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億の近道 2008/04/09

発行日時: 2008/4/9


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投資情報メールマガジン                  2008/04/09号
             イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週4回発行
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【ご挨拶】
 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。執筆陣は証券・金融業界に身を置いて
いる人間ばかりです。プロの目から見た各種分析や銘柄を参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

   ★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★

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               −本日の目次−
       (本日の担当:生涯遊人&億近産業調査部)

  ◆コラム「国債分散投資への道 高金利通貨の動き」:生涯遊人
  ◆コラム「生活の中にあるヒント」:億近産業調査部 知の利

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◆コラム「国債分散投資への道 高金利通貨の動き」

トルコ      15.25−19.25%
アイスランド   15.0%
ブラジル     11.25%
ニュージーランド  8.25%
ハンガリー     8.00%
UK        5.25%
豪州        7.25%
ノルウェー     5.25%
韓国        5.00%

 金利が5%を超える国々を挙げてみました。まだほかにもありますが、比較
的良く知られた国々でもこれだけあります。

 これらの国々は二つのグループに分けられます。
 ニュージーランド、豪州、英国、ノルウェーなど通過がハードカレンシー
(どこでも交換可能)で先進国の国。その他は所謂新興国と呼ばれる国々です。

 本日の日経新聞にも出ていましたが、アイスランドクローネは金利が15%
と高いため、日本人投資家の人気も高く、海外からこの人口わずか30万人の
国に多くのお金が流入しました。
 常にそうですが、国の経済規模から考えた適正水準を越えた資金流には必ず
逆転現象を起こします。

 サブプライムショックの信用収縮を受け、アイスランドの銀行の経営危機も
噂され、アイスランドから外国の資金が一気に流出しました。アイスランドク
ローネは去年の8月は1$=80クローネでしたが、最近は1$=120クロ
ーネまで約50%も通貨安が進みました。

 これらの新興国通貨の弱点は、流動性が低いために、売るに売れない状態で
市場が一方向に振れ易いことです。アイスランド中銀は、通貨安をとめるため
に3月25日に緊急利上げで15.0%まで金利を引き上げました。

 新興国の場合、経済成長が進んでいるときは、金利を上げ成長のスピードを
適正水準に維持するとともに、高金利により海外資本の流入を引き寄せるメリ
ットもあります。自国の資金が少ないために、資本不足が経済成長の足かせに
なりがちな新興国ですが、1990年台以降世界的に投資資金がこれらの国々
にも大量に流れ込むようになり、新興国の経済成長を支えてきました。

 しかしアジア危機、ロシア危機のケースもありますが、これらの資金の中に
は逃げ足の速い資金もあり、時としてそれらの資金の流入、流失が、新興国の
経済、為替などの振幅を大きくしています。
 また経済成長化の利上げは問題なくても、経済がスローダウンした時に通貨
防衛のために利上げするというのは、自国経済を犠牲にするケースもあり、そ
こら辺は中央銀行としてはジレンマになるところです。

 これらの要因のために高金利通貨は、じわじわと何年にもわたり上昇した後
に急落するというケースがパターンなので、今回のサブプライムショック後の
動きも同様のケースになります。

生涯遊人

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
 ては御自身の責任と判断で願います。)

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◆コラム「生活の中にあるヒント」

先日、久しぶりに夕食を作ろうと材料を買いに出かけた。

最近、料理はご無沙汰ということであまり簡単なイタリアン風の煮込みハンバ
ーグ。
そこで、”スープの素”を探す・・・。
あった。・・・でも、種類がたくさん。
値段で比較しようと思ってみるとグラムあたりの価格も倍くらい違ったりする
ものも・・・。

多くの商品で同じような状況が見られる。


*************************

日経新聞3月22日の一面

”メーカー品値上げで割安感 大手スーパー自主企画品一斉に拡大”

イオン(トップバリュ) 2500品→2009年2月までに3200品へ
7&i(セブンプレミアム) 500億円の売上高→09.2月期に1500
 億円へ
など

原油価格や原材料価格の上昇を価格転嫁する為にメーカーが商品価格の値上げ
に踏み切る中、スーパーが割安な価格に設定した自主企画品(プライベートブ
ランドなど)の販売を拡大するというもの。

以前、イオンの社長が
”PBは値上げをせず・・・”
というコメントをしていた新聞記事を見た。

そのときは
”少しでも価格転嫁していかなければデフレは止まらないし、価格転嫁できな
 い企業の収益は悪化し、給料が上がらずさらに消費は伸びない”
という悪循環ではないかと感じていた。

