【聖書】求む、あなたの愛を
発行日時: 2006/7/8 〓〓†【聖書を開けば・・・】〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 第291号 〓〓
おはようございます。本日もご愛読をありがとうございます。
七月に入りましたね。アツ〜イ夏の季節の到来です。
暑さを苦手とする私は、せめて毎日見るパソコンの壁紙は「涼しげな
ものを」と思い、先日ニフティのサイトから「海を疾走する帆船」の
写真を取り込みました。
海の蒼と空の青。真っ白な帆船と流れる風。
いいですねぇ。大きな帆船に乗船した経験はありませんが、見ている
だけで気分がグッと涼しげになります。当分の間この壁紙でいこうと
決めました。ちなみにこの写真はフィジー政府観光局から提供された
ものだそうですが、実際にそこへ行ってみたくなりますね。
◆◆ 今日のメニュー ◆◆◆◆
φ(^O^)/ [聖書を開けば]: 求む、あなたの愛を
φ(^O^)/ [マメマメ知識]: 皇帝クラウデオ
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◇◆◇◆ (^^)/ [聖書を開けば・・・] コーナー (^^ゞ ◆◇◆◇
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今日の聖句個所: 使徒の働き 11章 27−30節
そのころ、預言者たちがエルサレムからアンテオケに下って来た。
その中のひとりでアガボという人が立って、世界中に大ききんが起こると
御霊によって預言したが、はたしてそれがクラウデオの治世に起こった。
そこで、弟子たちは、それぞれの力に応じて、ユダヤに住んでいる兄弟た
ちに救援の物を送ることに決めた。
彼らはそれを実行して、バルナバとサウロの手によって長老たちに送った。
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人の難儀を知りながら、なお平然としていられる人がいるとすれば、それは
何と愛を知らない、薄情な人間ではないでしょうか。誰しも、そんな存在には
なりたくないと思うことですが、現実にはいろいろと理由をつけてはごまかし
、その場から逃避している人が多いのではないでしょうか。実は各言う私も、
イエス様に出会う前まではそんな人間の一人でした。もちろん、今もってなお
「未完成」の修行中の身ではありますが・・・。
さてサウロとバルナバの指導によってアンテオケ教会が大きく成長を始めて
いたころ、そこにエルサレムから下って来た預言者集団がありました。その中
のひとりでアガボという人物が、やがて起こるであろう《大飢饉》について預
言をしました。果たしてこれが《クラウデオの治世》に現実のこととなりまし
た。(この飢饉については、その歴史的事実をスエトニウスやタキトゥスとい
った人物の記録が裏付けしています。たとえばスエトニウスはこう記していま
す。『クラウデオがローマ皇帝として世を治めていた頃、帝国全体に影響を及
ぼすほどではないけれども、各地で頻繁に凶作や飢饉が起こった』と。)
預言者アガボの言葉を信じたアンテオケ教会の人々は、実はその時から大飢
饉に備えて具体的準備をコツコツ始めたことでしたが、実際飢饉が現実となっ
てみると、自分たち自身がそれほど大きな被害を受けることはなく、むしろエ
ルサレム教会を含むパレスチナ全土が受けた被害の方が深刻であることがわか
りました。
そこでアンテオケ教会の人々は、自分たちの力に応じて《ユダヤに住んでい
る兄弟たちに救援の物を送ることに決め》それを即実行に移したのです。この
時、いわゆる援助隊の指揮をとって活躍したのがサウロとバルナバでした。
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不思議なことです。かつては、キリスト者であれば女・子供に至るまで見つ
け次第捕縛してエルサレムに連行するという、そんな迫害に力を貸していたサ
ウロが、今は、飢饉で苦しむキリスト者たちを救おうと、その使者となってバ
ルナバと共にエルサレムに向かっているのです。
先にも書きましたが、二人が携え持っていった援助物資はすべてアンテオケ
教会の信者たちが「自分たちのために」と準備しておいたものです。けれども
、自分たち以上に「今、これを必要としている人々がいる」ことを知った彼ら
は、今回快くその蓄えを放出したのです。この行動の根底にあった動機は、言
うまでもなくイエス様が教えてこられた『愛』にありました。イエス様の教え
によって導かれ、育まれてきたその信仰が、今回の行動へと彼らを押し出した
のです。もちろん同胞を思う民族愛もあったことでしょうけれども。
イエス様は言われました《受けるよりは与える方が幸いである》と。《ただ
で受けたのだから、ただで与えなさい》とも。豊かな神の愛と恵みをただで受
