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【聖書】友、遠方より来る

発行日時: 2007/2/17

〓〓†【聖書を開けば・・・】〓〓〓第320号/07.02−17〓〓〓〓


  おはようございます。

  先日長らく愛用していた我が家のビデオデッキがダウンした話をしま
  したが、どうでしょう、今度は電気ポットがアウトです。あれもこれ
  も立て続けにダウンやなんて(寿命なんかなぁ)ホント信じられな〜
  い、です。で、急遽、昔大流行りしたピーピーケトルというヤカンを
  引っ張り出して使うことになったのですが・・・

  何かにつけ「即対応してくれる」という便利な生活にすっかり慣れ親
  しんでいるせいか、いざお茶を飲もうとして「お湯待ち」のために待
  たされる四、五分が、やけに長いと感じたことでした。

  関西人は皆せっかちである、との統計話を聞いたことがありますが、
  様々な便利グッズに囲まれつつその中で生きる現代人こそ、実はもっ
  ともせっかちな人間なんじゃないでしょうか。

  さて、あなたは「それ」を手に入れるのに、何分待てますか?

 ◆◆◆ 今日のメニュー ◆◆◆◆◆◆

  φ(^O^)/ [聖書を開けば]: 友、遠方より来る 
  φ(^O^)/ [マメマメ知識]: 聖書を知ろう−3

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 今日の聖書個所 : ルカの福音書 19章 5節

  ザアカイ。急いで降りて来なさい。
  きょうは、あなたの家に泊まることにしてあるから。

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 イエス様に興味関心を持ちながらも、彼に出会う機会、触れ合う時を積極的
に持つことができないと考えている「あなた」。あなたに朗報です。実はイエ
ス様のほうからあなたに出会ってくださる、というのです。

 ザアカイはまさにこのチャンスをイエス様からいただいた人物でした。ルカ
の福音書にある記事を読みますと、エリコという町にザアカイという人がいた
そうです。彼は《取税人のかしらで、金持ちであった》とあります。

 取税人、それは当時イスラエルを支配していたローマに人頭税などの税金を
納めさせるため、ユダヤ人から直接お金を徴収する仕事に携わる人々であり、
ザアカイはその人々の総元締だったようです。

 取税人は、税金徴収といういわゆる国政事業の一端を担う仕事に従事してい
るわけで、ある程度の実務的能力を必要とされた職種でした。従って彼らには
それなりの職務権限がローマ政府から与えられ、その立場において行なうこと
にはある程度の自由が認められていたようです。

 そんな彼らのユダヤ人社会における評価、評判はどうかと言うと、決して良
いものではありませんでした。「職業の中で家畜を飼う仕事が最も卑しい」と
されるユダヤ人社会において、取税人という職種は「それ以下」だったと言い
ます。なぜでしょう?

 彼らが嫌われていた理由として、まず何といっても仕事の内容そのものにあ
りました。彼らは「同胞ユダヤ人から税金を徴収」し、それらを「異邦人統治
者のローマに納めた」のです。イスラエルの国のためにささげ、それがまた自
国のために用いられるならば、十分納得もし了解もできたことです。しかしこ
の場合はそうではありませんでした。当時の時代背景がイスラエルをローマの
属国としていたわけで、その手下として取税人たちは働いていたのです。当然
そんな彼らに対して他のユダヤ人たちが良い感情をもてるはずがありません。
ひどい言い方にはなりますが、彼ら取税人は敵国ローマのために働く売国奴的
存在と見なされていたのです。ローマに対し、つまりは仕事に忠実であれば忠
実であるほど、実に彼らは人々から批難を強くされていったのです。

 同胞ユダヤ人から取税人が嫌われたもう一つの理由は、彼らの不誠実な行な
いのためでした。取税人は常にお金を扱っています。しかしお金には誘惑がつ
きもの。彼らの多くが、何とその立場と権限を悪用し、私腹を肥やしていたの
です。しかもそれがローマから半ば公認されていたというのですから、納める
側の庶民としてはたまったものではありません。こんな不正が堂々とまかり通
る社会。お金が関わると、実はいつの時代でもこういう搾取が起こるのです。
現に、今の日本でも同じようなことが頻繁に起こっているではありませんか。

