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【聖書】まことの忠義とは

発行日時: 2005/9/17

 〓/†/【聖書を開けば・・・】〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 第253号 〓〓〓

  おはようございます。きょうもご愛読をありがとうございます。

  大型台風も過ぎ去り、衆議院選挙の嵐も過ぎ去った一昨日のこと。
  BS放送でも見ようかと久しぶりにチャンネルをあわせたところ、ど
  うしたことか画像がまったく映りません。
  設定に何かの不具合でも生じたのかと、操作マニュアルを見ながらア
  レコレやってみました。すると・・・ 出ました!
  画面に赤文字で『アンテナコードが断線しています』と。アタタタ! 

  原因? あの台風の際に吹いた「突風」しか考えられません。

  我が家はアパートなので、共同アンテナです。
  きっと他の家でも困っているだろうなぁと思いつつも、誰かが何とか
  してくれるのでは・・・と、淡い期待を抱きながら、いまだ他人任せ
  で様子見をしている私です。こういう態度って、やっぱ卑怯?

  今日のメニュー:
  φ(^^ゞ [聖書を開けば] コーナー “まことの忠義とは”
  φ(^^ゞ [雑談喫茶室]  コーナー “キャンペーン”

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 ■回■  1(^^ゞ  [聖書を開けば・・・]コーナー  (^o^)丿  ■回■
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  突然、ひとりの男がサウルの陣営からやって来た。その着物は裂け、
  頭には土をかぶっていた。彼は、ダビデのところに来ると、地にひれ
  伏して、礼をした。
  ダビデは言った。「どこから来たのか。」
  彼はダビデに言った。「イスラエルの陣営からのがれて来ました。」
  ダビデは彼に言った。「状況はどうか、話してくれ。」
  すると彼は言った。「民は戦場から逃げ、また民の多くは倒れて死に、
  サウルも、その子ヨナタンも死にました。」

       (旧約聖書 サムエル記 第二 1章 2−4節)
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 ダビデたちがアマレクの略奪隊から自分の妻や子どもたち、およびその他所有物のすべてを奪回し「ツィケラグ」に帰還した頃、全ペリシテとサウル王率いるイスラエルとの戦いはギルボア山において壮絶を極めていました。

 聖書によれば、戦いの形勢はイスラエルにまったく不利でした。実に、イスラエルの王サウルと彼の三人の子ども、即ちヨナタン、アビナダブ、マルキ・シュアは、この戦いにおいてことごとく殺されたと記されています。

 さて、その戦場から逃げのびて来たひとりの若者がありました。彼はアマレク人でしたが「イスラエルの陣営から逃れてきました」とも話していますので、おそらくイスラエル軍兵士として参戦していたのでしょう。自軍イスラエルが敗戦濃厚となった状況をみて『これはヤバイ!』と判断し、ひとり戦線を離脱。生まれ故郷目指して敗走する最中だったと思われます。その途中で、彼は偶然にもツィケラグ村に足をふみいれたのです。そこにダビデがいるとは知らないで。

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 突然の侵入者に村は騒ぎ立ちました。若者の風体から、誰の目にも彼が戦場から来た者だと分かったからです。彼の着物は裂け、その頭には土をかぶっていたと聖書は記していますが、これは彼が悲劇的な事を体験した事実を物語っていました。

 早速若者はダビデの前に引き出されました。その瞬間若者はさぞかし驚いたことでしょう。サウル王があれほど探し回っていたダビデが、まさに今自分の目の前にいるのですから。
 ダビデは若者にその素性を問い、どこから来たのか、なぜそのような風体なのか等など、そのあたりの事情を詳しく聞くために尋問を始めました。

 この時、ある事情から、驚き慌てた若者は幾つかの過ちを犯してしまうのでした。ダビデに殺されるかもとの恐れを感じた彼は、咄嗟にその危機からの回避をはかろうと、ダビデに取り入るための策(詭弁)を弄したのですが、それはかえって結果的に、彼のいのちを死に近づける浅はかな行為となってしまうのでした。では、彼がダビデの前に犯した過ちとはいったい何だったのか、検証して見ましょう。

