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【聖書】あなたのタラント・それは愛
発行日: 2006/5/20 〓〓†【聖書を開けば・・・】 〓〓〓〓〓〓〓〓〓 第284号 〓〓〓
おはようございます。本日もご愛読ありがとうございます。
このところ大津は雨降りが続きます。梅雨にはまだ若干早い気もします
が、そんな様相の毎日に気分はちょっと下降気味です。
実は今も降っています。
水のはられた田んぼでは、雨粒が落ち跳ねるシャーシャーという細かな
音が響いています。
あぁ、これが日本の原風景なんですねぇ、って感傷的になってる場合で
はありません。さぁ、がんばって、今日もお仕事、お仕事。
雨の中の自分に、ご苦労さん、です。
今日のメニュー:
φ(^^)/ [聖書を開けば] ”あなたのタラント・それは愛“
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回◆回 !(^^)! [聖書を開けば・・・] コーナー (^^)/ 回◆回◆
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今日の聖句 : マタイの福音書 25章 29節
だれでも持っている者は、与えられて豊かになり、
持たない者は、持っているものまでも取り上げられるのです。
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天は二物を与えず、ということわざがあります。広辞苑ではその意味を「一個の人間は、そうそう数多くの才能や長所をもっているものではない」と説明していますが、これは見方を変えて言うなら「どんな人間にも、一つくらいは才能なり長所なりがあるものだ」ということではないでしょうか。たしかに神は、どんな人間にも「その人ならではのもの」を与えておられると私も思います。今回再び取り上げるこの個所「タラントのたとえ話」から、私たちは「それを自覚すること」と「それを用いること」についてあらためて学んでみたいと思います。
ここには「ある人物に仕える三人の使用人」が登場します。ある時彼らは、それぞれの能力に応じて委ねられたタラントを使って「商売をするように」と主人から言いつけられました。主人はその足で旅行に出かけるので、しばらく家を留守にする、というのです。
それぞれに委ねられたタラントは、5タラント、2タラント、1タラントであったと聖書は書いています。ちなみにタラントとは、当時の通貨および度量衡の単位で、通貨タラントは日常生活においてはめったに使われることのない高額単位でした。実際1タラントは、大人一人が一日中働いて得る賃金1デナリの6000倍に相当する金額で、当時の庶民レベルでみれば、それはそれは天文学的数字の大金でした。それでも1タラントは、この三人の中では預けられた金額のうちで最も小額なのですから、彼らの仕える主人のいかに大金持ちかが想像できます。ただし、あくまでもたとえ話の中でのことですが。
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さて5タラント預かった者、2タラント預かった者たちは、主人の言いつけ通りさっそくこれを元手に商売をはじめ、結果それぞれ「元手を二倍に増やす」という成果をおさめました。
では1タラント預かった者はどうしたでしょうか? 彼もこの大金を受け取ったあと直ちに《出て行》ったとあります。でもその向かう先は、先の二人とは違っていました。
実は彼は「もし商売に失敗して元手を減らしでもしたらどうしよう」と不安を抱いたため、預かったお金には一切手をつけようとせず、結局その1タラントをそのまま地面の中に隠した、と聖書は書いています。
彼は、自分の仕える主人がたいへん厳しい人であると理解していましたので、もし元本をわずかでも減らすようなことになれば、どんなに重い責任を追求されるか分からないと想像して恐れたのです。ですから彼は、清算を求められた時には、少なくとも預かった元手をそのままの状態で返すことができるようにと、1タラントをそのまま地中に埋め、時が来るまで隠しておくことにしました。
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旅先から主人が戻ってきました。さっそく彼は預けておいたタラントの清算を始めました。しもべたちがひとりひとり彼の前に呼び出されます。
5タラントおよび2タラント預かっていた者たちは、それぞれ儲けた利益を添えてこれを主人に返しました。主人は『よくやった。良い忠実なしもべよ。』と彼らを褒め、また『あなたには、たくさんのものを任せよう』と、さらに大きな仕事と祝福を与えました。
さあ、1タラント預けられた者の番が来ました。彼は恐る恐る例の1タラントを差し出し、こう弁明しました。『ご主人さま。あなたは、蒔かない所から刈り取り、散らさない所からかき集めるひどい方だと知っていました。それで私はこわくなり、あなたの1タラントを地の中に隠しておきました。さあどうぞ、これがあなたから預かったものです。』
主人の反応は・・・? しもべに向かって彼は言います。『悪い怠け者のしもべだ。それを取り上げて、10タラント持っている者に与えなさい。』
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さて何が主人を怒らせたのでしょう。主人に失望を与えたものはいったい何だったのでしょう。儲けの有る無しでしょうか?
