼のところに向かい、
   彼の家の中にはいった。

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 ソドムとゴモラに住む人々のあまりにも放縦で罪深かく、しかもその罪につい
てまったく悔い改めようとする気のない姿に失望された神様は、彼らを町共々滅
ぼすことにされました。ただ、それに先立つこと少し前に、神様がアブラハムと
交わした約束に基づき、この町に果たして正しい者が10人いるかどうかを確か
めるために、ふたりの御使いがソドムの町へと送られました。そして彼らは町の
入り口の門の所でロトと出会ったのでした。

 実はロトは、毎日夕暮れ時になると町の入り口門の近くに座り、ここにやって
来る「よそ者」や「旅人」を見つけては自分の家に招いていたようです。この時
もいつものように門のところで座っていると、そこへ見知らぬ人々が近づいてき
たので、それで早速「是非私の家に泊まってください」と彼は言葉をかけたので
した。しかし彼らは《いや、わたしたちは広場に泊まろう》と返事し、野宿する
こともいとわない覚悟だと語りました。しかしロトはそれでもなお、是非自分の
家に来るようにと《しきりに勧めた》のです。

 一体どうしてなんでしょう?何故ロトはそんなにまでして彼らを自宅に招きた
いのでしょう?もしやこの町には旅人を泊める正規の宿がなく、それでロトは自
宅の一部を宿として開放し、そこで得る幾らかの宿泊料を生活費に充てていたの
でしょうか。いいえ、もちろんそんなことではありませんでした。ソドムの町が
たとえどんなに小さな町であるにしても、旅人の5人や10人ぐらいを受け入れ
る宿はあったはずですから。

 では、ロトはお節介焼きなのでしょうか。はい。そのとおりです。しかもそれ
は「相当の」お節介焼きだったのです。

 実は、彼は知っていました。この町の人々がいかに無法で悪に染まった人々で
あるかを。また特に「よそ者や旅人」にとっては危険な町であったかを。おそら
くロトはかつてそういう事件?をいくつも目にしてきたのでしょう。ですから彼
は、夕暮れ時になってソドムの町に入ろうとする旅人やよそ者たちを見つけると
大急ぎで駆け寄り、彼らを町の人々から、その危険から守りたいとの思いで自宅
に招くことにしていたのです。

 ロト自身はまことの神様を畏れ敬う、正しい人でした。かつてはアブラハムと
行動を共にしていましたが、互いの繁栄に伴なって別生活に入ることを余儀なく
され、結局アブラハムと袂を分かってのち約20年間、今ではロトはソドムの町
で生活する者になっていました。彼のこの選択には人生における大きな過ちがあ
ったことですが、しかしそれでも神様を畏れ敬う彼の基本的生き方、あり方には
その後もブレがなく、邪悪な町の中で誘惑は多いものの、ロトとその家族は神様
と共に生きる道を決して踏み外すことはありませんでした。

 ですから今回、神様がソドムに対して厳しい措置を現わそうとされるにあたり
「ロトとその家族だけは何とか救ってやりたい」とのあわれみが下され、救いへ
と導かれる余地を残してくださったのです。もちろんこうした方向付けには、先
にアブラハムと交わした例の約束(正しい者を悪しき者と共に滅ぼすことはしな
い)があったことも事実です。

 神様の審判がソドムとゴモラに臨んだとき、この町を逃れることが出来たのは
実にロトとその妻および二人の娘だけでした。ただしこの審判から最終的に救わ
れたのは、ロト本人と娘二人だけ。ロトの妻は逃げる途中で「神様の言葉への不
忠実」から、せっかく助かった命を自ら放棄してしまいました。聖書は、審判を
受けた彼女が「塩の柱」になったと記しています。悲しく残念な出来事でした。

 ところで今回注目したいこと、それはロトの家族に示されたあわれみについて
ではなく、実は毎日夕暮れになると町の入り口の門に座し、入ってくる旅人やよ
そ者たちを「想定されるあらゆる危険」から守ろうとの思いから、熱心に呼びか
けを行なうロトの姿について、です。