 まず第一は、この若者がダビデとサウル王の関係を「正しく理解していなかった」ことです。彼は、今でも二人の関係が敵対関係にあるものと思っていました。たしかにサウル王は、一時イスラエル全土に『ダビデ討伐』を命じたほど、彼に対する敵意をあらわにしたことですが、しかし冷静さを取り戻すにしたがって、サウル王のそうした感情は薄れていったのです。一方のダビデは、当初からサウル王を心底敵視する反逆・背信の思いは毛頭なく、実際彼が王のもとから逃亡する動機は「自分が仕える主君サウル王とは争いたくない」との思いに基づく判断からでした。
 ダビデはサウル王とその家族のことを深く思っている、との心を知らない若者は、単純にこう考えたのです。「敵とするサウル王が死んだ事を聞けば、ダビデはきっと喜ぶに違いない」「サウル王の死は、長年逃亡生活を送るダビデにとって『良き知らせ』となること間違いなし」と。若者は、この報告がダビデに心からの安堵をもたらすものであると考えたに違いありません。ひょっとしたらこの事で褒めてもらえるかも、と甘い考えをもったかも知れません。

 とにかく彼は、はからずも「サウル王の死」を伝達する使者の役目を果たすことになった自分を、ダビデが悪く扱うことはないだろう、と考えたのです。

 過ちの第二は、サウル王の死に関して、この若者が王に対して最後まであらわし示した忠義・忠誠ぶりを、自らの脚色によって「創作した」ことです。
 若者が戦況報告をする中で「致命傷を負ってけいれんを起こしているサウル王の苦しみを見かねた私は、本人の頼みもありましたので、やむなくこの手で王を殺しました」と証言しています。「主君の苦しみをわずかでも軽くしてさしあげようと、心ならずも事を実行したのはこの私です」と。苦闘の中で、しかし王への忠義立てを私は果たしました、と言わんばかりの言い分でした。

 しかし若者は知らなかったのです。かつて神によってダビデ自身の手にサウル王のいのちが委ねられたとき、それでもダビデは決して主君には手を下さなかった、という現実を。ダビデは語っています。『主に油注がれた方、私の主君に対して手を下すことなど、主の前に絶対できないことだ。』と。「これは神が下さったチャンスです」としきりに勧める部下の進言を、この時ダビデは断固退けていたのです。

 またサウル王の実際の最期を記した記録によれば、王はその死を間近にして、たしかに近くにいた道具持ちに「自分を殺してくれ」と頼んでいます。しかしその道具持ちは、ダビデ同様「主君に刃を向けることはしなかった」とあるのです。そればかりかこの道具持ちは、王の死を見とどけた後自らもその場でいのちを絶ったとあります。かつては日本のお家芸?であった殉死。彼のその姿は、死に至るまで主君に忠節を示す武士道精神にも似た忠義者の姿でした。

 それに引きかえ、この若者のあり方はどうでしょう。彼の忠義は見せかけの忠義。自分本位の忠節にすぎません。それは当然のことでした。なにしろすべてが「脚色された、彼の作り話」なのですから。まことの神を畏れ敬う信仰から出る忠義とその行動については、異教徒であるアマレク人の彼には想像できないことだったのです。
 後にこの若者は「ダビデの命令」により「不敬罪」で殺されることになりますが、それもこれも若者自らが創作し証言した「作り話・手柄話」が原因となったのでした。

 若者が犯した過ちの第三は、サウル王の死を証拠立てるために、実は戦場から盗んできた「ある品を証拠品としてダビデの前に差し出した」ことです。
 何故この若者がひとり戦場から逃れてきたのか、そのあたりの事情を推測すると、やはり第一の過ちでも取り上げたように、戦況の不利を悟った彼がいち早く故郷めざして逃げ帰ってきたのだと考えられます。

