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【聖書】福音をローマへ

発行日時: 2006/11/25

〓〓†【聖書を開けば・・・】〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 第310号 〓〓〓

  おはようございます。本日もご愛読を感謝します。

  今年もクリスマスが近づきました。キリストの降誕祭! 祭り!?
  かつて日本では、外国の宗教行事ということであまり省みられなかっ
  たクリスマスですが、しかしいまや年末商戦の一角を担う重要な稼ぎ
  アイテムとして、どこの「お商売屋さん」でも力を入れて頑張ってい
  ます。金儲けのためなら「堅苦しいことは横に置いといて」というと
  ころでしょうか。

  もちろん本場?とも言うべき米国でもクリスマス商戦はすでに始まっ
  ており、そこでこんなニュースが届いています。

  昨年のこと、米国小売大手のウォルマート・ストアーズは、全社員に
  メリークリスマスという言葉の使用を禁止し、すべてハッピーホリデ
  ーに置き換えるよう通達しました。
  多人種多宗教を抱えるアメリカならではの話で、そもそもクリスマス
  がキリスト教の祭であることから「公の場ではクリスマスという特定
  宗教を示唆する言葉は用いるべきではない」と、当時人々の間から反
  発が起こっていたらしいのです。で、多くの顧客を抱えるウォルマー
  トでは、やはりこの時期キリスト教一色に偏ってしまうことは「宗教
  的差別である」と考えを改め、その配慮から2005年はメリークリ
  スマスという挨拶やクリスマスという表現を自粛したのでした。

  ところがこれがかえって各方面に波風をたてることになりました。特
  に米カソリック連盟などは「逆にキリスト教を差別することだ」とし
  て、全信者にウォルマートでの不買運動を呼びかけたのだそうです。

  これが相当売り上げ結果に響いたのでしょう。今年のウォルマートで
  は再び「メリークリスマス」と元気に呼びかける店員の姿が見られそ
  うだ、とAFP通信は伝えているそうです。

  日本も米国も、事情は異なれ、背に腹は代えられん、ということ。
  「ブルータスよ、お前もか!?」というお話でした。

 ◆◆ 今日のメニュー ◆◆◆◆

  φ(^O^)/ [聖書を開けば]: 福音をローマへ
  φ(^O^)/ [マメマメ知識]: 弁明・投獄・殉教  

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 ◇◆◇◆ (^^)/ [聖書を開けば・・・] コーナー (^^ゞ ◆◇◆◇
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 今日の聖書個所 : 使徒の働き 23章 11節

  その夜、主がパウロのそばに立って「勇気を出しなさい。あなたは、
  エルサレムでわたしのことをあかししたように、ローマでもあかしを
  しなければならない。」と言われた。

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 パウロによる過去三回におよぶ伝道旅行を通して「キリストの救いの福音」
はエルサレムから遠く離れた異邦人世界およびそこに住むユダヤ人の間に宣べ
伝えられ、結果彼が行き巡った町々には、のちに有力な教会へと成長発展する
大小さまざまなキリスト者の群れが形成されていきました。

 ところで今日は、パウロにとって最後の訪問地となるローマに向かう、その
きっかけとなった事柄についてお話したいと思います。

 三回目の旅行を終えたパウロが、報告のためにその足でエルサレムを訪れた
ことについては前回紹介しました。彼はこの町で新たな騒動に巻き込まれるこ
とになりました。それは、パウロの信仰とその活動に偏見と敵意をもって対峙
していたアジアに住むユダヤ人(彼らは五旬節を祝うためにこの町に来ていた)
が神殿の中にいたパウロを見つけ、彼を捕えようとして群集をあおり立てたの
です。彼らはこう叫びました《イスラエルの人々。手を貸してください。この
男はこの民と、律法と、この場所に逆らうことを、至る所ですべての人に教え
ている者です。そのうえ、ギリシャ人を宮の中に連れ込んで、この神聖な場所
をけがしています。》と。

 そもそも神殿内は、神聖な儀式を行なう「聖所と至聖所」を中心に、男子の
庭、婦人の庭、異邦人の庭という領域がありました。その名が示すとおり、ユ
ダヤ教徒であることを前提に、ユダヤ人男子しか入ることが許されない場所、
ユダヤ人婦人が入ることを許された場所、そして異邦人でも入ることを許され
る場所、という風にそれぞれ礼拝をささげる場所の区別がされていたのです。

