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【聖書】裏切ったのはどっち?

発行日時: 2007/3/24

〓〓†【聖書を開けば・・・】〓〓〓第325号/07.03−24〓〓〓〓


  おはようございます。

  天気は少々ぐずついていますが、いよいよお花見の候に入りました。
  あなたはどこかへ見物に行かれる予定がありますか?
  大津は山と居住区域が非常に接近していますので、春には桜秋には紅
  葉と、それぞれに美しい景色を楽しむことができます。

  ところで先日、気象庁から出された桜の開花予想が「大ハズレ」とな
  る珍事がありましたね。花見客を迎える準備をしていた関係者の中に
  は後処理のためにたいへん苦労された方もおられたようですよ。
  聞けば原因は「コンピューターへの情報入力ミスだった」とのこと。
  これまでは、人間の目視等による確認を行なった後に開花予想を立て
  ていたそうですが、何かにつけコンピューターを使う昨今、その機械
  への過度の信頼が、かえって今回のようなつまずきを与えたのです。

  これは機械万能主義に陥り易い私たちへの警鐘と捉えるべきでしょう。

  ◆◆◆ 今日のメニュー ◆◆◆◆◆◆

  φ(^O^)/ [聖書を開けば]: 裏切ったのは、どっち? 

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 ◇◆◇◆ (^^)/ [聖書を開けば・・・] コーナー (^^ゞ ◆◇◆◇
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 今日の聖書個所 : ルカの福音書 22章 3−6節 

  さて、十二弟子のひとりで、イスカリオテと呼ばれるユダに、サタン
  がはいった。
  ユダは出かけて行って、祭司長たちや宮の守衛長たちと、どのように
  してイエスを彼らに引き渡そうかと相談した。彼らは喜んで、ユダに
  金をやる約束をした。
  ユダは承知した。そして群衆のいないときにイエスを彼らに引き渡そ
  うと機会をねらっていた。

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 イエス様にはペテロ、ヨハネ、ヤコブに代表される十二人の直弟子たちがい
たことを、皆さんはよくご存知のことと思います。彼らは皆「わたしについて
来なさい」とイエス様ご自身が声をかけて召集された人々でした。彼らはそれ
ぞれに、イエス様に対する思いと期待を胸に従って行きました。しかしその中
には、今日裏切り者として知られるイスカリオテ・ユダもいたのです。

 今年もまたキリストの受難(十字架)と復活を憶える復活祭が近づきました。
今年は4月1日から受難週に入ります。この一週間を通して私たちは、イエス
様が経験された弟子たちとの最後の晩餐、裏切り、逮捕、不当な裁判、十字架
刑の宣告、そして死と葬り等々にあらためて思いをかたむけます。4月8日の
第二日曜日には、私たちの救い主として神が死から甦らせたイエス様の復活を
喜び祝い、またイエス様を通して立てられた新しい契約にある神の愛の大きさ
深さを憶え、神を崇める日とするのです。

  **************************************************************

 ところで、私は受難週を迎えるたび「なぜ弟子のユダはイエス様を裏切った
のだろうか」と考えを思い巡らします。不謹慎ながら、時にそれは「イエス様
を信じてついてきたユダこそが、実はイエス様に裏切られた人物ではなかった
か」と、とんでもない方向に向かうこともあるのですが・・・。さて、あなた
はどう思いますか?ユダがイエス様を裏切ったのでしょうか。それとも(あえ
て大胆に言いますが)イエス様がユダを裏切ったのでしょうか。

 当時のイスラエルはローマ帝国の支配下にあって、かつてソロモン王時代に
経験した神の民としての繁栄と権力はもはや見る影もありません。人々は自国
を失い、王を失い、いまやイスラエルのためではなくローマ人のために労働を
提供し、そこで得た金銭も人頭税やその他の税金としてローマへ納めるべく多
くが吸い上げられていくのが現状でした。

 そんな彼らが、なおこの時代を耐えていたのは、将来に対して一つの望みが
あったからです。すなわち、彼らの神によって約束された「メシヤに関する預
言」を信じてのことでした。神は言われました《ひとりのみどりごが私たちの
ために生まれる。ひとりの男の子が、私たちに与えられる。主権はその肩にあ
りその名は「不思議な助言者、力ある神、永遠の父、平和の君」と呼ばれる。
ダビデの王座に着いて、その王国を治め、さばきと正義によってこれを堅く立
て、これをささえる。今より、とこしえまで。万軍の主の熱心がこれを成し遂
げる。》(旧約聖書イザヤ書9章6−7節)

