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【聖書】わずか十人なのに

発行日時: 2008/3/8

  おはようございます。

  どうしましょう、今年も黄砂の季節がやってきました。しっかり洗った
  愛車を(予想通り)黄砂はたったの一晩でこってりと汚し、翌朝それを
  見たときは「がっかり」のため息しか出ませんでした。
  ただ、お隣韓国ではもっと事態が深刻で、先日には「黄砂警報」が出た
  と聞き及びます。幼稚園や小・中学校が臨時休校になったとのこと。

  花粉症対策で大変なこの時期、加えて黄砂対策もしなければなりません。
  外出は控えるように。家の窓は開けないように。洗濯物は外に干しては
  いけません。外出から戻った時はいきなり屋内に入ることをせず、まず
  外で服のチリ、頭髪や帽子に付着しているかも知れない黄砂を払い落と
  しましょう。家に入ったなら、うがいは励行です。もちろん手洗いも。

  しばらくの間は厳戒態勢ですよ。各々方、油断めさるな! (グズッ)

  ■□■ 本日のコーナー ■□■

  1.聖書のお話  : わずか十人なのに
  2.ちょこっと聖句: 私のさいわい

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   ★☆★☆  (^^)/ [聖書のお話] コーナー (^^ゞ  ☆★☆★
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  《今日の聖句箇所》 旧約聖書 創世記 18章 23、25節

   アブラハムは近づいて申し上げた。「あなたはほんとうに、正しい
   者を、悪い者といっしょに滅ぼし尽くされるのですか。


   正しい者を悪い者といっしょに殺し、そのため、正しい者と悪い者
   とが同じようになるというようなことを、あなたがなさるはずがあ
   りません。とてもありえないことです。全世界をさばくお方は、公
   義を行なうべきではありませんか。」

  ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

 アブラハムの甥ロトとその家族が住んでいたソドムの町は、以前からゴモラと
共に非常に罪深い町として一般に知られていました。人々の倫理や道徳観念は荒
廃し、社会正義や法の秩序も大いに乱れていたのです。当然神様はこの現状につ
いて御存知でした。というのも、彼らの魂のうめき、叫び声が天に届けられてい
たからです。そこで神様はあるご計画を立てられました。それは、この町の実態
をいま一度確かめてから、その結果次第で町を完全に地上から滅ぼし去ってしま
おう、というものです。

 神様はそのために御使いを地上に遣わされました。この時彼らは、いきなりソ
ドムに向かうのではなく、ロトたちから離れて住んでいたアブラハムの天幕に立
ち寄っています。この寄り道には実は理由がありました。すなわち、神様がアブ
ラハムとサラに与えた子どもに関する約束を、彼らが今も信仰を持ってしっかり
受け止めているかどうかを確認する、つまりアブラハムたちの神様に対する信頼
の実態を探る目的もあったのです。案の定、妻のサラは、事の不思議さゆえにな
お確信が持てていなかったようです。あまりにも現実的でない神様の約束に、ど
うしても疑う心を捨てきれなかったのです。御使いは、そんな彼女の不信仰を少
々責める思いで《主に不可能なことはありません》と再度戒めたことでした。サ
ラはこの後、ソドムとゴモラの町に起こるとんでもない出来事を目の当たりにし
て、自分が神様の御力を疑ったことの不信仰を大いに悔い改めることになるので
した。

  ****************************************************************

 さて御使いたちはアブラハムの天幕を離れ、いよいよ当初の計画を実行に移す
べく、町の偵察へと向かいました。その際神様は《わたしがしようとしているこ
とを、アブラハムに隠しておくべきだろうか》と自問され、そして遂にその計画
がアブラハムに告げられたのです。

 アブラハムは神様の厳しい審判の内容を聞いて驚きました。そしてすぐさま甥
のロトとその家族のことを思いました。正直言ってアブラハムは、ロトたちを是
非とも救ってやりたいと考えました。なにしろ親戚ですから。約束の地カナンを
目指して、苦労を共にしつつ旅してきた仲間なのですから。

 アブラハムは何とかしてロトたちを救いたい一心で、神様の義、善なる方の真
実に訴えようとして、こう切り出しました《あなたはほんとうに、正しい者を、
悪い者といっしょに滅ぼし尽くされるのですか。》《正しい者を悪い者といっし
ょに殺し、そのため正しい者と悪い者とが同じようになるというようなことを、
あなたがなさるはずがありません。とてもありえないことです。》と。

