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丹沢は季節によって、行く度にいろいろな姿を見せます。丹沢の山行記録や山の花などをレポートします。




[丹沢通信 No.93(改訂版) ]

発行日: 2006/1/25

********************************************* tanzawa report ******

        丹 沢 通 信  No.93(訂正版)  2006.1.24.

               高柄山は低山ながらタフな山

***** tanzawa report ***********************************************

 最初にお詫びです。文中に余分な部分がありましたので訂正します。
引用部分も見やすくしました。

 次にお断りです。今年1/16からMelma!で配信されるマガジンには広告が入る
ことになりました。広告を外すには費用がかかります。年金生活者には負担と
なりますので今後は広告ともお付き合い願います。


 日が経って間が抜けた挨拶ですが、明けましておめでとうございます。今年
も丹沢通信を宜しくお願い申し上げます。
 約1ケ月ぶりの山行となりますので足慣らしのつもりで低い山を選びました。
JR中央線の四方津と上野原の南に横たわる高柄山です。 コースは四方津駅、
大丸、千足峠、高柄山、新矢ノ目峠、御前山、上野原駅です。
 
 昭文社のエリアマップ「高尾・陣馬」で調べますと5時間半、昼食などの余
裕と、日の暮れの時刻、そして始めての山ですから安全を見て遅くとも午後3
時半に上野原着の予定で計画しました。
 立川からの列車は平日のせいかガラガラです。天候は雨上がりの曇り、四方
津駅からの道は私一人、案内標識に導かれ桂川を渡り約30分で山道にかかりま
す。
 途中は畑が続き家屋が点在しますが、新築の家もあり、廃屋もあります。立
派な瓦葺きの旧家が倉庫として使われているのを見ますと都会の住人から見て
複雑な気持ちです。

 落ち葉の積もった登山道から尾根道にはいると道脇に石仏が2体ありました。
1体は寛政六年とはっきり読めるきれいな石仏でした。
 その先に、武田信玄休息の場の松という伝承の立て札があり、地元川合地区
の手によって若い松が植えられていました。松の樹命を考えると何代目の継承
でしょうか。

   
 駅から約2時間、大丸の手前で林道工事により迂回します。急坂の尾根を登
ってその先の急な下りで元の登山道に合流します。
 この先が大地(おおち)峠と高柄山の分岐、こから急坂を登ると大丸山で標高
は730mで高柄山とほぼ同じ。
 高柄山を目指して下ると再度ハイキング道の迂回路に入り、工事の進んだ林
道の上にでます。林道に下る階段が設けられており、林道を30mほど進むと右
に登山道があり下ります。
 長い急な下りの後、更に昇降を繰り返して千足峠。更に昇降を繰り返して駅
から3時間余で高柄山にやっと到着です。標高733m。  

 山頂にはすでにご夫婦の先客がいました。挨拶後、道を確認して先に行かれ
ました。山頂には低いベンチが3脚置かれ、周囲は木の間からの展望です。
1994年発行の案内書では2基の祠があると書かれていますが、2000年発行の地
図に付属している案内書では赤い祠とのみ書かれています。赤い屋根の祠1基
は現存しています。ここで昼食休憩。 
 空が暗くなり遠方の山にはガスがかかってきました。天気予報では下り坂で
す。急いで下ります。ながい長い下りが続いて矢ノ目、そこから登って四阿の
ある新矢ノ目峠に着きます。
 ゴルフ場建設のためつけ替えられた登山道はゴルフ場の外縁を巻くように急
坂を沢に降り、また急坂をジグザグに登ります。登って間もなく御前山への分
岐になりました。

 地図では御前山の手前から上野原に下る道になっていました。ところが御前
山への道がついていたのです。時間に余裕があること、天候も回復してきたの
で御前山を目指します。道は急坂で両手も使いました。登り切った尾根から少
し先に山頂がありました。標高484m。上野原の市街が一望です。直下に栃穴御
前山、西北に四方津御前山がありますが確認できませんでした。
 下り道はやや急坂で滑りやすく、終始ロープを頼りました。道の最後は2mほ
どの段差でここで靴も手も泥まみれになりました。降りたところが地図に示さ
れた墓地です。上野原駅手前で桂川を渡りますが、泥靴で電車に乗るのは憚れ
ますので桂川の河原におりて靴を洗いました。  


 高柄山は標高は低いのですが結構タフな山です。高柄山までの前半は起伏が
多く、国土地理院の地図でも尾根には小さな突起が沢山書かれています。後半
はただただ下り、ゴルフ場を迂回する道が急降、急登でした。御前山は付録
みたいなのもですが上野原市街が一望できます。
 扇山や九鬼山に登ったとき登山道入口までの案内標識が少ないと書きました
が(No.58,45)、今回の山行では山中も含めて案内標識は充分ありました。標識
を整備された上野原町にお礼を申し上げます。