 人々から見て取税人は、いわゆる泥棒や強盗と同じ罪人でした。ですから当
然彼らは、自分のほうから取税人たちと交わりを持とうとはしませんでした。
彼らの家に行くことやまた逆に彼らを自宅に招き入れることなどは、とても常
識では考えられないことだったのです。当然彼らを友だちにもつこともありま
せん。それは自分自身を罪人の仲間にすることと同じでしたから。

 かくの如しで、人々の取税人に対する評価は著しく低いものでした。ですか
ら、いつしかザアカイ自身も、自分自身を「そんな程度の人間だ」と考えるよ
うになっていたのです。「私には清い場所やきれいな言葉は似合わない」「他
人をあわれむとか、やさしく振舞うなんてできっこない」ザアカイは、どうや
らつまらない自己卑下に囚われていたようです。すっかり自分を無価値な者と
決め込んでいたようです。

  **************************************************************

 ある時ザアカイは、彼の住む町エリコに噂の人「イエス様」が来るという情
報を得ました。「イエス様に直接触れるということは不可能でも、遠くからそ
の姿を見るくらいはできるだろう」と、彼はさっそく大通りに出て行ってイエ
ス様の姿を探しました。しかし周囲の群衆が彼の近づくのを許してくれません
でした。この時とばかりに人々は嫌がらせを働いてきたのです。背が非常に小
さかったことも災いして、結局ザアカイはそこからイエス様の姿を確認するこ
とが出来ません。この時、ザアカイは人々の仕打ちを経験してあらためて自分
の日ごろの罪深さ、その評価を知らされました。

 ふと見上げると、ちょうどそこにほど良い高さの木がありました。彼は急い
で行って木に登り、生い茂る葉の隙間からイエス様の姿を追いかけました。徐
々に近づくイエス様の姿・・・。と、その時でした。いきなりザアカイを見つ
めてイエス様が言われたのです。《ザアカイ。急いで降りて来なさい。きょう
は、あなたの家に泊まることにしてあるから。》

 神の人と呼ばれ、また神の力をもって奇蹟を行なう者と噂されているこの方
が、なんと「私の名」を呼んでくださった。それだけじゃない「きょうは私の
家に泊まって下さる」というのだ。なんとすばらしいことだろう。

 自分のような者とは決して関わりを持たれないだろうと決め込んでいたザア
カイに向かって、イエス様は自ら声をかけ、その名を呼んで彼の家に入られた
のです。

 この出来事は何を暗示しているのでしょうか。それは、たとい私たちのこれ
までのあり様がいかなる状態であれ、神には「あわれむべき存在」として、す
べてが等しく映っているということです。私たちは皆、神のあわれみと慈しみ
を注がれるべき者として造られました。大胆にいえば、私たちは皆「神に愛さ
れるべき者」として、今ここにある、ということです。たといその身体が罪に
汚されていようとも、それは私たちが神との出会いを遠慮する理由にはなりま
せん。むしろ、そうだからこそ私たちに神との出会いが必要なのです。この方
によって清くしていただくために。

 神すなわちイエス様は、あなたを捜し出して救うためにこの世に来られ、ま
たあなたと出会うためにいまもあなたの傍らに立って呼びかけておられます。

 急いで降りて来なさい。きょうはあなたの家に泊まることにしてあるから。

 □□ 聖書のことば □□

   これを見て、皆は、
   「あの方は罪人のところに行って客となられた」と言って
   つぶやいた

   イエスは彼に言われた
   「きょう、救いがこの家に来ました。この人もアブラハム
    の子なのですから。
    人の子は、失われた人を捜して救うために来たのです。」

    (新約聖書 ルカの福音書 19章 7,9−10節)

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   聖書を知ろう−3 新約聖書から「ローマ人への手紙について」

