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20年も前からモバイルオフィスを作りたくてついにプログラマになってしまった!そんなマナベのとってもモバイルな暮らしの物語です。




モバイルオフィスの作り方 [vol.0126] 仕事は戦略

発行日: 2005/10/25

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 ◇  会社がにぎやかになりました ・・・・      第126号◇
 ☆モバイルオフィスの作り方 ★                    2005年10月25日
                             vol.0126
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□  仕事は戦略
□  もの思う秋、何となく思うこと

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
☆ 仕事は戦略
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> で・・・・私どもの長期戦略?? それはたったひとつです。
> ”会社をつぶさないこと”

これは前回の私どもの企業戦略を恥ずかしげもなく公開した内容です。

”それはあんまりな・・・!”というご意見がちらほらとありましたのでもう
少しまじめに戦略についてお話ししたいと思います。

◇ まず戦略ありき!
 さて、仕事をするに当たって必ず戦略は必要です。
 仕事の戦略は哲学と直結するもので、これがないと行き当たりばったりの仕
 事になってしまいます。
 (あっても行き当たりばったりになりやすいのに・・・)
 
 もし戦略を持たずにマーケットに出かけたら、良くて便利使い、悪ければ相
 手もしてもらえません。
 
◇ 仕事をするものとしての最低限の戦略
 さて、ベテランの皆さんには釈迦に念仏ですのでこれは若い人たちに対する
 アドバイスです。
 
 ”マーケットに必要な会社になること”
 
 ちょっと昔は”市場のニーズ”と言った言葉がはやりました。
 マーケットが必要としているものを作らないといけないと言ったほどの意味
 です。
 
 ところが飽食の時代でたいていのものは人々は持っていますので”ニーズ”
 はもう古い、と言った風潮ができ、何を目的に商品や技術を開発したら良い
 かわからなくなってしまいました。
 
 そこで、出てきたのが”ニッチ=隙間”という新しい概念のようです。
 しかし、これは情けない概念で、他社が取りこぼした、または取ろうとしな
 い需要を取りましょうという、はじめから負け犬根性丸出しの概念です。
 
◇ ニーズはいつもある!ただし見えないだけ
 マーケットのニーズというものはいつもあるようです。
 ただ、ひとつのニーズをつかんだら10年はそれでビジネスができたと言う
 ような時代はもうありません。
 
 非常に短期間ですが、それでもニーズは必ずあるように思います。
 
 ただ、きらめくような瞬間でしかありませんし、そのニーズを発見しても準
 備が間に合わなくて結局つかめないと言うことはあるようです。
 
◇ ではトラップを仕掛けましょう
 さて、もしニーズが見えてもそれを捕まえる準備ができた頃にはニーズはす
 でに消滅しています。
 そこで、ニーズの発生しそうな場所にトラップ(罠)を仕掛けるのです。
 
 問題はどこにトラップを仕掛けたらニーズという獲物がかかるかですが・・
 ・
 
 ”よく観察しましょう”
 
 この言葉は私どものチーフプログラマが若い頃にボーイスカウトで習ったそ
 うです。
 この言葉はすばらしい言葉で、自然科学はもちろん、社会科学でも充分役に
 立ちます。
 
 よく観察して、素直な目で世の中の仕事を考えるのです。
 教科書や専門書に書いてあるマーケット理論など役に立ちません。
 大部分の技術書もこの際参考にはならないのです。
 
 大量にこの手の書籍を買い込んで日夜学習している人がいるとしたら、さっ
 さとたき火にしてしまいましょう。
 そして街に出かけるのです。
 
 自分以外の忙しそうに働いている人をよく観察するのです。必ずニーズは発
 見できますし、うまくすれば2年ほど先に発生しそうな需要が見えるかもし
 れません。
 
 その中から手に負えそうな仕事を選んで準備を始めるのです。
 
◇ 幅広い技術を追いかけないこと
 以前にもお話ししましたが、トラップを仕掛けるのに際して、幅広いトラッ
 プを仕掛けてはいけません。
 どんなに優秀な人でも、幅の広いトラップを作ると、たいへん粗い罠にな
 り、いざ獲物がやってきても破られるかすり抜けてしまいます。
 
