あなたが頼りとするものは?
発行日時: 2005/7/9〓〓/†/【聖書を開けば・・・】〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 !)243 〓〓
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その日、ひとりのベニヤミン人が、戦場から走って来て、シロに着い
た。その着物は裂け、頭には土をかぶっていた。
─ 中 略 ─
その男はエリに言った。「私は戦場から来た者です。私は、きょう戦
場から逃げて来ました。」
するとエリは、「状況はどうか。わが子よ。」と聞いた。
この知らせを持って来た者は答えて言った。「イスラエル人はペリシ
テ人の前から逃げ、民のうちに打たれた者が多く出ました。それにあ
なたのふたりの子息、ホフニとピネハスも死に、神の箱は奪われまし
た。」
彼が神の箱のことを告げたとき、エリはその席から門のそばにあおむ
けに落ち、首を折って死んだ。
(旧約聖書 サムエル記第一 4章12、16−18a節)
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前回(6月25日)に引き続き、旧約聖書サムエル記から祭司エリに関連したお話を紹介したいと思います。
エリのふたりの息子ホフニとピネハスが神の御前に犯した罪の代価は、彼らの死をもって支払われる、というたいへん厳しいものとなりました。 《わたしは、わたしを尊ぶ者を尊ぶ。わたしをさげすむ者は軽んじられる。》と神が言われたからです。では実際、どのようにしてそれは起こったでしょう?
ある時イスラエルは、ペリシテ人との戦いにおいて約四千人の味方を失うという大敗を経験しました。その原因が一体どこにあったのか? 戦場にいたイスラエルの長老たちは即座に「我々に神の臨在の助けがなかったからだ」と結論づけました。(それはそれで良い結論だったのですが)
そこで彼らは、今からでも是非神のご登場を願うべきだとして、シロの町にあった神の幕屋(のちの神殿の原型となる天幕)から『主の契約の箱』を担ぎ出し、これを戦場にある自陣に持って来てもらうよう要請したのです。
ところで、天幕と神の契約の箱に関わることは、モーセの兄であるアロンの家系とレビ族にのみ任された奉仕で、神ご自身が律法において規定され、なかでも幕屋の各器具については祭司とレビ族の人間以外何人たりとも直接触れることを許さない、とされました。それは神を畏れ、その神聖を冒さないためであり、もし誰かがこの掟を破って触れた場合には、当人はもちろんのこと、イスラエル全体までがその責任を厳しく問われたのです。時に「死に至る被害が及ぶ」こともありました。
「契約の箱を急いで持って来てください」 戦地からの要請を受けたとき、本来なら祭司エリが器具を担ぐレビ人と共に行くはずでした。しかし、当人がすでに老齢(98歳)であり、目も身体も不自由だったので、結局はふたりの息子ホフニとピネハスが代役として『神の箱』に同行、戦場へ向かうことになりました。
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聖書の記述によれば《主の契約の箱が陣営に着いたとき、全イスラエルは大歓声をあげた。それで地はどよめいた。》とあります。たしかに彼らは、運び込まれた『主の契約の箱』を見た瞬間、皆が皆自分たちの勝利を固く信じ、歓喜しました。しかしこのことは、実は彼らの信仰が、目に見えない神にではなく、目に見える物質的箱物、手で触ることのできる偶像に、より深く信頼を置いていることを物語っていたのです。彼らは『この箱』に魔力的神秘的不思議な力を期待していたのです。
では、実際の戦況はどうなったのか、というと、事態は少しも好転しませんでした。『神の箱』が戦場に持ち込まれたことで、敵であるペリシテ人たちの恐れが増し、それがかえって『窮鼠(きゅうそ)猫を食(は)む』の状況を作り出してしまったのです。
敵は破れかぶれの全力で事に当たったので、結局イスラエルはペリシテ人の前にまたまた敗走を余儀なくされました。加えて今度は、非常に激しい疫病がイスラエルを襲い、実に歩兵三万人が戦場に倒れた、と被害の大きさを聖書は伝えています。その死者の中に、祭司エリのふたりの息子ホフニとピネハスが含まれていたのでした。
さらにこの時、イスラエル人にとっては「とんでもない悪いこと」が起こります。つまり、自軍の勝利を願ってはるばる運んで来た『主の契約の箱』が、敵の手に奪い取られてしまったのです。当時の彼らにとって「神の民であることのしるし」「イスラエル人としてのアイデンティティー」を表わすものであったそれはそれは大切な『主の契約の箱』を、こともあろうに敵の手に渡してしまったのです。とんでもない大失態でした。彼らの認識をもって言えば「敵に神様を奪われた」と言うことになるでしょうか。(しかし実は、この考え方自体にこそ問題があったのです。)
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歓喜の声をもって『神の箱』を戦場に送り出したシロの町では、こんな事態になっているとは知らない民衆が、やはり味方の大勝利を信じて兵士の帰還を待っていました。その中で、人一倍気をもんでいる人物がおりました。祭司のエリです。彼は、町から戦場に向かって延びる道の傍に一つ椅子を置き、そこに座って戦況の報告を待っていたのです。