 戦場となったギルボア山をさ迷っている間に、彼は偶然サウル王の死に出くわしたのでしょう。王の死を確かめたのち、彼はそっと王冠と腕輪をサウル王から奪い取り、それを自らの戦利品として持ち帰ろうとしたのです。
 ところがその途中、偶然に立ち寄った村で、こともあろうにダビデに出会ってしまったのです。想定外の出来事でした。若者はダビデの質問に対し、事実に脚色を加えて報告しました。それは、少しでも自分自身が勇敢で、またサウル王に対して忠実・忠節を尽くすしもべであると思わせるためであり、したがって報告の要所要所に「創作」が加えられました。
 そうして出来上がった忠孝の自分が、こともあろうに王様に関わるものを盗み「自らの戦利品」として隠し持っているなど、あってはならない事。決してダビデに知られてはならない、一大秘密事でした。

 ですから「王の死についての真相」を尋問されたとき、若者は例の作り話をするとともに、その嘘にさらに真実味を加えるため、小道具として盗品である「王冠と腕輪」を差し出したのです。《あなたさまのところに持ってまいりました》と、彼はうまく難を逃れたつもりでした。

 でもよくよく考えてみると、サウル王の遺品である「王冠や腕輪」を、サウル王の故郷あるいは妻たちが残されている都に持ち帰るならいざ知らず、わざわざ国外であるペリシテの地に持ってくるのは不自然極まりないことです。
 ダビデに差し出すため? いいえ、やはりこの若者が当初から「くすねる」目的で王の死体から盗み出したものと考えるのが妥当です。おそらくダビデ自身も、証拠としてこの品が差し出されたときから、どうもこの話には裏がありそうだと疑っていたことでしょう。

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 サウル王と三人の息子たちの死、という報告を聞いたダビデたちは、果たして若者が想像していたように、もろ手をあげて喜んだでしょうか。いいえ、彼らの反応はまったくの逆でした。聖書はこう記録しています。《彼らは、サウルのため、その子ヨナタンのため、また主の民のため、イスラエルの家のために、いたみ悲しんで泣き、夕方まで断食した。彼らが剣に倒れたからである》と。

 彼ら一同の悲しみの反応に、若者はむしろ意外な驚きを感じたことです。また、サウル王に直接手をかけたと証言した自分へのダビデの怒りが、あまりにも尋常でない様子を見て、初めてこの時自分の考えの愚かさ、浅はかさを若者は気づいたことでした。しかし、時すでに遅し。
 若者は、自分の忠義ぶりを売り込んで「いのち」をながらえるつもりが、かえってそれを縮める結果になってしまったのでした。

  □□ 聖書の言葉 □□

     悪者のいけにえは主に忌みきらわれる。
     正しい者の祈りは主に喜ばれる。
     主は悪者の行ないを忌みきらい、
     義を追い求める者を愛する。
       (旧約聖書  箴言 15章 8−9節) 

     自分の友人にへつらう者は、
     自分の足もとに網を張る。
       (旧約聖書  箴言 29章 5節)

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 回■回■ (^o^)丿 [雑談喫茶室]コーナー  4(^_-)ヾ   ■回■回
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      『逃がさないで・捨てないで』キャンペーン  

 報道によれば、夏休みも終わろうとする8月末から『逃がさないで・捨てないで』キャンペーンというものが始められたそうです。

 これは、輸入動植物による国内の生態系への悪影響を危惧する環境省が、この夏特に虫同士を戦わせるゲームなどの流行によって、マニアだけでなく広く一般の子どもたちにも購入された『外来種の甲虫』(たとえばオオクワガタやコーカサスカブトムシなど)を、知識不足による飼育困難や単純な興味離れ等の理由により無造作に放たれることを懸念して、の処置なのだそうです。

 我が子が生き物を自宅で飼育することについては、その動機・理由が何であれ、たいていの親が「本人の教育に益するところ大である」と信じて一応に許している場合が多いようです。たしかに昔から、生き物に関わることは情操教育に多大の効果がある、と言われていますし、また最近では、いのちのはかなさ・尊さ・大切さを学ばせるために、あえて小動物の一生を看ることを奨励している親もあると聞きます。私も、たしかにそれが一面においては良いことだと思っています。

 ただ、問題と感じていることもあります。それは「大人の身勝手さ、人間の身勝手さからくる後始末」に関することです。生き物(ことに外来種)の死に至るまで、つまり飼い初めからその死をもって終るところまで、すべての責任が飼い主本人にあるということを大人自身が自覚しておらず、したがって「いのちの後始末」を子どもに深く教える親も実に少ない、という点なのです。