 もっとも獲物のやってきそうな場所に確実なトラップを仕掛けることが重要
 です。
 
 まず、手に負える小さな獲物を確実にしとめるための技術を身につけましょ
 う。
 ウサギ程度のニーズをつかめるようになることが大切です。
 
 しかし、獲物が小さいのでおなかがいっぱいにはなりません。
 料理を上手にすることで小さな獲物を余すことなく栄養に変え、毛皮で手袋
 も作ります。
 
 若いときは貧しくても未熟でも恥じることはありません。
 いずれは熊やトナカイをしとめられるようになるのです。
 
 欲を捨てて、素直な目で3年先に必要とされそうな技術を習得するようにし
 ましょう。
 
◇ もし成功したら
 さて、そんなことをしているうちに良い狩り場を見つけたとしましょう。
 
 ”さあ安心だ、ここで50年先まで狩りを続けよう”
 
 と思ってはいけません。あなたが手に入れたのは上手に狩りをする技術であ
 って、同じ狩り場でずっと居たらいずれ獲物は違う場所に移動してしまいま
 す。
 
 マーケットのニーズは絶えず変化するのです。
 
 その変化するニーズをいつも受け取る場所にいるためには動き続ける必要が
 あります。
 
 マーケットのニーズとつかず離れず、ほどよいポジションにいつもいること
 ができたらもう達人です。
 
◇ 欲を持たないこと
 良い狩り場を見つけたときのお話で大変重要な教訓は”欲を持たないこと”
 です。
 
 欲というのは怖いもので必ず判断を狂わせます。
 このことはたいへん申し上げにくいことですが・・・・・
 
 たとえばある技術の資格を取得したとしましょう。
 そうしたらその人はその資格を元に仕事を探します。
 
 うまくいくときもありそうでないこともあります。しかし、ここで重要なこ
 とは、いずれその資格が判断を狂わせると言うことです。
 
 資格はうまくいったときはマーケットの需要と合致し、就職などに役立ちま
 す。
 しかし、それがプラスに働くのは一瞬です。いずれはその資格は役に立たな
 くなるでしょう。しかし、その資格を持っていることが判断を誤らせるので
 す。
 
 たとえばオラクル(有名なデータベースソフト)の難解な資格を取ったとし
 ましょう。
 
 当然あなたはオラクルに強いデータベースになって欲しいと思うでしょう?
 
 しかし、どのデータベースが生き残るかはあなたの思惑とは別にマーケット
 が決めることです。
 
 もしマーケットが”MS−SQLサーバー”にほほえんだとしても、オラク
 ルの資格を持っているあなたはなかなかそのことを受け入れにくいのではな
 いですか??
 
 自分が得意としているテクノロジーが主流になって欲しい・・・
 と言う欲は怖いのです。
 
 正解は、主流になりそうなテクノロジーを修得すると言うことであって、資
 格も含めて、あまりどれかのテクノロジーには偏らないことです。
 それが無欲で有り続ける秘訣です。
 
◇ で、再度我が社の戦略は??
 マーケットの役に立つ会社であり続けることです。
 いつもニーズのそばをうろうろと・・・・・・
 
 お客様を振り切ってはいけません。最先端のテクノロジーを修得する必要は
 ないのです。
 今の最先端のテクノロジーを修得して待っているとうまくすれば5年ほど先
 にお客様が必要としてくれるかもしれませんが、多分かすめて通るだけで、
 役に立たないことが多いです。
 
 お客様より半年ほど先にいて、お客様が”こんなことできないかな?”と思
 われたときにニコッと笑ってお客様の目の前にたっていることがビジネスの
 秘訣です。
 
 そんな会社になることが私どもの戦略です。
 
 なれたら・・・・いいのにな・・・・。

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☆ もの思う秋、何となく思うこと
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2ヶ月ほど前に突然壊れてしまった愛用のダイナブックが見事に修理を終えて
返ってきました。
その間、遅いThinkPadで苦労していたので本当にうれしいです。

◇ 修理はすばらしい
 買ったときに価格の数%を払って5年間の保証をつけていたのでただで直っ
 たのですが、明細を見たら8万円ほどの修理代がかかっていました。
 
 もう2万円ほど足したら買ったときの価格です。
 もし実費だったら修理しなかったか???
 
