【聖書】冷淡な傍観者になるなかれ
発行日時: 2007/5/19〓〓†【聖書を開けば・・・】〓〓 第333号/07.05−19 〓〓〓
おはようございます。
先日ニュースを聞いて、ホントにあきれてしまいました。
「赤ちゃんポストに3歳児らしき幼児が・・・」とは、いったい親は
何を考えているんでしょうか。自分の子どもをモノ扱いするとは。
あまりの常識ハズレの行動に、同じ大人として恥ずかしくなります。
いまの日本にはこんな親がいるのかと、ただ情けないばかりです。
それにしても、人の罪深さには際限がないことを、またあらためて確
認したことでした。まさに世も末です。神の裁きのときは近い!
悔い改めて、キリストの福音を信じましょう。
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今日の聖書個所 : ヤコブの手紙 2章 13節
あわれみを示したことのない者に対するさばきは、あわれみのない
さばきです。
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昨年の8月、JRの特急列車内である暴行事件がありました。今年その犯人
が捕まったことにより、報道機関を通じてあらためてその時の状況が公にされ
ました。この件については、皆さんの記憶にもまだ新しいことと思います。
様々な犯罪が日常茶飯事的に発生するこの社会にあって、普通ならこの事件
も「数ある事件の中の一つ」として情報処理され、私たちも「またか」と聞き
流してしまうところでした。ところが、この事件発生当時の「列車内の状況」
を知らされるに至って、私たちは皆一様に唖然とする思いに捕らわれたのでは
ないでしょうか。言いようのない「やるせなさ」を感じた人も多数おられたこ
とと思います。
と言いますのは、事件発生当時、その場には乗客が40人近く居たにもかか
わらず「誰一人として被害者を助けるための行動を起こさなかった」と報じら
れたからです。あるジャーナリストは「日本人がこれまで育てはぐくんできた
道徳心や正義感といったものが、最近ではほとんど顧みられなくなりました。
いったいこれからの日本人はどうなっていくんでしょうか?」とあきれ顔で語
っていましたが、確かに私も今回の詳細を耳にした時は、同じ憤りと将来への
不安を感じたことでした。
ところで聖書は、「あわれみの心の欠如は罪です」と教えています。あわれ
みの心が無いとは、人のどんな状況、どんな状態を指し表わしているのでしょ
うか。一般的には、助けを求めている人の手を冷たく振り払う行為、積極的否
定の態度を言いますが、実はそれだけではありません。
「見て見ぬ振りをする」「故意に見過ごす」という行為も、実はこれに含ま
れるのです。『為すべき善を知りながら、それを行なわないのは、あなたの罪
です』と聖書にある通りです。隣人の必要を知っていながら、何の助けの手も
与えず、あるいはただ傍観者となってこれを見過ごす・・・ これは私たちが
普段大いに陥り易い、あわれみの心を閉ざす罪なのです。
聖書に『よきサマリヤ人』というタイトルで知られる、有名なたとえ話があ
ります。(これについては以前このメルマガで取り上げたことがあります)
あるユダヤ人がエルサレムからエリコという町に向かう途中、強盗に遭いま
した。彼は身につけていた金品をすべて強奪されたうえ、身体はボコボコに痛
めつけられ、まさに瀕死の状態で路上に放置されたのです。するとそこにひと
りの祭司が通りがかりました。祭司は彼の姿を一瞬見たかと思うと、すぐさま
道の反対側を通り、何とその場を素通りして行きました。しばらくして今度は
レビ人がその所を通りがかりました。しかし彼もまた男を見るや、祭司同様に
道の反対側を通って足早に去って行きました。さらにしばらく経って、今度は
ひとりのサマリヤ人がロバを引きながらその所にやって来ました。サマリヤ人
は、当時ユダヤ人とは反目状態にあり、絶交をしている関係にありました。そ
のサマリヤ人である彼が倒れているこの男に気づくや否や、何と彼に近づき、
水を与えて応急手当てを施した後、わざわざ彼をロバに乗せ、町にまで連れて
行ったのです。さらに彼は、宿屋の主人にこの男の面倒を十分看てくれるよう
頼み、それに関わる費用の全額は「自分が支払います」と申し出たのでした。
そこでイエス様は、このたとえ話をされた後でこう質問されました。『この
三人のうちで、誰が強盗にあった者の隣人になったと思うか』『気の毒な男に
あわれみをかけてやったのは、三人の中でいったい誰だと思うか』と。あなた
は誰だと思いますか?