あなたが主人の立場にたてば、そのあたりの理由がよく分かるのではないでしょうか。正直言って、1タラントを預けたしもべに対する主人の評価は一気に下がりました。要するに彼は、主人から注がれた期待と信頼をみごとに裏切ったのです。何もしなかった、という一点において。
主人はしもべたちの能力を知っていました。それは、決して彼らに対する過大評価によるものでなく、長年自分の下での働きぶりを見てきた「観察眼」によるものでした。彼らには、それぞれ委ねられたもの(この場合はタラントですが)を生かし用いるだけの十分な能力があったのです。もちろんある人には5タラント、あるには2タラントという風に、みんながみんな十把一絡げ的に同じだけのタラントを任されたのでなく、あくまでも《それぞれの能力に応じて》です。
二人のしもべは主人の言葉に従って行動し、結果としてそれぞれの成果をあげました。しかし三人目のしもべについては、そうではありませんでした。彼はのっけから消極的になりました。行動を起こす前から「恐れ」「思い煩い」にとらわれたのです。
彼の「恐れ」の出所は何でしょう? 一つは、主人に対する偏見と誤解にありました。彼は弁明の中で《あなたはひどい方だとわかっていました》と語っています。彼は、清算の際には元手として預けられたタラント以外にその数倍にも及ぶ法外な金額を主人から求められるのではと勘ぐり、恐れたのです。
しかしもしこの主人が本当に「金儲けにのみこだわる」守銭奴のようなひどい人間だとしたら、そもそも1タラントもの大金をしもべに委ねるでしょうか。これで商売をやってみなさい、と言うにしても、もっともっとリスクの少ない金額をもって試すのではないでしょうか。
この場合はむしろ正反対で、主人は「しもべ思いの良い主人」だったのではないでしょうか。しもべの能力を正しく見極めてくれていて、その上でそれぞれに応じた分を与え「やってみなさい」と励まし送り出してくれたのではないか、と思うのです。
このしもべは、明らかに主人を誤解していました。ああ、何と言うことでしょう。彼は1タラントもの大金を任せられるほどに、実は主人から期待され信頼されていたのに。
しもべが抱いた「恐れ」の出所のもう一つは、失敗の後に来る結果を案ずる思いから生じた恐れです。先の事柄とも関連しますが、このしもべは「失敗を恐れた」と言うよりは「失敗によって生じる、その後の顛末」に一抹の恐れを感じていたように思われます。
もし商売に失敗して損失を出したら・・・かっこ悪い? 信用をなくす? 叱られる? 惨めだ! 申し訳ない! 自信喪失!!
でも主人は「失敗すること」について何も語っていません。「その時はお前が自分で責任を取れ」とは求めてもいなかったことです。むしろ「失敗してもいいから、とにかく思う存分やってみなさい」と、まずは各人の能力がいかんなく発揮されることに期待をしていたのではないでしょうか。
しもべは「主人に忠実」ということを学ばねばなりません。主人の言葉に聞き従わず何もしないこと、その姿勢こそがしもべとして厳しく責任を問われるのです。
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さてさて『天は二物を与えず』でしたね。とは言え、本当にそうかな?と感じさせられることが、今の世の中ないわけではありません。たしかに自分の周りで活躍する人たちを見ていると、そう思えても仕方ないことなのかもしれません。 でもここはひとつ、他人の能力や持ち物をただに羨むことはやめ、あなたにしか与えられていない貴重なタラントに注意をはらっていきませんか。自分に委ねられた能力に思いを集中してみませんか。
神様は、あなたがあらゆる能力に秀でたオールマイティの人間になることを願ってはおられません。スーパーマン的な働きをすることを期待してはおられないのです。神様があなたに期待しておられること、それは《小事に忠実なること》です。与えられた1タラントを生かし用いることに全力を尽くす姿勢、それが求められているのです。
あなたが委ねられたタラントを自覚し、かつそれを十二分に用いているというのなら、それで良し。しかしそうでないなら、どうかいま一度自分のそれを見つめ直し、タラントをフルに活用する道を探ってください。
失敗?そんな不安、恐れ、思い煩いは神様に委ねましょう。神様が責任を負ってくださるというのですから。まずは「やってみること」です。
あなたは、この世において貴重な存在です。なぜならあなたは神に愛されている特別な存在だからです。神はあなたにしか出来ない計画をもっておられます。そのために備えられたタラントが一つあります。それは愛です。
あなたは神と人から愛されるために生まれてきました。が、そのあなたは、他の人々を愛するために、今ここに生かされています。あなたに与えられたタラントは愛です。神の性質である無限の愛の一部分を、あなたも受けているのです。もっともっとこれを育ててください。隣人のためにこれを用いてください。
あなたがタラントを土の下に隠したままで、すべてを終わらせてしまうことがないようにと、祈ります。
□□ 聖書の言葉 □□
たとい私が持っている物の全部を貧しい人たちに分け与え、
また私のからだを焼かれるために渡しても、
愛がなければ、何の役にもたちません。
こういうわけで、いつまでも残るものは信仰と希望と愛です。
その中で一番すぐれているのは愛です。
(新約聖書 コリント人への手紙第一 13章 3、13節)
≡≡◆◇◆ 通 信 ◇◆◇≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡
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