 大丸山の前後の林道工事について山梨県庁政策秘書室広聴広報課に照会しま
したところ、担当部署の森林環境部治山林道課の担当者から当日のうちに回答
を頂きました。県庁内の連絡、回答の作成など迅速・的確な対応には感謝し
ます。以下質問と回答です。

1. この工事はいつ頃完成するのでしょうか。
迂回路は相当踏み固められているようで、かなりの期間を経ているように想像
されますが。

回答: ご照会がありました迂回路については、以前からの登山路だと思われ
ます。
 迂回路の表示看板は、工事中の林道を登山者の皆様が通行して危険が及ぶの
を避けるため注意看板として設置しています。今回の登山で林道工事と交差し
た部分に関しましては、平成18年中には通行可能になるものと思われます。
 
2. 工事完成後の林道と登山路の関係はどうなるのでしょうか。
他の地域で見られるように林道のある区間が登山路の一部となるのでしょうか。
 
回答: 林道と登山路の交差部分は、登山者の皆様に支障がないように、上り
口や下り口を設けており、従前の登山路は使用可能です。添付しました地図を
参照して頂くと分ると思いますが、中央線四方津駅方面から高柄山方面へいか
れる場合、現在工事をしております部分の林道が完成しますと、今ある登山路
と併せて使用可能となります。
なお、すでに完成している部分の林道については、台風等の気象条件や崩落等
により通行止めとなる場合がありますので通行する際は道路管理者の大月市・
上野原市に確認をお願いします。
 
3. 林道工事は何処から何処までなのでしょうか。
 
回答: 現在工事中の林道富士東部(北)線が、全線完成しますと上野原市秋
山尾崎地区と大月市梁川地区を結ぶ地域住民の生活道、地域の森林環境を守る
ための道となります。  

(注:今後の工事予定区間も含めた地図も送って頂きました。原図の著作権の
問題もあり、HPには掲載しません。) 


 もう一つ登山道の情報です。
 今回の山行で大丸と高柄山の間に千足峠があります。ここに千足地区から四
方津に向かう標識があります。高柄山の先客は千足峠に戻ってこの道を予定さ
れていたのですが、地図には危険のため通行禁止とかかれてあり、結局上野原
に向かいました。
 気になりまして上野原町に照会しましたところ、翌日に次のような回答を頂
きました。 

> 過去に、千足峠から少し下った所で滑落事故があり、当分の間通行禁止とな
> っておりましたが、平成16年度に危険箇所を整備し、現在は通行可能となっ
> ております。 

 ということで安心して通れます。


 前回の「しもばしら」に関連して読者からの情報です。マツカゼソウとバラ
イチゴの名前を教えて下さった佐藤さんからのメールで、12/18に三頭山でた
くさんの「しもばしら」が見られたそうです。以下メールを引用します。

> 大滝から沢を遡るコースで登ったのですが、滝は凍っているし
>   (綺麗でしたよ!)
> 沢も所々凍結、しかも先日の雪が残っていて、 道もカチカチでした。
> 雪の中にシモバシラはないよね〜、と思っていたのですが、見つかったんで
> すよ〜!
> しかも沢山!
> 沢のかなり上流の方と、下山の回廊の道のあたりで沢山のシモバシラが


 感激されている姿が見えるようですね。回廊の道は檜原都民の森の森林館の
地図に書かれている道名です。
 佐藤さんの追伸によればこの「しもばしら」はシモバシラ(植物名)ではな
く同じシソ科のカメバヒコオコシという植物の枯れた茎に成長したものです。
この情報に触発されてインターネットで調べますとカメバヒキオコシに成長す
る「しもばしら」は各地で見られるようです。「佐賀の自然と植物」という
Webでは
http://www2.saganet.ne.jp/tukusi/kagayaku_pl/kagayakupl_066.htm 
シモバシラ、カメノヒキオコシ以外に サルビヤ、アキチョウジ、カメバヒキ
オコシ、シロヨメナ、カシワバハグマ、アズマヤマアザミなどで確認されてい
る、と書かれています。


 長くなりましたが最後にもう一つお付き合い下さい。NPO北丹沢山岳センタ
ーから頂いた行事予定です。
4/16(日) 北丹沢山開き (1/15 前夜祭)
7/2(日) 第8回北丹沢12h山岳耐久レース(青根休暇村)
11/12(日) 第6回陣馬山トレイルレース大会(藤野町吉野イベント広場)
        問い合わせはセンター事務局へ、tel:0426-87-4011

 下記Webに写真を10枚掲載しています。お暇の時にご覧下さい。

                             (終わり) 
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発行者:塚本 宏
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