【聖書】心から兄弟を
発行日時: 2006/2/4 〓/†/【聖書を開けば・・・】〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 第271号 〓〓
おはようございます。本日もご愛読をありがとうございます。
ここ数日アルバイト先の魚市場では「塩イワシ」の販売出荷で大忙し
でした。そうなんです。この時期「節分のためのイワシ」が集中して
取引されたからです。
あなたは食べましたか? イワシ、豆、そして新参者の巻き寿司を。
我が家では、お店から頂戴した塩イワシをさっそく食べましたが、な
にしろ外国産なものですから、一尾のデカイことデカイこと。味はた
しかに美味しかったのですが、正直なところを言わせてもらえば、元
来が魚嫌いの私には「試練」でした。つまり小骨が・・・。
魚嫌いといえば、近頃の若者もあまり魚を食べなくなりました。特に
尾頭付きなどになると、たといそれがイワシのような小魚であっても
まったく手をつけようとしないそうです。
そんな彼らになんとか魚を食べさせようとの苦心から、最近の主婦は
『魚の缶詰』たとえば鯖煮、さんまの蒲焼、イワシの甘露煮などを食
材に多用しているとのこと。たしかにこれだと小骨を気にすることも
なく、すべて頭から尾っぽまで食べられますし、味の方も万民向けに
味付けされているので、ま、仕方ないかなって納得したのですが、で
もやっぱりさみしい気もします。
それにしても、あれだけ出荷した塩イワシはどこの店先で売られてい
るんでしょうね?
本日のメニュー:
φ(^^ゞ [聖書を開けば] コーナー “心から兄弟を”
φ(^^ゞ [雑談喫茶室] コーナー “ゆるすこと”
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回■回■ [聖書を開けば・・・]コーナー (^o^)丿 1(^^ゞ ■回■回
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そのとき、ペテロがみもとに来て言った。
「主よ。兄弟が私に対して罪を犯した場合、何度まで赦すべきでしょ
うか。七度まででしょうか。」
イエスは言われた。
「七度まで、などとはわたしは言いません。七度を七十倍するまでと
言います。
─ 以下中略 ─
あなたがたもそれぞれ、心から兄弟を赦さないなら、天のわたしの
父も、あなたがたに、このようになさるのです。」
(新約聖書 マタイの福音書 18章 33−35節)
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いまさら申し上げるまでもなく『他者を赦す』ということが、如何に私たちにとって至難の業であるか、人生を長く歩んできた人であればあるほど十分に承知されていることと思います。
たしかにこの世にあっては、社会生活を営む私たちが他人との関わりの中で何の摩擦もなしに過ごすということは有り得ないことです。はっきり言って、大なり小なりのゴタゴタは、誰もが日々の中で経験していること。問題は、それぞれの立場における対処法です。自分が被害者である場合、あるいは加害者である場合の、相手に対する取り組み方がこの聖句個所では問われています。
ペテロはこう質問しました。《兄弟が》私に対して罪を犯した場合、何度まで赦すべきでしょうか、と。彼は自分が被害者としての立場で、どう相手に対処すべきかを問うています。
たとえば、加害者の相手が全く見ず知らずの赤の他人で、出会い頭の事故のような一過性の問題がそこに生じたのであれば、一般論としては「とことん相手の非をただして、謝らせる」という方法が考えられます。しかし中には、あえてゴタゴタには関わりたくないとして「我慢する」「無視する」「やり過ごす」といった消極的方法で処理する人もいるでしょう。ま、二度とその人の顔を見ずに済むのであれば、本心からの納得はいきませんが、そんな方法も選択肢の一つとして良いかも知れません。
しかし加害者が、翌日もまたその翌日も顔を合わせる職場の人間であったり、あるいは同じ一つ屋根の下で暮らす親やあなたの連れ合い、また兄弟だったりすると事は少々厄介になってきます。いい加減な処理の仕方では、かえって後々に尾を引くことになるからです。