皆さんは、このエリの姿をどのように想像なさいますか? きっと息子たちの事を心配しているんだなぁ、とか、イスラエルの民の安否を気づかっているんだろうなぁ、と思われるでしょうか。しかし聖書が語っているのは、なんと彼は息子や民の安否をではなく、神の箱の安否について心配し、これを気づかっていた、というのです。
案の定、戦地からほうほうの体でシロの町に逃げ帰えって来た兵士が、こう報告しました。《イスラエル人はペリシテ人の前から逃げ、民のうちに打たれた者が多く出ました。それにあなたのふたりの子息、ホフニとピネハスも死に、神の箱は奪われました。》と。エリは『神の箱』が敵に奪われたことを聞くや否や、あまりのショックで、椅子から仰向けに転げ落ち死んでしまったのでした。
祭司エリとその息子たちの死。それは以前、神がサムエルに告げられた言葉の通り、神を軽んじる罪を犯した彼らおよびその一族に関する裁きとして、このように成就しました。
神は今もなお言われます。《わたしは、わたしを尊ぶ者を尊ぶ。わたしをさげすむ者は軽んじられる。》と。
人はなぜ『神を軽んじてしまう』のでしょうか。それは、全知全能者である神が「私たちの肉の目には見えない存在」だからです。目に見えないので、彼を侮り、無視あるいは軽視してしまうのです。
逆に、たといそれがやがては朽ち果てていく代物でも、その姿かたちが肉の目に見て少しでも立派に映ると、コレを尊び、うやうやしく仕えたりします。不思議といわれる力がそこに現わされると、目に見えない本質よりも目に見える外側の器・現象に、人々の心は簡単に捕らわれてしまうのです。
今回のペリシテ人との戦いにおいて、イスラエル人は『神ご自身』に信頼を置き、彼の助けを期待し、待ち望むべきだったのです。にもかかわらず彼らは『神の契約の箱』という器そのものの存在に、何か特別な力があるかのような錯覚を抱き、それに期待をかけました。ですから、彼らは大敗北を経験したのです。
教訓 「まことに信頼すべきは、肉の目には見えない神ご自身である」
本当に恐れるべき方を恐れ、敬うべき方を敬うこと。肉の目には見えませんが、確かにここに生きて働いておられる神を、私たちは、与えられた信仰の目をもってしっかりと見させていただきましょう。
あなたが本当に頼りとすべきお方は、この世とこの世の生きとし生けるものすべてを造られた「まことの神」であるべきです。目に見えるもの、手で触ることのできるもの、この世の知恵や人間の発想で作りあげられたものは、やがて皆朽ち果てていくのです。
□□ 聖書の言葉 □□
主は、私を助けてくださる私の味方。
私は、私を憎む者をものともしない。
主に身を避けることは、
人に信頼するよりもよい。
主に身を避けることは、
君主たちに信頼するよりもよい。
(旧約聖書 詩篇 118編 7−9節)
※ ポイントは『主に』です。外見の器ではなく、中身そのもの。
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回■回■ (^o^)丿 [雑談喫茶室]コーナー 4(^_-)ヾ ■回■回
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またまた見つけちゃいました。どこか、何かがおかしい。ヘンです。
7月4日、アメリカ航空宇宙局は『太陽系誕生に関わる惑星の成分調査』のために、彗星探査機「ディープインパクト」から子機をテンペル第一彗星の核に向けて放出。重さ372キロにもなる銅製の子機はみごと核に衝突し、実験は成功した、と報じました。
5日付朝日新聞朝刊の一面には、親機から送られた、史上初となる彗星核に人工物体が衝突する様子を映し出した写真が載っていました。が・・・
もしも、もしもですよ、この彗星に「生物」が存在していたとしたら、我々地球人は『とんでもない侵略を犯した』ということにはなりませんか? それとも、初めっから『そんな生物、いるわけねぇだろう』でしょうか。
これまで宇宙を扱ったいろんな映画を観る限り、突然地球にやって来る未知生物のほとんどを『侵略者』『敵』として描いてきた私たち。最近も、宇宙戦争とか何とか言う映画が話題となっています。(まだ観てはいませんが)
破壊をもっていきなり地球にやって来る未知なる生物がみ〜んな『敵』であるならば、テンペル第一彗星に『いるかも知れない生物たち』にとって、今回の我々地球人こそが『敵』であり『侵略者』なのではないでしょうか。何の事前連絡も、許可も求めず、突然重さ372キロの「かたまり」を打ち込んだのですから。立場を逆にして考えてみると、やはりこれはまずいでしょ。
たとい地球人の側に「調査のため」という『科学的目的と人間的大義』があるにしても、それはまったく身勝手な名目であり、単なる言い訳に過ぎず、相手の生物にしてみればいい迷惑、恐るべき脅威なのです。ひょっとしたら、今回の衝突の際に、多数の『犠牲者?』が出たかも・・・。
真面目な科学にイチャモンをつける訳ではありませんが、人間の知恵のおごり高ぶりには十分注意を払う必要があると思いました。ほんと、真剣にそう思うのです。
あなたは、地球外の星星に『生物』が存在すると思いますか? いる、と本当にそう思われるのなら、今回のことはどう思われますか? 単に、実験は大成功!と言って、手放しで喜べますか?
いのちや存在の問題を考えるとき、科学のためと称して私たちが行なうことには、どっかヘンな部分が、割り切れない部分があるとは思いませんか?
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