 先日ニュース番組でこんな言葉が話題に上っていました。聞いた方もおられる
と思いますが、それは『不作為』という言葉です。意味するところは『行為の一
種で、あえて積極的な行動をしないこと。起こさないこと。』だそうです。薬害
などの一件で、ときの政府や関係者たちが「事実を知っていながら、あるいは将
来起こり得るであろう状況を把握しておりながら、実際には何の手立ても講じな
かった」ことに、ある議員が批判した際にこの言葉を用いていたのです。

 たとえば、乳児に乳や食物を与えなければ将来その子はどうなるか? 明らか
に死に至ります。ところが、そうなることが分かっていながら、つまりその結果
を十分知りながら、あえて授乳をしない母親が(もし)いたとしたら・・・。そ
れは立派な「殺人」であり「犯罪」です。

 ところが現代を生きる私たちの中には、何かにつけ「知っていながら知らない
素振り」をしたり「言わなければならない時に、あえてだんまりを決め込む」人
間があまりにも多いと思います。「触らぬ神にたたりなし」なのか、人はそれぞ
れ自分のことのみを考え、結局は目の前にある真実にさえ目を、耳を、口をふさ
いでしまう。知らなかった。聞かなかった。見なかった。こうした結果が、将来
にどんな重大な事故や事件を生んでしまうかも知れないのに・・・。
 私たちが、少なくとも今のような生き方、あり様を続けていると、将来誰もが
容易に「犯罪者」となり、事件の「加害者」となり得るのです。あなたも決して
例外ではありません。

 「私は無関係だ」「私は知らなかった」と叫ぶ人が当然いることでしょう。し
かしあえて質問させていただきたいのです。あなたは本当に「知らなかった」の
ですか?「知らない」のですか?
 もし「知っている」のなら、何もしない、行動を起こさない「不作為」は罪で
す。いま、ロトの姿に学んでください。何をやってんだ、とロトの行動をせせら
笑っう人や冷ややかな視線を注ぐ人はきっとあの町にも大勢いたと思います。し
かしそれでもロトは彼らに屈せず、むしろ彼の心と真の行為を見られる神様の視
線を意識して、信念と信仰に従って旅人を迎え、もてなしたのです。その行為は
きっと神様の目に尊く映っていることと思います。
 
 義を見て為さざるは、勇無きなり。正しいことを行なうには、時に勇気がいり
ます。しかしパウロは私たちにこう証言しています。《神が私たちに与えてくだ
さったものは、臆病の霊ではなく、力と愛と慎みとの霊です》と。もし勇気が必
要なら、惜しげなく与えてくださる神様に求めましょう。そして実行あるのみ。

  □□ 聖書の言葉 □□

    思い違いをしてはいけません。
    神は侮られるような方ではありません。
    人は種を蒔けば、その刈り取りもすることになります。
    自分の肉のために蒔く者は、肉から滅びを刈り取り、
    御霊のために蒔く者は、御霊から永遠のいのちを刈り取るのです。

     (新約聖書 ガラテヤ人への手紙 6章 7−8節)

    なすべき正しいことを知っていながら行なわないなら、
    それはその人の罪です。

     (新約聖書 ヤコブの手紙 4章 17節)

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   ■◇◆□ (^^)/ [ちょこっと聖句] のコーナー (^^ゞ □◆◇■
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    新約聖書  ヨハネの福音書 1章 9節 (別訳)

    ── まことの光があった。
       それは世に来て、すべての人を照らすものである。 ──

      神様の御声があなたの心に届きますように。

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   ■◇◆◇  (^^)/ [雑談喫茶室] のコーナー (^^ゞ ◇◆◇■
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            安モノ買いの・・・

 あなたは一足1万円もする長靴を御存知ですか?もちろんご婦人方が普段お履
きになるファッションブーツではありません。魚市場で男どもが履く、れっきと
した水仕事用の長靴です。

 私は物を知らなさ過ぎるのか、先日まで「水仕事用」のそんなに高い長靴があ
るとは知りませんでした。ちなみに普段愛用している私の長靴は「働く人の店」
で購入する一足1980円の代物です。ま、長靴のことですから「消耗品」とし
ての認識しかない私は「高くても3千円が購入金額の上限」と考えてきました。
一足につき約半年ペースで履き潰してきました。靴底に穴が開いたり、手鍵で外
ゴムを傷つけてしまうのです。そんなこんなで、一年間に約4千円の出費を繰り
返しています。