ペテロの質問は、身内の者が自分に対して罪を犯した場合、どれほど赦せば互いの関係を円満に維持できるかについてでした。それに対するイエスの答えは「徹底した赦し」でした。実はこの赦しの原点は、自分自身がまずこんなにも深く赦されている者であるから、という神との関係における自己認識にあったのです。
神との関係においては、私が加害者で、被害者は神ご自身です。ペテロが加害者で、神が被害者です。
本来なら被害者である神が、加害者である私たちをその罪にしたがって厳しく裁かれることでしたが、しかし神はそうなさらなかった。自分のような過ち深き人間の罪を赦すために、神はひとり子イエスを身代わりとして立てられ、彼に私たちの罪をすべて背負わせ、十字架の死において裁かれたのです。
私たちはこの事実の故にいまや罪赦された者となり、約束の言葉をもって神との間に平和の関係を維持させて頂いているのです。
神の大きな犠牲を伴った赦しに対して、私たちは何をもって応えることができるでしょうか。ただただ感謝あるのみです。かように私たちは、神に深く愛されているのです。こんなすばらしい境遇に置かれている私たちが、どうして身内の多少の過ちを赦すことができないでしょうか。
口先だけのゆるしや中途半端なゆるしで終わらせることなく、真実をもって、誠実をもって相手の非を赦しましょう。心からのあなたの赦しを相手に表わしましょう。
私たちは「あした」もその人と顔を合わせるのです。その声を聞くのです。心の内に相手に対するわだかまりがすっかり消えるまで、まずは自分に対する神の愛を確認しつつ、その神が同じく愛しておられる「その人」を受け入れるようにしましょう。
愛と恵みに富まれる神が、まずはあなたを支え、あなたの心に神の愛を満ち溢れさせてくださいますように。
□□ 聖書の言葉 □□
主のしもべが争ってはなりません。むしろ、
すべての人に優しくし、よく教え、よく忍び、
反対する人たちを柔和な心で訓戒しなさい。
もしかすると、神は彼らに悔い改めの心を与えて
真理を悟らせてくださるでしょう。
(新約聖書 テモテへの手紙第2 2章 24−25節)
お互いに親切にし、心の優しい人となり、
神がキリストにおいてあなたがたを赦してくださったように、
互いに赦し合いなさい。
(新約聖書 エペソ人への手紙 4章 32節)
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ゆるした時だけ、人は本当に愛を自分のものとする
以下に紹介する文章は、曽野綾子著『失敗という人生はない』(海竜社)からの引用です。「ゆるし」に関する項目から抜粋しました。
■「私を変えた聖書の言葉」より
もし、私の他にも、許せないという人がいたら・・・私はその人々のためにも、書くべきかも知れない。
許せない場合には、私たちは最低限『自分が許せなかったのだ』という悲しさと醜さを自覚し続けるべきだと思う。それで許されるわけではないが・・・
これが最低の責任である。
それから、心で許していなくても、できるだけ、許しているのと同じ行為をすべきである。「そういうことは嘘をつくことになりませんか」と私に質問した人がいた。私はそれこそが理性の愛、アガペーだと思う、と言った。
私のように理性の愛さえもちにくい人間は、せめてそのあたりを最低の目標にすべきだと思うのである。
■「あとは野となれ」より
自分ができないことを、どうして他人に要求できよう。しかし、自分に危害を与えた相手を許すことが『輝き』であるということは真実とは別である。
許しが偉大であるとすれば、それは、それほどにできにくいからであり、そして許した時にだけ、その人は本当に愛を自分のものとするからだと思う。
公害や原爆に抗議することと、許しとは少しも矛盾してはいない。怒りをかき立てることだけが、社会正義であることなどは少しもないのである。公害や核兵器の危険から社会を守るためには、かき立てられた怒りだけではなく、静かな理性こそ大切なのである。
■「時の止まった赤ん坊」より
本当の平和も許しも、自分が傷つかずには済まないのが、その特徴である。
平和とは、他人が生きて、自分は死ぬことだ、となったら、平和というものを支持する人々の考えも大分変わってくるだろう。自分が傷つかずに済むおきれいごとの話などと言うのは、多くの場合この世でほとんど力を持たないのである。
(※)過去のメルマガから、同一記事を再掲載させていただきました。
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