 そんなことはありません。例え買った方が安くても私は修理してもらいま
 す。
 
◇ コストとは関係なく修理するのは??
 まず、仕事で使う道具ですから気に入った道具であれば例え少々高くても修
 理して復活してもらいたいです。
 
 次に、もし新しいものを買ったとしたら、壊れた機械はゴミになり、また資
 源をたくさん使った新品がやってきます。
 
 一方修理の方は似たような金額でも大部分が人件費になります。
 
 現在の地球環境と経済を考えたときに料金が人件費になることと資源の購入
 費になることでは雲泥の差があります。
 
◇ 修理は最高のテクノロジー
 私は消費者ですから気楽に修理代は人件費と言いますが、修理する人の技術
 のレベルは新品を作る人とは比べものにならないぐらい高度な技術が必要で
 す。
 
 壊れた原因を追及して適切な部品を取り寄せて、元の通り動くようにするの
 ですからそれは気の遠くなるような技術力です。
 
 それでもこれからは修理を頼みましょう。
 
◇ 高収益産業、それが修理
 たとえば東芝さんがダイナブックを1台販売したとして、どれぐらいの利益
 があるのでしょうか??
 インテルから高いCPUを購入し、マイクロソフトからWindowsも仕
 入れ、手間をかけて作ってあの程度の価格・・・・
 
 それに比較して修理は間違いなく全て東芝の内部の人の人件費がほとんどで
 す。
 面倒な作業でしょうし、熟練した技術者をたくさん用意しないといけませ
 ん。
 
 しかし、料金の大部分は粗利益となり、インテルにもマイクロソフトにも支
 払う必要はありません。
 高収益の仕事なのです。
 
◇ 自然に優しい修理
 修理は新品を購入するより確実に資源を節約できます。
 もう資源を無尽蔵に使い捨てしても良い時代ではありません。地球にある資
 源を大切に使って良い仕事をしないといけないのです。
 
 その為には修理しても大切に使いたいと思える道具を少しだけ手に入れるよ
 うにしましょう。
 
 たくさんのものを身の回りに集めている技術者に名人はいません。
 名人は必要にして十分な数の、しかし一流の道具を大切に長い間使うもので
 す。
 
 時代が進んで、自分の持っているパソコンの処理速度が時代に合わなくなっ
 たら・・・・
 小さくて良いソフトを使って少し遅いCPUでも良い仕事ができるように自
 分の腕を磨けばよいのです。
 
 初心者にはお勧めできませんが、名人はCPUスペックを腕と良いソフトで
 カバーします。
 
 今度パソコンを購入するときはよく考えてください。
 ”本当に必要か?”、”5年先まで使えるか?”、”本当にこのパソコンが
 気に入っているか?修理してでも使いたいほどに”
 
 パソコンは一生ものとは言いませんが、良いパソコンを手に入れてなるだけ
 長い間使うようにしましょう。
 
ダイナブックは見事に復活し、元気に仕事を始めました。
それにしても・・・・

パソコンは修理に出したらちゃんと直って帰ってくるのに、亡くなった人はど
うしても帰ってこないのだな・・・・・

もし直して帰してくれるならこれから先に稼ぐ給料を全部払ってもいいのに・
・・・・

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
[モバイルオフィスの作り方] はサボのマナベが日々気づいたことや思った
 ことをお天気の良い日の縁側に座ってポツリポツリとお話しするようなマガ
 ジンです。
 ご意見などもあることと思います。
 もしご意見等がありましたらお寄せいただければ随時話題にしていきたいと
 思います。
 
 
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