もちろんその答えが、気の毒な男に対して「積極的に関わりを持とうとした
サマリヤ人」であることは明白でした。彼こそがその男の隣人です。そこでイ
エス様は「あなた」に言われるのです。「あなたも、行って、同じようにしな
さい」と。
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もし私たちがあの場面に遭遇していたら、実際にはそれぞれどういった行動
をとったことでしょうか。イエス様のたとえ話から、あの列車にたまたま乗り
合わせた乗客の一人として、私たちがとる実際的行動には大きな責任が伴なう
ことを教えられるのです。
5月13日付の朝日新聞社説にこの事件のことが取り上げられていますが、
その中で、当時の他の乗客の思いとして『相手はまともな人間ではない。へた
に関われば、自分に危害が及ぶ』とか『誰かが通報するだろう』『男女のもめ
ごとかもしれない』などの心理が働いて、行動を起こさない理屈づけをしたの
ではないかと考えられる、とありました。
確かにそのとおりで、私たちが『見て見ぬ振り』をする時は、必ずこうした
理屈づけをし、自分の行為を許してしまう、大目に見てしまうものなのです。
祭司やレビ人の立場で今一度想像し考えてみましょう。あの時、彼らは「先
を急ぐ何か特別な事情」を抱えていたのかもしれません。「礼拝時間に遅れれ
ばとんでもないことになる」とか「人と待ち合わせている」とか。あるいはま
た、時が夕暮れに近かったとすれば、目的の町の入り口扉が閉められてしまう
前に、彼らは何としてでもそこを通過しなければならない「タイムリミット」
に迫られていたわけです。もし城壁の外で野宿することにでもなれば、彼らが
暗やみの中で強盗の餌食になる危険度を増すわけで・・・。だから「仕方がな
かったのだ」「気の毒だとは思うが、なにせ時間に迫られていたから」と、強
盗にあったこの男を気の毒に思いつつも、結局はその場を素通りすることにし
た、というところではないでしょうか。
私たちの心は「あの時はやむにやまれぬ事情があったので」と、様々な言い
訳、詭弁、弁解をもって自己防衛に努めようとすることでしょう。それが私た
ちの「心の正直な姿」ではないでしょうか。
しかしそれでも神は言われます。イエス様は私たちに求められるのです。あ
のサマリヤ人のように《あなたも行って、同じようにしなさい》と。神は私た
ちがその場に立ち止まり、助けを必要としている人にあわれみを示すことを願
っておられます。しかしあわれみの心を閉ざし、いまの自分にできることをさ
え惜しんで、何もせずにその場を傍観者的に素通りするなら、やがて自分自身
が同じ裁き、同じ取り扱いを受けることになるのです。
私たちが犯し易い過ち、それは常に自分本位の生き方をもって人生を歩んで
いるがため、ついつい他人に対して「あわれみの心を閉ざしてしまう」ことで
す。これは「罪」です。
私たちの「人をあわれむ心」「他人を気遣う心」というものは、もともとち
っぽけなものなのかも知れません。吹けば簡単に飛んでいってしまうような、
頼りないものなのかも。でもその心を神の御手に差し出すとき、神はこれを清
め、強くし、幾倍にも増し加えて用いてくださいます。役に立つものとして手
を加え、再び私たちに返してくださるのです。
あわれみ深い者とされましょう。他人を気遣い、思いやる人間になりましょ
う。あなたが神と共にこの人生を歩むなら、それは実現されます。あなたの他
者へのあわれみは、やがて大きな祝福となってあなた自身のもとに返ってくる
ことでしょう。
□□ 聖書のことば □□
主よ。いつ、私たちは、あなたが空腹であり、
渇き、旅をし、裸であり、病気をし、牢におられるのを見て、
お世話をしなかったのでしょうか。
(すると、王は彼らに答えて言います)