け、日々それらをもって支えられている私たちは、こういう機会を通して『愛
の還元』を図っていかなければなりません。もちろんそれは強いられてではな
く、また分自身背伸びすることなく、今立っている場所から、できうる範囲で
いいのですから、本当に窮地にある人々を思って「自分の心」をささげるべき
なのです。
何事においても、とかく私たちは「自己中心的」になりがちです。ま、それ
はある意味当然のことです。自分の事を一番に考え、また自分自身を他人以上
に愛せない人などこの世にはひとりもいないのですから。でもそんな自分が、
他人のために自分を犠牲にすることができるなんて、なんてかっこいい?こと
ではないでしょうか。「俺にも、他人を顧みるそんな奇特な愛があったんだ」
とあらためて自分自身を好きになるかも・・・。
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先日ある団体から緊急援助の依頼がありました。それはこれまでにも幾度と
なく寄せられた同じ内容の手紙でしたが、今回は「世界の現状を伝え知らせる
手紙」として、飽食日本に生きる私には想像もできない『その日を精一杯生き
る人々』の暮らしが数枚の写真と共に紹介されていたのです。
なるほど「百聞は一見に如かず」です。私がいま置かれている生活状況とそ
の暮らしぶりとを比較したとき、いかに自分が豊かさの中でそれらを貪ってい
ることかをあらためて教えられました。
好き嫌いを言えるほどに豊かな食べ物に恵まれ、毎日とっかえひっかえ着替
えることができるほどの多くの衣服をもち、またテレビを見ながら惰眠をむさ
ぼる時間と空間をさえ持っている。加えて今の自分は、いのちをつなぐにおい
ては「別段必要ない」と思われる数多くの贅沢品も持っている。
こんな自分と彼らの生活を比べて、心が動かないはずがありません。キリス
ト者としてはなおさらです。で、いまの自分にできることは何だろう?と考え
て、私なりの行動をとりました。
この援助、つまり神から与えられた恵みの還元は、これからも続くことでし
ょう。いいえ、続けなければなりません。自分自身が澱んでしまわないために
も、是非そうすべきと考えます。
さて、あなたはどうですか? ご自分がいままで受けてこられた恵みの中か
らその一部分でも、いまそれを必要としている人々に分かち与えることができ
ないものでしょうか。規模は小さくても、あなた自身が「愛の使者」となって
働くとき、その行為は神によってきよめられ、幾倍にも増し加えられて、多く
の人々の欠乏を満たすことになるのです。
愛の神は、あなたの動機とその行為を喜ばれ、天からさらに豊かな霊的祝福
を注いでくださることでしょう。
□□ 聖書の言葉 □□
善を行なうのに飽いてはいけません。失望せずにいれば、
時期が来て、刈り取ることになります。
ですから、私たちは、機会あるたびに、すべての人に対して、
特に信仰の家族の人たちに善を行ないましょう。
(新約聖書 ガラテヤ人への手紙 6章 9−10節)
私たちは神の作品であって、良い行ないをするために
キリスト・イエスにあって造られたのです。
神は、私たちが良い行ないに歩むように、その良い行ないをも
あらかじめ備えてくださったのです。
(新約聖書 エペソ人への手紙 2章 10節)
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皇帝クラウデオ
クラウデオはローマ帝国4代目皇帝でした。一般にはクラウディウスと呼ば
れ、紀元前10年に生まれました。その治世は紀元41年から54年とされて
います。
クラウデオ帝は生まれながらにして体の一部に麻痺を抱えていて、これがコ
ンプレックスとなり、政治手腕にも少なからずの影響を与えていたようです。
また彼は、それまでの3代の皇帝からは『愚か者』とみなされていました。
それは彼の意志薄弱的性格のゆえで、実際、政治の実権は無節操な臣下たちに
握られていたとも言われます。
彼の治世時代には、ローマ帝国全土に被害を及ぼすほどの大飢饉はありませ
んでしたが、各地で飢饉や凶作が起こりました。特にパレスチナ地方は、毎回
深刻な影響を受ける地域として有名でした。史家スエトニウス(クラウデオ伝)
やタキトゥス(年代記)が、そのことを歴史的資料として記録に残しています。
クラウデオ治世の紀元49年「彼は、クレストゥスの指導の下にたえず反乱
を起こすユダヤ人たちを、ついにローマから追放した」と、スエトニウスの記
録は語っています。一説によれば、ここにある「クレストゥス」とは「キリス
ト」のことを指し、要するにキリスト者たちの集会にある種の脅威を感じた彼
が勇み足でとった施策ではなかったかと言われています。
(参考資料: 新聖書注解 / 図説・キリスト教史 / 新聖書辞典 )
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