 生き物を飼ってはみたもののすぐに飽きてしまい、その後の処理に困って道端や川に放置・放流するとか、手元において死なせるぐらいなら自然に返してやったほうがいいのではないか、と安易に考えて野や海に生き物を解き放つ。
 自由にしてあげた、いのちのために良いことをしたと、ご本人は満足げなのでしょうけれど、実はその行為が「在来種の絶滅に加担し、拍車をかけているかも」という、別のところに発生する危機にも思いを傾けてほしいのです。あなたの優しさ、その行為が、実はかえって「生態系破壊の手助け」をしている可能性もあることを考えて欲しいのです。

 私の住んでいる滋賀県には日本最大の淡水湖『琵琶湖』があり、昆虫ではありませんが、ここには昔から数多くのフナ・アユ・モロコなどの在来魚が住んでいます。しかし十数年前からアメリカ産のブラックバスやブルーギルといった外来種が入り込んできました。もちろん実際には「勝手に」入り込んできたのでなく、人間の身勝手な思いを介して「意図的に」運び込まれたものです。 彼らの生命力や繁殖力は凄まじく、その勢いは現在も止まることを知りません。結果、外来種によって琵琶湖内の生態系および漁業に深刻な影響があらわれています。フナ・モロコなど琵琶湖固有の在来種の稚魚が彼らの餌となり、その生息数が大幅に減っているのです。今日までそれらの漁によって生計を立てていた人々は、日ごとの水揚げ減少により生活そのものの維持が脅かされているのです。このままでいけば近い将来、琵琶湖からアユやフナ・モロコなどの主要在来種は完全に姿を消してしまうかも知れません。

 動植物の生態系に危機的状況が生じるについては様々な原因・要因が考えられることですが、何と言ってもその筆頭に挙げられるのは、やはり『人間の身勝手さ』でしょう。

 先の昆虫に関して再度言うなら、自然に返すことが生き物のためなのだ、との安易で単純な考え方を改め、一人一人が「死に至るまで面倒を看ること」に責任を持つべきだと思います。購入者自らの手元でそのものの一生を終えさせてあげることこそ、人としていのちの尊厳を学び、同時に、生態系への責任を果たすことに通じるのではないでしょうか。
 自由にしてあげる、自然に返してあげることは、それが外来種であるならば日本国内においては決して行なってはならない行為です。むしろそれは自然そのものを破壊する逆の行為、生態系への罪なのです。

 そもそも「外来種の生き物が日本に存在していること自体が不自然」という認識を、我々は基本的事項としてしっかり持つべきだと思います。生き物を飼うなら、最後の死に至るまでしっかりと面倒を看てあげるのが、心有る者の飼い方ではないでしょうか。飽きたから、面倒だからと、無造作に外来の生き物を日本国内に手放さないでほしいと思います。「生き物を飼育する」というのは、そんなに簡単で、単純な行為ではないのです。無責任な飼い方は、いのちに対する冒涜です。無責任ないのちの放出は生態系への罪です。

 この記事を書いている最中にも、またこんなニュースが・・・。
 「大阪のあるアパートの一室で、サソリが連続して発見された」
 「琵琶湖で、漁の網にアマゾン原産のピラニヤがかかった」
 「埼玉県にある柿の木で、イグアナが捕獲された」

 オイオイ、いい加減にしてほしいなぁ、まったく! ペットにしてこれですから、まして昆虫のような小さな生き物に至っては、もっともっと多くの種類、個体数の無責任放出があるのではないでしょうか。くれぐれも『逃がさないで・捨てないで』下さいね、  

 〓〓☆★ つうしん ★☆〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 

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ペンネーム : Anthrowpos

  • 滋賀県大津市在住のキリスト教プロテスタント系牧師です。日曜礼拝と祈祷会および聖書学び会を三本柱に、自宅にて毎回集会をしています。私の願いは、一人でも多くの方がまことの神様を知ってくださることです。そのためにも小冊子・チラシなどを配布し、地域の布教活動に取り組んでいます。

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