[tanzawa report No.35]
発行日時: 2001/12/13********************************************* tanzawa report ******
丹 沢 通 信 No.35 2001.12.12.
山神峠−ユーシン−同角ノ頭
****** tanzawa report *********************************************
前から行きたいと思っていたコースがあります。秦野の松隈さんが紹介され
た山神峠(サンジントウゲ)の道です。(第4号に掲載)
もう一つは同角ノ頭南稜線です。これは近畿在住の森さんが歌曲集「沙羅」の
中の「丹澤」から丹澤山塊に思いを寄せられ、上記松隈さんが場所を推定され
た所です。(第13、14号に掲載)そして昨年はこのコースを歩こうとして失敗
しました。(第17号に掲載)
今回はこの二つのコースを12/8-9に歩きました。たまたま前夜に私の計画を
知った元同僚が急遽参加ということになり男二人の山行となりました。
行程は二日に分けて書きます。第1日
新松田7:14−玄倉(8:01-29)−塔ノ平(9:15)−山神峠分岐点(9:28)−山神峠
(10:16-34)−小沢(11:46-12:18)−林道(12:39)−ユーシンロッジ(13:15)
山神峠を通る道は初めてであること、地図に書かれた登山道は赤の点線なの
で余裕を持って歩くこととし、玄倉行きの始発バスで出発です。玄倉バス停前
で朝食。玄倉からは登りの林道です。塔ノ平は倒れた標識でわかりました。
蕗平橋の手前で山神峠への標識があり、ここから山道です。ここまで会ったの
はダンプ2台と松田町の狩猟監視車だけでした。
山神峠への道は伊勢沢に沿って登ります。峠までは殆ど雑木林で、道には落
ち葉が厚く積もっております。落ち葉の上には新しい鹿の糞が沢山見られまし
た。相当数の鹿です。
山神峠では新しいテーブルがあり、ここでコーヒーターム。朝の雲量は5程
度で晴れていましたがここでは完全に曇りで冷たい風まで吹いてきました。
山神峠からは伊勢沢ノ頭、檜岳、雨山と連なる山脈の中腹を縦断する道にな
ります。山脈から派生する小さな尾根の連らなりと、その間の沢を横切ること
になります。沢はアッチ沢、蛇小屋沢、板小屋沢、モチノキ沢、小沢とありま
す。
道は3年前に整備され、木の橋がつけ替えられ、土止めもつけられています。
その間に昔の石垣も所々健在で苔むしていました。標識が多数つけられてあり、
所々にテーブルも設けられています。
しかし沢の崩壊はかなり進んでおります。道にも土砂が流れて積もったり、
或いは削れたりしております。標識柱が半分埋まったところもあります。一ケ
所緊張したところがあります。蛇小屋沢の手前では橋を架けた所が崩れ、橋は
斜めにずり落ちて歩けません。苔の生えた岩角に手をかけて慎重に岩壁を通過
しました。あとは特に危険はありません。
山神峠から第八隧道出口の林道に出るまでは雑木のほかに杉林も混じります。
道に落ち葉がなくなったと思ったら杉林でした。5つの沢のうちアッチ沢は以
外は水が流れていました。小沢の堰堤上で昼食。
ここまで全く人に会いませんでが、林道に出ますと3人に会いました。塔か
た降りてきたという方の話では塔では霧氷が見られたそうです。
ユーシンロッジは着くのが早すぎました。ロッジ前の広場にいた若い5人組
のリーダーからマウンテンバイクの種類や値段(何と130万円)と性能などの話
を聞いて時間をつぶし、やっと2時半に入館。
玄関から直ぐ大きな食堂です。石油ストーブが点いたのは6時頃でしょうか。
20余人の忘年登山のグループが賑やかでした。他には10人足らず。
ユーシンロッジは初めての宿泊です。1泊2食で¥4,100.