 先日同僚と話をしていた折、たまたま話が長靴のことになり、その際彼が自分
の長靴を指差して「これ1万円するネン。かれこれ5年になるかなぁ。」って言
ったんです。えっ!?と思いました。5年も経っているようには全然思えないほ
ど、その長靴は表面も内側もきれいで、靴底もほとんど磨り減っておらず、全体
的にしっかりとしていたからです。それはまるで数日前に買って来たかのような
そんな感じの長靴でした。普段から十分な手入れが為されてきたであろうことは
容易に想像できますが、それにしても、これはすごい。

 彼曰く「チョット高いけど、長い目で見れば良い買い物をしたと思うてるヨ。
まだまだ履けるからなぁ」と。確かにそうかもしれません。私はこの5年間に約
10足の長靴を買い換えたわけで、金額にして2万円出費したことになります。
ということは・・・??? おいおい、何という無駄遣い。昔の人はうまく言っ
たものです。安モノ買いの銭失い、と。

 それは私のことでした。とはいえ、おいそれと1万円もする長靴には手が出せ
ません。トホホ・・・ あなたならどうします?

 〓【 通信後記 】〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 † 〓〓

 ■本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
  ご意見、ご感想などありましたらコメントをお願いします。

  三月二十三日はイースター。キリスト・イエス様の復活祭です。
  あなたの罪のために死んでくださった神の子イエスの「十字架と甦り
  の出来事」に思いを馳せましょう。
  教会では十字架に関連するメッセージがお話されます。
  是非近くの教会に足をお運びください。

 ■キリスト教テレビ番組『ライフ・ライン』の御案内です
    ※ 受信局によって放映日時が異なりますので御注意ください

  ≪土曜日放映局≫
    青森テレビ 朝6:00〜   福島放送    朝6:00〜
    新潟放送  朝5:30〜   千葉テレビ   朝7:00〜
    テレビ埼玉 朝8:00〜   静岡第一テレビ 朝5:00〜

  ≪日曜日放映局≫
    びわこ放送  朝7:15〜  サンテレビ   朝7:00〜
    北海道放送  朝5:00〜  群馬テレビ   朝7:00〜
    テレビ神奈川 朝8:30〜

 ◆3月の放送予定(番組内容が変更になる場合もあります)

  第1週 「みんなの森」 ─ 永見 とくよしさん ─ 
   神奈川県横浜市に住む音楽家永見とくよしさんは、音楽活動のほか
   不法投棄のゴミでいっぱいだった森を地域の人々の憩いの場に変え
   るなど、様々な活動を行なっている。そのあたりのお話を伺う。

  第2週 「教会は神の家族」─ ダニエル アイバーソンさん ─
   アメリカ人宣教師のダニエルさんは、千葉県千葉市の「あゆみ野キ
   リスト教会」で牧師をしている。今年1月、彼の子供や孫たち、総
   勢20人のファミリーが一堂に集まった。教会のゴスペルクワイヤ
   活動などの様子を紹介する。

  第3週 「Natural Comfort」─ 森 文香さん ─
   染色家の森文香さんは、武蔵野美術大学を卒業後、茨城県で伝統工
   芸の織り子として働いた。2006年からは地元である横浜で草木
   など自然の素材で染めた糸で織った布を用いて独自の作品作りに取
   り組んでいる。作品作りに対する思いや願いを伺う。

  第4週 「イースターのよろこび」
   村上のぶ道牧師がキリストの十字架と復活の意味を聖書から語る。
   またイースターを象徴するものの一つである卵。その殻にアートを
   施すエッグアートを西村マリ子さんに紹介していただく。

  第5週 「いのちの輝きに魅せられて」─ 市川 正美さん ─
   広島県在住の布絵作家市川正美さんは、身近な草花や野菜、魚など
   を、古い布を使って表現している。作品を作る中で、どんな小さな
   ものにも「いのちの輝き」があることを知ったという。作品を通し
   てお話を伺う。
  

 
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ペンネーム : Anthrowpos

  • 滋賀県大津市在住のキリスト教プロテスタント系牧師です。早朝バイトに精を出しつつ、日曜礼拝と祈祷会、聖書の学び会を三本柱に毎回集会を開いています。また小冊子・チラシの配布を通して地域への布教活動にも取り組んでいます。

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