 アブラハムは考えました。いかにソドムが悪名高い町でも、正しい人がわずか
でもいれば、神様はその人たちのゆえに皆の罪を許して下さるに違いないと。そ
こで彼は、こう申し出たのです。《もしや、その町の中に五十人の正しい者がい
るかもしれません。ほんとうに滅ぼしてしまわれるのですか。その中にいる五十
人の正しい者のために、その町をお赦しにはならないのですか》

 神様は何と言われたでしょうか。こう言われました《もしソドムで、わたしが
五十人の正しい者を町の中に見つけたら、その人たちのために、その町全部を赦
そう》と。
 アブラハムはこの町の中にいるであろう「正しい者の存在」を審判のものさし
として選択しました。そしてその人数を《五十名》から始めました。これくらい
の人数ならいるだろう、と思ったからです。しかし次の瞬間、不安が出てきまし
た。もし五十人いなかったら・・・。そこで彼は人数を訂正して《四十五人》で
はどうでしょうか、と神様に問い直しています。

 神様は忍耐深く、寛容を示してくださって、アブラハムのこの言い分を受け入
れてくださいました。しかしそのアブラハムは、もう次の瞬間には再び不安に捕
らえられて、果たしてこの人数で大丈夫かと恐れをもったのでした。そこでまた
また人数を減らし《四十人では?》《三十人では?》《もし二十人でしたら?》
とハードルを低くし、ついにはとうとう《十人ではどうでしょうか》というとこ
ろにまで行き着いたのです。

 神様は言われました《滅ぼすまい。その十人のために》と。

 数百人あるいは数千人の住民に対して「せめて十人ぐらい、正しい人間はいる
だろう」とアブラハムは考えました。そして、こんなあつかましい条件をさえ受
け入れてくださった神様に、正直言って驚きました。寛容の神様、赦しの神様。

 神様の義、正しさ、公平さに着目し、そこに訴え出るとは実にアブラハムらし
い、賢いやり方でした。これでソドムの町とロトたちは審判から免れる、救われ
たも同然だと思いました。誰もが同じように思ったことです。
 ところが実態は、ソドムの町には正しい人間が「十人」もいなかったのです。
何という現実でしょう。なんと嘆かわしい真実でしょうか。

 しかしこれはソドムだけの問題ではありません。実は、神様のものさしで測っ
たとき、正真正銘の「合格印」を受けることが出来る人間は、この世に「一人も
いない」のです。みんな不合格。みんな規格はずれ。《義人はいない。一人もい
ない。》と聖書に言われているとおりです。私たちは皆罪人ですから、本来は望
みなく、直ちに滅ぶべき者たちなのです。

 少しばかりの期待を人間に抱き、それをもって神様に受け入れてもらおうとす
ることは、実は身の程知らずの行為であることを教えられます。どんなに立派で
優秀な人物でも、また世間から認められるほどの人格者であっても、神様の義の
はかりで測るならば人間はどんな存在も「寸法足らず」「目方足らず」「規格は
ずれ」なのです。罪人である私たちは、誰も自分自身を誇ってみせることは出来
ません。もともと汚れ以外何も持っていないのですから。

 にもかかわらず、そんな私たちは神様のあわれみを受け、癒しと慰めを頂戴し
ているのですから不思議な話です。感謝な話です。

  ****************************************************************

 さてソドムとゴモラの町はどうなったのでしょうか。聖書は、これらの町が自
身の罪ゆえに神様の審判を受けて滅ぼされた、と記しています。人が住めない場
所となって、今では死海南部の湖底に沈んでいるそうです。
 では、アブラハムが心配していたロトとその家族はどうなったのでしょうか。
彼らもいっしょに滅んだのでしょうか。いいえ、アブラハムのとりなしと神様の
あわれみによって、ロトの妻を除く、子ども二人とロト自身だけが救い出された
のでした。

 滅んだ人と救われた人との間にはどんな違い、どんな差があったのでしょう。
 それは、神様に対する畏怖の念を持っていたことと、この方のあわれみを喜ん
で受け入れることができるへりくだりを備えていたことです。信じる者こそ救わ
れるとは、首尾一貫して聖書が教えている真理です。神様の祝福を身に受けるた
めのこの真理は、もちろん変わることのない永遠の真理であり、万人に向かって
開かれている救いの門でもあるのです。