小部屋が幾つもあり、部屋は10人定員(2段ベット8人分と畳に2人)です。
夕食はトンカツ、豆腐の煮びたし、みそ汁、漬物。値段の割によい食事です。
ビール、ワンカップは¥300.風呂にも入れます。
山小屋の楽しみは見知らぬ方々の山のお話です。テーブルの向かいに座った
若い男性二人は福島県から車で来ていました。持参のワインや清酒をご馳走に
なりました。うち1人ははモンブランに登ったとのことです。後日メールを頂
戴しましたが、世界各地を歩かれていました。
また別の中年の男性二人から丹沢のことを色々教えて頂きました。1人は今
日で丹沢110回という方で地図を見ては経路を探して歩かれるそうです。も
う1人の方は超ベテランで最近は沢登りをする人が少なくなったと言われてお
りました。
第2日目
ユーシンロッジ(6:40)−大石山(7:58-8:08)−同角ノ頭(9:49-10:04)−
ツツジ新道分岐(11:18-46)−桧洞丸(12:08-10)−ゴーラ沢出会(13:58)−
西丹沢自然教室(14:33)
ロッジの横から頑丈な鉄橋を渡り直ぐ尾根道の急登になります。日が射すよ
うになると暖かくなります。道横の大石を通過すると間もなく大石山。ここは
冨士の展望が良いので写真を何枚か撮影。
大石山から二つの小さなピークを越えると長い鎖場と、それに続く木橋でキ
レットを越えます。痩せ尾根の急登を過ぎると同角ノ頭(アタマ)です。山頂の
は樹木で囲まれていますが葉の落ちた枝の間から360度の展望が見られます。
冨士には裾に雲がかかり始めました。その右遠くに南アルプスの白い山頂が並
んでおります。北岳、間ノ岳、農鳥の白根三山がはっきり見えます。その左に塩
見岳、少し離れて荒川三山、一つ離れて見えるのは聖岳でしょうか。南には箱
根が見え、小さな湯煙が上がっています。更に左を見れば塔から蛭までは間近
に迫っております。
同角ノ頭を越えますと木道、木の階段、土嚢などよく整備されたいへん歩き
やすい道になっております。所々にテーブルも置かれています。昨年の工事で
整備されました。
同角ノ頭から140m下ってまたそれ以上登ります。ツツジ新道の分岐点で昼食
です。日当たりのよいところの枯れた草原に座りますと、正面に冨士が大きく、
大きく見えました。
昼食中に降りてくる人がいました。今日登山道で初めて会う人です。山頂には
数人いるとのことでした。桧洞丸近くの木に先端の一部だけ霧氷はついていま
した。写真をホームページに掲載してあります。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~tsuka/tanzawa/data/back.htm
桧洞丸山頂には5人程。直ぐに引き返します。ツツジ新道を通ってゴーラ沢
出会へ。この間1時間48分です。地図の標準時間は1時間15分です。同行
している元同僚は2回歩いているが地図が間違っていると主張しております。
私の記録では2時間です。これはツツジのころで道が混んでいるためと思って
いました。今回は道で会った人は2人だけですから私達の固有速度です。1時
間15分と1時間48分では違い過ぎます。皆さんのご経験では如何でしょう
か。
ゴーラ沢出会で時計を見るとバスの時間ぎりぎりです。それから大急ぎ、危
険のない道でしたから大股で落ち葉を蹴散らし蹴散らし早足で、林道に出てか
らは少々走りました。何とかバスに間に合いました。途中渋滞もなく15:45新
松田に着きました。
さて、歌曲丹澤のことです。歌詞から松隈さんは同角ノ頭からの景観と推定
されました。私が同角ノ頭から見た感じでは少々違う感じです。勿論詩ですか
ら見たままを書くわけではありませんし、書かれてから相当長い年月を経てい
ますから山容も変わっております。でも
見るや天城も明るい草附き
は少々無理です。(松隈さんも草まで見えるかと指摘されていますが)
私はどこの場所というよりも、丹澤山塊全体を通して詠ったように考えた方
が無理なく、余韻も広がるように思います。
話は変わりますが、12/7の夕刊によりますと敬宮愛子内親王さまの「お印」
にゴヨウツツジ、別名シロヤシオに決まったとのことです。ご承知のように桧
洞丸付近は見事なシロヤシオが見られます。来年の5月下旬はあやかり登山で
さぞ賑わうことでしょう。ゴヨウツツジの名は5枚の葉が枝先に広がってつき
ますからでしょうか。
MARIKOさんという方から丹沢通信のレスメールを頂戴しました。しかし
WORM BADTRANS B というウイルスに汚染しておりましたので本文は見ずに削除
しました。なにしろこのウイルスはプレビューしただけで感染します。実は私
も既に感染しその駆除に2日程かかったのです。MARIKOさんはウイルスに感染
したことを知らずにメールを発信されたと思います。MARIKOさん、ウイルスを
除去してからもう一度メールを下さい。そして皆さんも風邪のウイルスとパソ
コンのウイルスにお気をつけて下さい。
私は冬は下界でおとなしくしておりますので、この通信も山行記録はしばら
くお休みします。熊が起き出す前にはまた丹沢を歩きますが。
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発行者:塚本 宏
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