 パウロ自身はユダヤ人ですから、当然礼拝は男子の庭でささげたことでした
が、この時その場には、パウロが町中で異邦人と親しく闊歩している姿を目撃
していたアジヤから来たユダヤ人もいて、彼らはパウロが「同じその異邦人」
を男子の庭にまで連れて来ていると思い違いをしたのです。

 勘違いとは言え、もともとパウロに対して偏見と敵意を持っていた彼ら。こ
れが動機となって大騒動が引き起こされたのです。彼らはあわよくばこの機会
にパウロを殺そうとさえ企んでいたようです。人々はパウロを男子の庭から引
きずり出し、宮の外にまで連れ出して、早々にその門を閉じてしまいました。

  **************************************************************

 さて神殿の外に持ち出された混乱は、さらにその激しさを増し、騒ぎはとう
とう駐留するローマ軍の千人隊長の耳にまで届きました。彼はすぐさま鎮圧の
ために兵士を派遣。そしてこの兵士を見た群集たちは、ようやくのことでパウ
ロから身を引いたのでした。

 千人隊長は騒ぎの素とも言えるパウロを捕えたものの、彼が何者であり、何
をしたのか皆目わかりません。彼はその場で各々に事情聴取をしようとするの
ですが、群集があまりにも勝手なことを叫び続けるため、かえって真実を知る
ことが出来ません。そこで千人隊長は、とりあえずパウロを兵営に連行し、そ
こであらためて尋問することにしました。

 兵営に入ろうとしたその時、パウロは群集に向かって弁明する機会を与えて
欲しいと千人隊長に願い出ました。隊長はこれを一度は許したのですが、その
後彼の弁明が異邦人のことに及ぶと群集がまたもや騒ぎ出したため、これ以上
は収拾がつかなくなると判断した隊長は、パウロをすぐさま兵営の中に引き入
れるよう部下に命じたのでした。

 なぜ彼らはこんなにまで執拗にパウロに向かって叫ぶんだろうか?

 千人隊長の疑問は深まるばかりです。そこで彼は、兵営の中でじっくりとパ
ウロを尋問し始めました。ところが尋問をしていくうちに、彼らはパウロがれ
っきとしたローマ市民権を持つ人物であることが分かり、彼に対する自分たち
の取り扱い方に不手際のあったことを知らされたのです。これについては、実
は以前にも同様のことがありました。二回目の伝道旅行先であるピリピの町で
受けた待遇です。あの時もローマ兵はパウロたちのことを外見だけで判断し、
十分に調べることもしないで、不当な扱いをもって彼らを牢獄に入れたのでし
た。ちゃんとした審議をしなかったその不手際を恥じそして恐れ、あの時はこ
っそりとパウロたちを町から追い出そうとしたのでした。

 千人隊長は次の二つの理由からパウロに「サンヒドリン議会の場において弁
明する機会」をパウロに提供することにしました。一つは、パウロに対するユ
ダヤ人たちの異議・憤懣があまりにも過激なので、千人隊長自ら彼らのその真
意を知りたいと思ったこと。二つ目は、パウロがユダヤ人であり且つローマ市
民でもあるということから、彼には公の場において自己弁明を行なう機会が法
的に保障されているから、でした。

 なんか、ここまで来ると、かつてイエス様がたどられた捕縛から尋問へと移
る経緯にそっくりです。ユダヤ人のパウロに対する敵意や動機についても同様
のことを思います。

 祭司長たちや全議会の前で弁明する機会を得たパウロ。でも結局のところ、
彼に対する議会の判断としては「統一見解を出すことは出来ません」でした。
それどころか、パウロの雄弁さがかえって彼らの中に分裂を起こさせ、議会ま
でもが収拾困難に陥ってしまったのです。

  **************************************************************

 誰もパウロに対する正当な評価を下すことが出来ない。まともな審議すら出
来ない。そんな状況に、ある種の幻滅を感じていたのではないかと思われるパ
ウロ。その彼に神は再び言われたのです。

 《勇気を出しなさい。あなたは、エルサレムでわたしのことをあかししたよ
うに、ローマでもあかしをしなければならない》

 神の恵みを宣べ伝えることにおいて、救いの恵みを大胆に証し明らかにする
ことにおいて、神は「決してうみ疲れてはならない」とパウロを励まされたの
でした。次の舞台は「ローマ」です。大舞台です。さらに福音が世界に出て行
くためのチャンスを提供する場です。

