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丹沢は季節によって、行く度にいろいろな姿を見せます。丹沢の山行記録や山の花などをレポートします。




[tanzawa report No.59 ]

発行日: 2003/10/23

********************************************* tanzawa report ******

        丹 沢 通 信  No.59  2003.10.19.

                       三ツ峠山の紅葉と雲間の富士

***** tanzawa report *********************************************

予報が晴天なので富士を見に久しぶりに三ツ峠山へゆきました。 富士急の車
窓からは雲一つない富士が綺麗に見えます。下車したら、朝の条件の良いとき
にすぐ撮影と思ったのですが三つ峠駅からは富士が見えないのです。その代わ
り三つのこぶのある三ツ峠山山頂がよく見えます。
この山は7年前に行きましたがその時はたまたま西桂町の町民歩け大会で、登
山口で豚汁を振る舞われ記念品まで頂戴しました。登山道も大勢の小学生でし
た。今回は三つ峠駅で下車したのが私達夫婦と一人、この方もザックを背負っ
ていましたが駅で別れその後会いません。この道を辿る人は少ないのでしょう
か。
中央線沿線の山では、駅から登山道に着くまでの道に迷うことがおおいのです
が、ここは道案内がたいへんよく整備されありがたいことです。

町立武道館前から登り道になります。グリンセンター横を通過、杓子流沢(シ
ャクシナガレサワ)に沿って舗装道路を登ります。この舗装道路が延々と続き、
涼風荘を越えてやっと、登山道に入ります。ここからは樹林帯の中。
約1時間で達磨石。すぐ林道を横切り、その先の登山道の山側が古い石垣で土
留めされています。往時は人馬往還の道だったのでしょうか。

この登山道には大曲、股のぞき、馬返し、愛染明王、不二石など次々に標識が
現れます。股のぞきでは丁度富士が見えるのですが懸念したように雲が裾を巡
っていました。
不二石を過ぎると遠目に赤い花が点々と咲いたように見えますが八十八大師で
す。赤い前掛けるをした石仏が秋草に半ば埋もれて斜面に広がる光景はある種
の寂しさを帯びています。ここを過ぎると一度下りガレ場を越えて山腹を横切
ります。神鈴権現(ミスズゴンゲン)の手前に崩壊したような、取り壊したよう
な小屋があります。目障りですね。

すぐ岩場の下に出ますが約10組のパーティがロック・クライミングの訓練中で
した。
山頂直下で四季楽園と三ツ峠山荘の分岐になります。前者は大勢の人が下りて
くるので後者の道を選びました。ここからが階段、桟道で約70mの急登。登り
切ると山荘で、その裏が山頂の広場です。登るときは人が少なかったが驚くほ
ど大勢の人でした。360度の展望ですが富士は裾を雲に囲まれています。西
方は凸凹の十ニケ岳、尖った黒岳、その上に遠く南アルプスの北岳、間ノ岳、
農鳥岳が山頂を連ねて見えます。ここで昼食。

下山路は木無山から府戸尾根を霜山から天上山を目指します。この道は気持ち
のよい下りの尾根道で樹間から右は河口湖、左は下吉田が眺められます。大部
分のハイカーは三ツ峠登山口へ出るようでこの道も静かです。最後ロープウェ
ーで下り、歩いて河口湖駅へ。

富士と紅葉を見に行きましたが富士は雲掛かり、紅葉は遠目に綺麗ですが近づ
くと色がくすんでいます。でも好天に恵まれ適度の気持ちよい山行でした。


紅葉ですが初旬に北アルプス涸沢の紅葉を見に行きました。岩肌やカールの砂
礫と調和して見事な光景でした。でもナナカマドに近づくと、艶のある燃える
ような紅葉ではなく、ややくすんだ朱色でした。パノラマコースの屏風の耳か
らの景観は見事で永らく記憶にのこるでしょう。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~tsuka/hiro/20031005/20031005.html


話は代わりますが丹沢通信第54号で三ケ木〜青根間のバスが休日運休とお伝え
しました。”とよた 時”さんという登山家兼作家兼イラストレーターがいら
っしゃいます。ごく希にメールの交信をしていますが、尊仏山荘から裏丹沢に
抜けたところ、青根からのバスがすっかりなくなっていることを嘆いておりま
した。
とよた 時 さんのHPも面白いですよ。
http://tokipro.cool.ne.jp/


もう一つ別の話です。皆さんご存じのように大倉尾根の入口に陶磁器を焼く伝
統的な窯(登り窯)があります。中島克童さんという陶芸家の窯で、毎年銀座松
屋で個展を開いています。今年も最終日に見に行きました。飴色の灰釉が多か
ったのですが今年は青磁が多く出品されていました。中島さんから、灰釉と青
磁の関係、展示された青磁が南宋の青磁の特徴をもっていること、最近発見さ
れた南宋の官窯(宮廷専用)跡のことなどいろいろ教えて頂きました。なお中島
さんは最近賞を幾つか取られ注目されています。今回の青磁も専門家からは高
い関心を持たれているそうです。
大倉尾根を登るとき、ここに気鋭の陶芸家がいると思うと何となく親しみがわ
きますね。

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         http://www2s.biglobe.ne.jp/~tsuka/tanzawa/
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