 新約聖書(全27巻)の約半分にあたる13巻は、パウロという人物によって
記録された書簡つまりは手紙である。手紙である以上当然それぞれの書簡には
受取人が存在する。ただし、それが明らかに一個人を指定している場合もあれ
ば、中には教会という「キリスト者である人々の集まり」すなわち信者全体を宛
先としている場合もある。それは本文の内容から推測されることであるが、例
えば「テモテへの手紙」はテモテ個人に宛てて書かれた書簡であり、また今回
取り上げている「ローマ人への手紙」の場合は「ローマという町に住んでいる
キリスト信者の人々」に宛てて書かれている。

 以前にも触れたが、パウロは母教会を離れて生涯三度にわたる伝道旅行を行
なった。それらはどれも、異邦人に福音を宣べ伝えるというキリストの宣教命
令の遂行とそれに対する彼の情熱を示す旅であった。

 三回目の旅行の時である。彼は滞在するコリントの町からローマにいるキリ
スト者の群れに手紙を書いた。「ローマ人への手紙」である。この時パウロは
直接自分がローマを訪問することができない事情を抱えていたため、まず手紙
を書き、それをキリスト者婦人(女執事とも言われている)フィベに託して、本
人よりも一足先にローマ入りを果たさせたのであった。

 この手紙は、福音書に次ぐ書物と言われている。それはパウロが理解してい
る「福音」について、順序を追って解説されているからである。罪とは何か、
救いとは何か、救われるためにはどうすれば良いのか、救いの完成について、
救われた後のあり方について、神に対する仕え方についてなど、パウロはこの
中で「神の義と信仰による救い」を丁寧に解説している。

 (参考資料/ 聖書ハンドブック、新約聖書の概観、聖書概論 他) 

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 ■本日も最後までお読みいただき感謝します。
  今回の記事を読んで、何かご意見、感想、質問などがありましたら、
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 ■好評放映中です。キリスト教テレビ番組『ライフ・ライン』!!!
  あなたもぜひ一度チャンネルを合わせてご覧ください。

  [2月の放送予定内容]

   第1週 神の守りの中で生きる(塩沢光久・栄美さん)
        神奈川県に在住の塩沢光久さんは、店舗内装企画やデザイン
        業務を行なう会社に勤めていたが、妻の栄美さんがうつ病で
        目が離せない状況になった。光久さんは退社し、個人事業を
        開始することに。二人の心の支えになっているという信仰の
        お話を伺いながら、生活の様子をお届けする。
   第2週 暁を呼びさませ!(近畿宣教大会 その1)
        昨年11月23日、大阪中央公会堂で「宣教大会」が開催さ
        れた。その様子を、今回はコンサートを中心に、また次週は
        エドモンド・チャン牧師のお話を中心に、2週にわたってお
        届けする。
   第3週 暁を呼びさませ!(近畿宣教大会 その2)

   第4週 長寿の恵み(草光澄子さん)
        神奈川県大和市に住む草光澄子さんは、今年の一月に百歳の
        誕生日を迎えた。物事を前向きに考え、くよくよしないとい
        う草光さんは体も健康で、現在も教会のメンバーの集まりで
        はオルガンを弾き、また英語の聖書教材の翻訳も手がけてい
        るという。その生活の様子を紹介しながら、お話を伺う。

  [土曜日放映のテレビ局]
   青森テレビ 朝6:00〜 福島放送 朝6:00〜
   新潟放送 朝5:30〜  千葉テレビ 朝7:00〜
   テレビ埼玉 朝8:00〜 静岡第一テレビ 朝5:00〜

  [日曜日放映のテレビ局]
   びわこ放送 朝8:30〜 サンテレビ 朝7:00〜 
   北海道放送 朝5:00〜 群馬テレビ 朝7:00〜 
   テレビ神奈川 朝8:30〜

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ペンネーム : Anthrowpos

  • 滋賀県大津市在住のキリスト教プロテスタント系牧師です。日曜礼拝と祈祷会および聖書学び会を三本柱に、自宅にて毎回集会をしています。私の願いは、一人でも多くの方がまことの神様を知ってくださることです。そのためにも小冊子・チラシなどを配布し、地域の布教活動に取り組んでいます。

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