まことに、お前たちに告げます。お前たちが、
この最も小さい者たちのひとりにしなかったのは、わたしに
しなかったのです。
(新約聖書 マタイの福音書 25章 44−45節)
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聖書を知ろう−14 新約聖書から「ピレモンへの手紙について」
この手紙は、ピレモンに宛てて書かれた「パウロの私的書簡である」と解さ
れる。
ピレモンは、当時コロサイにある「家の教会」の一つを監督する牧会者であ
った。彼は前回紹介したテトス同様、パウロによって導かれた回心者の一人で
あった。パウロは彼を「同労者」として認め受け入れている。
このピレモンにオネシモという奴隷がいたが、手紙の中身はまさにこのオネ
シモに関することが中心であった。その内容は、ピレモンに対して、奴隷オネ
シモを再び迎え入れるように、というパウロからの要請であった。
実はこの手紙がローマで軟禁状態にあるパウロによって書かれたとき、その
場にオネシモが身を寄せていた。何故ピレモンの奴隷オネシモが主人の下を離
れて遠くローマの地にいたのか?実はそれこそがこの手紙をパウロに書かせた
理由の一つであった。
奴隷オネシモはある時、何らかの事情で主人ピレモンの持ち物の一部を盗み
出し、逃亡を計った。その後逃亡先を転々としながら、オネシモはローマで主
人ピレモンの師パウロに出会った。それが偶然であったかどうかは定かでない
が、この時彼は自分の身の上についてパウロに説明をしたと思われる。
事情を知ったパウロは、彼を自分の下にしばらく預かることにした。そして
その間に、なんとオネシモはパウロの指導を得て回心し、彼もキリスト者の一
員に加えられたのである。
オネシモの信仰と彼がもつ様々な能力は、パウロの目に「可能性を秘めた有
用な働き人」として映った。そこでパウロは、さらに彼を自分の元で育ててみ
たいと思いはじめたのである。しかしもともと彼はピレモンの奴隷であって、
しかも今の状況は「主人の元から逃亡中の身」という最悪状態にあった。そこ
でパウロは自らが仲介役となってピレモンに手紙を書き、オネシモの罪を赦し
て、彼を「主にある兄弟として」再び受け入れてもらえまいかと要請させたの
である。その文面には、師であるパウロが弟子のピレモンに対して終始威圧的
態度をもって臨むことなく、むしろ身を低くし、彼の受けた心の痛みに配慮し
ながら、同時にオネシモのことをとりなす姿がよく表わされている。
(参考資料/聖書ハンドブック、新約聖書概説、聖書概論、新聖書辞典)
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[5月放送予定内容] (番組内容は変更になる場合もあります)
第1週 放映済み
第2週 放映済み
第3週 キリストに出会った人々(堀 肇さん)
先週に引き続き、鶴瀬恵みキリスト教会牧師の堀さんよりお話をう
かがう。今回は、聖書の中に登場する人物から四人を取り上げ、そ
の人間性から、キリストとの出会いによって与えられた新しい視点
や生方について考える。
第4週 羊毛クラフト(宇田 真砂子さん)
宇田さんは羊毛を使ったバッグや帽子、アクセサリーなどを作って
いる。作品を手にする人たちが幸せな気持ちになってくれたら、と
の思いを込めて制作する作品を紹介しながらお話をお聞きする。
≪土曜日放映のテレビ局≫
青森テレビ 朝6:00〜 福島放送 朝6:00〜
新潟放送 朝5:30〜 千葉テレビ 朝7:00〜
テレビ埼玉 朝8:00〜 静岡第一テレビ 朝5:00〜
≪日曜日放映のテレビ局≫
びわこ放送 朝7:15〜 サンテレビ 朝7:00〜
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