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【聖書】使徒パウロ −3

発行日時: 2006/6/10

 〓〓†【聖書を開けば・・・】〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 第287号 〓〓

  おはようございます。本日もご愛読ありがとうございます。

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 今日の聖句 : 使徒の働き 9章 1−5節 

 さてサウロは、なおも主の弟子たちに対する脅かしと殺害の意に燃えて、
 大祭司のところに行き、ダマスコの諸会堂あての手紙を書いてくれるよ
 う頼んだ。
 それは、この道の者であれば男でも女でも、見つけ次第縛り上げてエル
 サレムに引いて来るためであった。ところが、道を進んで行って、ダマ
 スコの近くまで来たとき、突然、天からの光が彼を巡り照らした。彼は
 地に倒れて、「サウロ、サウロ、なぜわたしを迫害するのか」という声
 を聞いた。彼が「主よ、あなたはどなたですか」と言うと、お答えがあ
 った。「わたしは、あなたが迫害しているイエスである。」

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 彼パウロが律法に忠実かつ厳格なパリサイ人であり、熱心なユダヤ教徒であ

ったことはすでに紹介しました。確かに彼は天地を造られた唯一まことの神を

信じ畏れる信仰者でした。
 その「信仰的熱心」には今日の私たちも大いに学ぶべきと思いますが、時に

それが「自分の義」や「偏見」「誤った知識」を土台とする上に築き上げられ

ると、とても厄介な存在になることも事実です。

 当時のパウロは、キリストの教えはユダヤ教から逸脱した教えであり、イエ

スは唯一まことの神を冒涜する人間であるとして捉えていました。それゆえキ

リストの弟子たちを捕縛し懲らしめることは神の意に適ったことであり、自分

の行為は当然神ご自身によって正当化されることだと信じて疑っていませんで

した。たしかに、あの事が起こるまでは・・・。

  **************************************************************

 この日もパウロは、新たにキリスト者を捕らえてエルサレムへ引っ張ってい

こうと、その意に燃えながらダマスコへの道を急いでいました。すると突然天

からのまばゆい光が彼ら一行の上に臨みました。それは「柔らかい光」ではな

く、どちらかといえば「稲妻のように鋭く研がれた光」で、パウロ自身の告白

によれば、光は大きな音と共に彼の体を地面に叩きつけるようにして臨んだと

いいます。またこの時パウロは、自分の名を呼ぶ声を聞いたともいうのです。

 《サウロ、サウロ、なぜわたしを迫害するのか》

 彼は事態が呑み込めませんでした。いったい何が起こったのか。何があった

のか。自分の名前を呼ぶ声の主はいったい誰か。自分が信じ仕える神の声か、

それとも誰か他の人間の声なのか。

 ふと我に返るとパウロは、耳は聞こえるもののその目はまったくモノを見る

ことができなくなっていました。それが一層パウロの心を不安にさせました。

そして彼はきっと次のような自問自答をしたことでしょう。

 なぜわたしを迫害するのか?って、どういうことなんだろう。どうやらこれ

は私がお仕えする神の声ではなさそうだ。なぜなら、私は決して自分の神を迫

害などしていないのだから。
 ではいったい誰の声なんだろう。確かに私はいまある人々に的を絞って迫害

を加えている。しかしそれは不特定多数に及ぶキリスト者たちであって、決し

て一人の人物を対象にしているわけではない。にもかかわらず声の主は《なぜ

わたしを》という。さて分からん。いったいこれは誰なんだ?

 パウロは恐る恐る尋ねてみました《主よ、あなたはどなたですか》と。する

ととんでもない返事が返ってきたのです。《わたしは、あなたが迫害している

イエスである》

  **************************************************************

 もしあなたが、それまでの自分の考え方や生き方、また蓄えてきたあらゆる

知識に関し「それは間違っている」との指摘を受けたとしたらどうでしょう?
しかも、誰とも分からない正体不明の人物からいきなり自分を否定されるよう

な指摘を受けたとしたら。きっと誰だって怒りだすに違いありません。自分に

大きな自信と誇りを持っていればいるほど、きっとその怒りも大きくなるはず

です。(少なくとも私だったらブチ切れです)

 ところがこの時のパウロはそうではありませんでした。確かに彼は自分のこ

れまでの生き方に誇りと自信をもっていました。唯一まことの神を信じ、この

方の律法に従って日々を歩むことにパウロはとにかく熱心でした。ですからこ

そ彼は、神を冒涜する輩(やから)に対して義憤をもって厳しく臨むことができ

たのです。その信仰に立って、容赦なく迫害を加えることができたのです。

 先ごろ十字架上に死んだナザレ人イエスはまさにその筆頭であり、パウロに

してみれば彼の教えを信奉する輩は迫害してあまりある人々でした。彼らを懲

らしめれば懲らしめるほど、パウロは神に喜ばれていると信じていました。

 ところがです。パウロの発した質問に対してその声の主は《わたしは、あな

たが迫害しているイエスである》と返してきたのです。これは驚きでした。
 彼はすぐさま打ち消すことができました。問答無用で否定することもできま

した。しかし正直なところ、何も言い返せなかったのです。なぜですか?