 イスラエルの人々は約束のメシヤ、王なる方を待ち望んでいました。人々は
神を信じ、神に期待していました。「この方によってやがてイスラエルはロー
マ帝国による支配から解き放たれ、再び地上に自分たちの王国を再建する。そ
して我々はこの方と共に、神の選びの民として全世界を治める者となるのであ
る」と。何という祝福に満ちた約束、希望に溢れる約束ではないでしょうか。

 イエス様に関して当時バプテスマのヨハネは「彼こそ待ち望んでいたメシヤ
である」と言い、また「彼こそイスラエルの来るべき支配者である」と人々に
紹介しました。その後しばらくして、イエス様は直接ユダに声をかけられ、彼
も弟子の一人に加えられたのでした。彼が喜びに満たされ、熱心に主イエス様
に師事し仕えたことは想像に難くないことです。もちろん他の弟子たちにおい
ても同様だったでしょう。

 寝食を共にしつつ、イエス様が為される多くの奇蹟の業や神の国に関する言
葉を見聞きするうち「この方こそイスラエルを再興される方だ」との確信を持
つに至った弟子たち。中でもイスカリオテ・ユダは、おそらくイスラエルが再
興されると期待できる「自分の地位・立場」について皮算用し、肉的期待を抱
いたのではなかったでしょうか。ですから、願わくは一刻も早く「その時」の
来ることを願わずにはいられませんでした。

  **************************************************************

 ところが、それは他の弟子たちも同様に思ったことですが、どうもイエス様
は実力をお持ちでありながら、なかなかこの世へ打って出ようとは為さらない
気配が感じられました。弟子たちにしてみればそれは歯がゆく、また正直いっ
て不可解な行動でした。おそらく「チャンス」は何度もあったと思われます。
 激しく宗教指導者たちと論じ合い、イエス様は彼らを論破される。その勢い
を買って彼が世にでれば、イエス様にはさらに多くの追従者が加わり、まさに
その一気加勢で時の情勢を転換させることも可能だったと思われるのです。

 「神は再びこの地上にイスラエル王国を再興される。約束として遣わされる
メシヤは、まさにこの時のためのリーダーとして与えられたお方なのだ。」

 弟子たちはイエス様をそのように捉え、そのようなお方として期待し、それ
ゆえ彼に従いました。弟子たちが期待し夢見た「お家再興」は、現ローマ帝国
の支配を打ち砕き、いま自分たちが足をつけて生きているこの大地に王国を再
興することでした。

 ユダは、自分が思い描く理想的メシヤ像を基軸にしてイエス様を捉え、その
イエス様に従ってきたのです。ですからユダには、彼が思うようにはなかなか
表舞台に立とうとされないイエス様の態度が歯がゆく思えました。「イエス様
は何を考えておられるのか、私にはわからない。」「ここまで自分は一生懸命
イエス様にお仕えしてきたが、どうしてイエス様は動こうとされないのか?」

 ユダにとってイエス様の心は不可解の極みでした。彼はここで「イエス様に
裏切られた」と感じたのではないでしょうか。そこで彼は、自分の願い通りに
イエス様の行動を導くため、つまり無理やりイエス様を表舞台に立たせようと
して、イエス様の身柄を祭司長や律法学者たちに引き渡すことを決断したので
はないかと思うのです。直接対決の場に引き出されれば、いかに静かなイエス
様でも何らかの行動に訴え出なければならなくなると、ユダは考えたのです。 

 彼は「自分は裏切られた」と感じていました。イエス様にはどうしてもイス
ラエルの王として立ち上がってもらわねばならないのです。彼が共に権力ある
立場に就くためにも。そのチャンスは「過越しの祭」が行なわれようとしてい
る「いま」が、まさに打ってつけと彼には思えたのです。で、彼はその行動に
出ました。

 今日彼の行動は人々から批難されています。イエス様を裏切った弟子として
その額には汚名の烙印が押されています。しかし当時の彼は、自分が裏切られ
たのだとして、あくまであの行為は正当化されると考えていたようです。結果
は彼の予想を外れて、イエス様の捕縛、裁判、死刑判決と、とんでもない方向
に事態は動いていったことですが、自殺をしたユダは当然その後の本当の結末
を知りません。
 つまり、神が立てられた計画どおりに、結局はイエス様は人々の罪を取り除
き、赦し贖う為の犠牲の小羊として十字架上で死なれたこと。そして三日目に
は神の御力によって甦られ、この甦りのしるしをもって神は「救いの計画が成
就したこと」を証しされたのでした。

 裏切り行為とは、あなたが信じ期待した通りに相手が行動を表わさないこと
ではなく、あなたの行動が相手の期待するように表わされないことをいうので
す。つまり裏切り行為は、あなた自身の今のあり様に密接な関係をもつ事柄な
のです。
 ところで、あなたはあなたに対する神の御心を裏切ってはいませんか?