 アブラハムはロトたちの救いのためにとりなし、祈り、神様と直談判してくれ
ましたが、いまの私たちにはイエス・キリスト様がいてくださいます。彼は十字
架の上で私たちの罪を身代わりとなって背負い、死をもって罪の罰を受けてくだ
さいました。彼のゆえに私たちは罪赦され、神様の恵みを我が物としていま大胆
に味わい楽しむことが出来るのです。

 □□ 聖書の言葉 □□

    神は、私たちが御怒りに会うようにお定めになったのではなく、
    主イエス・キリストにあって救いを得るようにお定めになった。

     (新約聖書 テサロニケ人への手紙第一 5章 9節)

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   ■◇◆□ (^^)/ [ちょこっと聖句] のコーナー (^^ゞ □◆◇■
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    旧約聖書  詩篇 16篇 1−2節

    ── 神よ。私をお守りください。
       私は、あなたに身を避けます。
       私は主に申し上げました。
       あなたこそ、私の主。私の幸いは、
       あなたのほかにはありません。  ──

 
   神様のことばがあなたの心に届きますように。


 〓【 通信後記 】〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 † 〓〓

 ■本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
  ご意見、ご感想などありましたらコメントをお願いします。

  さて今年のイースターは三月二十三日です。
  私たちの罪のために死んでくださったイエス様の「十字架と甦りの出
  来事」に思いを馳せましょう。
  教会では十字架に関連するメッセージがお話されます。
  是非近くの教会に足をお運びください。

 ■好評!毎週放映中のキリスト教テレビ番組『ライフ・ライン』です。
      ※ 受信局によって放映日時が異なります

  ≪土曜日放映局≫
    青森テレビ 朝6:00〜   福島放送    朝6:00〜
    新潟放送  朝5:30〜   千葉テレビ   朝7:00〜
    テレビ埼玉 朝8:00〜   静岡第一テレビ 朝5:00〜

  ≪日曜日放映局≫
    びわこ放送  朝7:15〜  サンテレビ   朝7:00〜
    北海道放送  朝5:00〜  群馬テレビ   朝7:00〜
    テレビ神奈川 朝8:30〜

 ◆3月の放送予定(番組内容が変更になる場合もあります)

  第1週 「みんなの森」 ─ 永見 とくよしさん ─ 
   神奈川県横浜市に住む音楽家永見とくよしさんは、音楽活動のほか
   不法投棄のゴミでいっぱいだった森を地域の人々の憩いの場に変え
   るなど、様々な活動を行なっている。そのあたりのお話を伺う。

  第2週 「教会は神の家族」─ ダニエル アイバーソンさん ─
   アメリカ人宣教師のダニエルさんは、千葉県千葉市の「あゆみ野キ
   リスト教会」で牧師をしている。今年1月、彼の子供や孫たち、総
   勢20人のファミリーが一堂に集まった。教会のゴスペルクワイヤ
   活動などの様子を紹介する。

  第3週 「Natural Comfort」─ 森 文香さん ─
   染色家の森文香さんは、武蔵野美術大学を卒業後、茨城県で伝統工
   芸の織り子として働いた。2006年からは地元である横浜で草木
   など自然の素材で染めた糸で織った布を用いて独自の作品作りに取
   り組んでいる。作品作りに対する思いや願いを伺う。

  第4週 「イースターのよろこび」
   村上のぶ道牧師がキリストの十字架と復活の意味を聖書から語る。
   またイースターを象徴するものの一つである卵。その殻にアートを
   施すエッグアートを西村マリ子さんに紹介していただく。

  第5週 「いのちの輝きに魅せられて」─ 市川 正美さん ─
   広島県在住の布絵作家市川正美さんは、身近な草花や野菜、魚など
   を、古い布を使って表現している。作品を作る中で、どんな小さな
   ものにも「いのちの輝き」があることを知ったという。作品を通し
   てお話を伺う。

 
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ペンネーム : Anthrowpos

  • 滋賀県大津市在住のキリスト教プロテスタント系牧師です。早朝バイトに精を出しつつ、日曜礼拝と祈祷会、聖書の学び会を三本柱に毎回集会を開いています。また小冊子・チラシの配布を通して地域への布教活動にも取り組んでいます。

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