 復活されたと一部の信奉者たちによって流布されていたイエス。もちろんパ

ウロ自身、デマとされたそのことを信じてはいませんでした。でも、いまその

方の声を自分自身の耳で聞いたのです。しかもはっきりと《わたしは、あなた

が迫害しているイエスである》と言われるその声を。

 もはや彼には否定しようにもその術が見つかりませんでした。それよりもど

うやって自分自身の気持ちを整理するべきかで、正直この時の彼は混乱してい

ました。

  **************************************************************

 もし、この声の主がまことにあのナザレ人イエスだとすればどうなるのか?

これまで語られてきたように、やはり彼は甦られた神の子であるということな

のか? もしそうだとすれば、自分がこれまで正しいと信じて行なってきたキ

リストの弟子たちに対する迫害は、いったいどういうことになるのか? 

 もし・・・もし・・・と考えると、彼は自分のこれまで行なってきた迫害の

数々に、神の御前にただ震えおののくばかりでした。もはやパウロは何をもっ

て弁明することもできません。ただただ自分の過ちとその愚かさを恥じ入り、

今は自らを神の裁きに委ねるしかなかったのです。

 後にパウロは、キリスト・イエスのよみがえりを信じない人々に向かってこ

う語っています。『もしキリストがよみがえらなかったのなら、あなたがたの

永遠の命についての期待と神に対する信仰はむなしく、あなたがたは今もなお

自分の罪の中にとどまっており、やがては滅び去るだけです』『しかし神は、

たしかにイエスを甦らせなさいました。それによって、彼が神の子であること

を証しされたのです』

 パウロは今回の出来事を通して『復活の主イエス様』に出会いました。この

方の声を聞き、自分の本当のありようを知らされて、彼パウロはまさしく「イ

エス様こそ神の子である」との理解に導かれたのです。

 ダマスコに向かう途中、パウロは劇的な経験をしました。それは確かに誰も

が経験できることではありません。むしろ、特別なことであった、と言った方

が的を射ているでしょう。しかしながらこの出来事を導き出したのは、まこと

の神を愛し、常に真理を求め続けた熱心な彼の姿勢があったからこそだと言え

るのではないでしょうか。            (次回へ)

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         始まった、新しい駐禁取締りについて

 これまでは警察官の仕事とされていた「駐禁の取締り」が、先日より民間企

業に一部業務委託され、日本各地で行なわれるようになりました。テレビニュ

ースを見てますと、混乱が若干あったものの早速その成果が出始めているらし

く、これまでは路上駐車の無法地帯と化していた「ある通り」が、みごとスッ

キリしている映像が映っていました。きびしいデス!と嘆く人も多いことです

が、もともとは個々人のモラル欠如が引き起こしたことですから、自業自得の

観は否めません。

 ただそんな中で、いくつかの問題点も現われ始めてます。その一つが郵政公

社の集配業務を行なう車は取締りを免除されるというもの。最初この事を耳に

したとき「おいおい、それはおかしいでしょう」とおもわず声を荒げたことで

した。他の民間配送業者にしても、なぜ郵政公社の車だけが?と不平不満が起

こるのは当然ではないでしょうか。
 そうしたこともあってか、詳細は未確認ながら、ある自治体では所轄の判断

により「申請者の事情を考慮の上、実情に即して駐車許可証の発行に応じる」

とのことです。もっとも、区間限定とか時間帯の制約はあるそうですが。
 ということは、今回のこの規制は当初から大いに手直しすべき部分がたくさ

んある「欠陥規制」なのでは?

 宅配業者や引越し業者あるいは介護車両など、業務上どうしてもある時間を

同じ場所に止まっていなければならない仕事の車が他にもたくさんあるわけで

、そんな中でどうして「郵政公社の車だけ」が例外的免除の対象とされるので

しょうか。

 かのソクラテスは「悪法もまた法なり」と言いました。でも「過ちては改む

るにはばかることなかれ」(論語)とも言います。現実を見て判断するところの

常識的見地と、誤りを認めて臨機応変に直ちに改定する謙虚さが、どれほど我

が国の施政者にみられることか、日本をこよなく愛し、ゆえに未来を憂う一国

民として、これからの成り行きを見極めたいと思う次第です。

 ≡≡◆◇◆ 通 信 ◇◆◇≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡
                                   
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    特別対談番組が予定されています。是非ご覧ください。      
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    放映日時は、各放映局の「定例放映日」に準じます
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    ■毎週土曜日放映のテレビ局
     放映日: 6月17日(土) および 24日(土)
      青森テレビ   あさ 6:00〜
      福島放送    あさ 6:00〜
      新潟放送    あさ 5:30〜
      千葉テレビ   あさ 7:00〜
      テレビ埼玉   あさ 8:00〜
      静岡第一テレビ あさ 5:00〜

    ■毎週日曜日放映のテレビ局
     放映日: 6月18日(日) および 25日(日)
     ★びわこ放送   あさ 8:30〜
      サンテレビ   あさ 7:00〜
      北海道放送   あさ 5:00〜
      群馬テレビ   あさ 7:00〜
      テレビ神奈川  あさ 8:30〜

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ペンネーム : Anthrowpos

  • 滋賀県大津市在住のキリスト教プロテスタント系牧師です。日曜礼拝と祈祷会および聖書学び会を三本柱に、自宅にて毎回集会をしています。私の願いは、一人でも多くの方がまことの神様を知ってくださることです。そのためにも小冊子・チラシなどを配布し、地域の布教活動に取り組んでいます。

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