 □□ 聖書のことば □□

    主が私たちの間で真実な確かな証人でありますように。
    私たちは、すべてあなたの神、
    主が私たちのためにあなたを送って告げられることばのとおりに、
    必ず行います。
    私たちは良くても悪くても、あなたを遣わされた私たちの神、
    主の御声に聞き従います。
    私たちが私たちの神、主の御声に聞き従って
    しあわせを得るためです。

       (旧約聖書 エレミヤ書  42章 5−6節)

〓〓 【通  信】 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

 ■本日も最後までお読みいただき感謝します。
  このマガジンは、プロテスタント系キリスト教教理およびその信仰に立脚
  する牧師(つまりは私)が書き、皆様に提供しています。
  今回の記事を読んで、お気づきの点や何かご意見、感想、質問がありまし
  たら、下記までメールをお寄せください。

    E-mail : otu-bethel@nifty.com

 ■好評放映中です。キリスト教テレビ番組『ライフ・ライン』!!!
  あなたもぜひ一度チャンネルを合わせてご覧ください。

  ※緊急のお知らせ  一部放送局において、四月から放映時間が変更され
   ます。お見過ごしのなきよう、ご注意ください。

    変更する局    : びわこ放送
    変更後の放映時間 : 毎週日曜日  朝7時15分〜45分
    変更実施日    : 4月1日から

  [3月の放送予定内容]

   第1週 神の国(木村代紀さん)
        神奈川県に住む牧師夫人木村代紀さんは、心病む子どもと母
        親を対象にした「絵画教室」を開いている。代表作「少女と
        鳥」などを紹介し、絵のことや信仰についてお話を伺う。
   第2週 バングラデシュでの結実(新川代利子さん)
        飢餓・貧困などに苦しむ世界の子どもたちを支援している特
        定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン。彼らの支
        援を受けて独立したアリ・ユースフさんが、昨年12月に来
        日。その様子を紹介しながら、新川さんからお話を伺う。
   第3週 生かされて(土筆文香さん)
        茨城県在住の土筆さんは主婦業のかたわら、詩や小説、童話
        などを書いている。2004年、リストカットやドラッグに
        走ったり、摂食障害に悩む少女たちの心の叫びをテーマにし
        た小説「リピート・シンドローム」を出版。創作活動や今を
        生かされていることの恵みなどについて伺う。
   第4週 ノアノア〜かぐわしい香り〜(榎本恵子さん)
        東京都小金井に住む榎本恵子さんは、我が子の障害をきっか
        けに、障害者の働きの場として手作りパンの店「ノアノア」
        を始めた。榎本さんの思いや信仰のお話を伺いながら、お店
        の様子や人気のパンなどを紹介する。

  [土曜日放映のテレビ局]
   青森テレビ 朝6:00〜 福島放送 朝6:00〜
   新潟放送 朝5:30〜  千葉テレビ 朝7:00〜
   テレビ埼玉 朝8:00〜 静岡第一テレビ 朝5:00〜

  [日曜日放映のテレビ局]
   びわこ放送 朝8:30〜(4月より変更) サンテレビ 朝7:00〜 
   北海道放送 朝5:00〜  群馬テレビ 朝7:00〜 
   テレビ神奈川 朝8:30〜

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   未だ聖書を読んだことがないという『あなた』に無料進呈します。
   希望される方は住所・氏名など、送付に必要な情報を下記までご連絡
   下さい。進呈する聖書は『新約聖書』です。(但し、文字は極小です)

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ペンネーム : Anthrowpos

  • 滋賀県大津市在住のキリスト教プロテスタント系牧師です。日曜礼拝と祈祷会および聖書学び会を三本柱に、自宅にて毎回集会をしています。私の願いは、一人でも多くの方がまことの神様を知ってくださることです。そのためにも小冊子・チラシなどを配布し、地域の布教活動に取り組んでいます。

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