 何らかの形でキリスト者への迫害が起こると、実は福音の種はさらに広い範
囲に伝播していきます。これが神の用いられる不思議な方法でした。
 この後パウロは、千人隊長の下から当時ローマの総督府が置かれていたカイ
ザリヤに移送され、実にその地で二年間、拘置されたままの状態で時を過ごし
ます。そしてさらにその後、新しく赴任してきた総督フェストのもとで、今度
は「カイザルに上訴する道」を選択することになったのです。

 パウロのローマ行きへの道は、実に神様が備えられた忍耐と誠実と熱心を求
めるところの道でした。困難を伴なう道でした。しかしパウロは神の支えと励
ましを受けつつ、一歩一歩その道を進んでいくのでした。『このことのために
わたしは彼を選んだのです』と、父なる神は喜びをもって言われます。

 □□ 聖書のことば □□

    わたしのために、ののしられたり、迫害されたり、
    またありもしないことで悪口雑言を言われたりするとき
    あなたがたは幸いです。
    喜びなさい。喜び踊りなさい。
    天においてあなたがたの報いは大きいのだから。
    あなたがたより前に来た預言者たちも、そのように
    迫害されました。

     (新約聖書 マタイ福音書 5章 11−12節)

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 ◇◆◇◆◇ (^^)/ [マメマメ知識] コーナー (^^ゞ ◇◆◇◆◇◆◇
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           パウロの弁明・投獄・殉教

 第三回伝道旅行の報告のするために立ち寄ったエルサレムにおいてパウロは
捕えられた。そこで彼は自らの立場等について弁明を試みている。しかしその
言葉も中断を余儀なくされた。その後、彼は投獄を経験し、そしてさらにロー
マの法廷へ上告のために上り、遂にそこで殉教する。

 この時期はかなりの長期間に及んでいる。おそらくは十年であろう。簡単な
年表を以下に記しておく。

 紀元58年      エルサレムにおいて使徒パウロ逮捕さる
   58〜60年   カイザリヤで拘禁          
   60〜61年春  カイザリヤからローマへ護送
   61〜63年   ローマで投獄
   63〜66年   釈放と奉仕および2回目となるローマでの投獄
   67年      暴君ネロのもとで殉教

    (参考資料/ パウロの生涯と神学 聖書図書刊行会)

〓〓 【通  信】 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

 ■プレゼントのお知らせ

   クリスマスにはチト早いですが、久々にプレゼントをご用意しました。
   一つはキリスト教テレビ番組ライフラインのDVD。
    今年7月滋賀県で収録され、すでにテレビで放映済みのもの。
    お話は、ライフラインの司会者である関根牧師です。

   もう一つは、クリスマス・ショートメッセージが納められた小冊子。
    あなたの心に届け。ショート・ショートメッセージです。

   ご希望の方はメールにて 「DVD」または「小冊子」希望と申し込ん
   でください。 メルアドは下記『聖書の申し込み先』と同じです。
    申し込み締切日: 12月2日(土)当日まで 
    ご用意した数量: DVD ・・・・・・  5枚
             小冊子 ・・・・・・ 50部
    ※申込者多数の場合は「抽選」とし、商品の発送をもって当選通知と
     させていただきますので、あしからず。

 ■好評です!キリスト教TV番組“ライフ・ライン”
   あなたはもうご覧になりましたか? 毎週下記の各地方局で放映してい
   ます。

   [土曜日放映局] 青森テレビ     あさ 6:00〜
           福島放送      あさ 6:00〜
           新潟放送      あさ 5:30〜
           千葉テレビ     あさ 7:00〜
           テレビ埼玉     あさ 8:00〜
           静岡第一テレビ   あさ 5:00〜

   [日曜日放映局] びわこ放送     あさ 8:30〜
           サンテレビ     あさ 7:00〜
           北海道放送     あさ 5:00〜
           群馬テレビ     あさ 7:00〜
           テレビ神奈川    あさ 8:30〜

 ■聖書を進呈します

   未だ聖書を読んだことがない『あなた』に無料進呈します。
   希望される方は住所・氏名など、送付に必要な情報を下記までご連絡
   下さい。進呈させていただく聖書は『新約聖書』です。  

    E-mail : otu-bethel@nifty.com

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ペンネーム : Anthrowpos

  • 滋賀県大津市在住のキリスト教プロテスタント系牧師です。日曜礼拝と祈祷会および聖書学び会を三本柱に、自宅にて毎回集会をしています。私の願いは、一人でも多くの方がまことの神様を知ってくださることです。そのためにも小冊子・チラシなどを配布し、地域の布教活動に取り組んでいます。

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