バツイチ父さんの奔走 |
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バツイチ父さんの迷走 著者・42歳、バツイチ
【 別に暮らす息子10歳(小5)、娘8歳(小2) 】
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久しぶりの発行になりました。
(気付いてます?)
なんだか「書く」意欲が湧かない日々が続きました。
とりたてて大きな変化がなかったから・・・と云えるかもしれませんし、胸の
辺りの空洞を持て余していたからかもしれません。
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予行演習
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元妻の遠縁にあたる親戚が亡くなられて、息子は自分から「お葬式に行きたい」
と云って、その週はぼくに会う予定のところを急遽変更して新幹線に乗ったの
だった。
立場的には息子が参列するほどの縁戚ではないのだが、以前何度か遊びに行っ
たことがあり、そこで可愛がられていたようなのだ。
自分が子供の頃を思い出せば、そういう子供の居場所が無さそうな所には行き
たがらないものだった。
ところが息子は自ら望んで行ったのだ。
数えるほどしか会ったことのないはずの親戚だが、よほど可愛がられたのだろ
う。
息子の情の厚さも感じる。
彼に会えないのは寂しいが、人間的な成長を思わせる行動は喜ばしい。
一方の娘は、その遠戚のところへは泊まりに行ったことがないらしく、彼女だ
けぼくの家に泊まりに来ることになった。
娘とふたりきりの二泊三日。
いつもなら食卓を三人で囲んでいるはずだが、ふたりきりの夕食。
部屋で怪獣ごっこをしたり、公園で遊ぶのもふたりきり。
娘は父親を独り占めしている満足もある様子だが、息子がいない寂しさをジワ
リと感じている自分との温度差のようなものが四六時中まとわりついていた。
「親一人子一人」という生活は「こんなふうなんだ・・・」とも思った。
「こんなふう」とはどんなふう?かというと、一人暮らしより心細い感じがあ
る。
つまり、自分に「もしも」のことがあると、娘はひとりきりになってしまう心
細さである。
三人なら、そのうちの一人にナニカがあってもあとのふたりが団結できる。
自分一人なら、ナニカがあってもまぁ自分だけのこと・・・だ。
・・・とまぁ、三人でいることの賑やかさを思い知った三日間だったが、いず
れ親離れした息子は来なくなり、娘とふたりだけの時がくるはずだ。
その「予行演習」になった。
そのずっと先の、娘が親離れする時のことは、今は考えない。
◆◇◆ あとがき ◆◇◆
娘を送り届けた夜、息子が駆け寄ってきたので、しっかり抱擁しました。
息子の匂いと元気を触感して、自分の中に安心が広がりました。
◆◇◆
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
合掌
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発行者 参月
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