今日はまた別の観点から考えてみたい。

<販売面>
まずは売り方。
以前から気になっていた。

*以下はマルエツで見たもので、イトーヨーカドー、セブンイレブンなどはど
 のようになっているかわからない。

同じような商品を同じ場所で売るのは仕方がないと思うが、
同じような内容、同じようなパッケージで売っている。

例えば、チョコレートのキットカットの大袋。
PBで似たようなものが並んでいる。

あの赤い袋は同じ、内容量が少し違い、値段は少し安い。

キットカット、あのパッケージだって、これまで長期にわたって売ってきた中
で築き上げたブランドの一部と言えるだろう。
しかし、並べられた時、ちょっとだけ安い隣の似た商品を買ってしまう人が多
いとすればそれはすでに一部の顧客にとってはブランド力、競争力が薄れてし
まう商品であるということで仕方がない。

企業としてもそこは売上(生産)規模を維持する商品(稼働率を高める為)と
割り切るしかない。

従来商品を維持した上で付加価値の高い商品を開発し、そちらで利益を上げる。
という選択になるだろう。


新聞記事の最後は以下の文章で締めくくられていた。

”全国スーパー売上高は約14兆円とピークの97%から2割弱減った。各社
 は商品開発・供給を大手メーカに依存してきたが、コスト削減と低価格志向
 に対応するため、自主企画品を軸に商品構成を見直し低迷打開を目指す”

”この為、取引先メーカーの多くは自社ブランドの供給削減に追い込まれる可
 能性が高く、値引きや開発コスト削減などを迫られそうだ”


しかし、ここで違和感を感じるのは

各大手スーパーが商品の供給先をどこまで確保できるかを考えると、すべてを
受けられると考えるのは無理がある。

そうなれば、
”製造元は一緒だが、スーパーの自主企画と製造元の製品が両方売られる”
という状況が想定されそうだ。


別の日、夕食がカレーの日に福神漬けを買いに行った。
中身は色が若干違うが、同じような商品が並んでいる。
マルエツの自主企画品とメーカー商品だ。
裏を見ると両方とも製造メーカーはあのきゅうりのキューちゃんで有名な東海
漬物である。


<シェアを意識したメーカーの選択肢>

これらのスーパーの行動に対してメーカーはどんな対応が迫られるだろうか?

大手スーパーは他の販売チャネルと比べて販売量に圧倒的な差があるとすれば
メーカーはシェアを意識した戦略が必要となろう。

同様の商品を供給しているメーカーが3社あった場合、
・トップシェアメーカー
 商品に絶対の自信があったとしても、スーパーの企画品として出す為に価格
 を落とすのは利益を落とすことになるから、やりたくない。
 しかし、大手スーパーにおいて納入量を減らすことの影響は小さくないだろ
 う。スーパーで売る商品であるから、付加価値はあまり大きくない商品が多
 い。
 選択肢としては
 なんらかの協力をする
 販売量減少を覚悟してあくまでも自社ブランドのみにこだわる。
 付加価値をこれまで築きあげてきたシェアを失う

・2位、3位や下位シェアメーカー
 販売量拡大の為、ブランド力の低さを補う為に活用する。

 例えば、緑茶ではおーいお茶の伊藤園がトップシェアであるが野菜ジュース
 などではブランド力はまだまだ無いに等しいだろう。セブンイレブンにはセ
 ブンイレブンと伊藤園と共に開発したという野菜飲料が並んでいる。
 共同開発品を提供することで、利益を確保しつつ独自でも開発を進め、長期
 的な商品開発を進める。商品力には自信があるがブランド力はまだ、という
 商品を売る際の戦略。

<消費者の選択>
 同品質と感じれば、迷うことは無い。価格が安いものを選ぶべきと思う。

ただ、企業の努力を感じ、その付加価値を評価し、価格差に対してその価値を
受け入れられるならば高いほうを買うべきだろう。

買い物をするにあたっては、できる限り、価格に対して価値の高いものを選ぶ
ことがその商品を育てることになる。

・・・もっと切り口はありますがとりあえず、こんなところで。
続きはまたの機会に。


で、料理のほうであるが、久しぶりながら家族の評判も良かったようで大満足
の夜となりました。

(知の利)

<スローガン>
仲間と共に理想社会への投資をはじめよう!
−投資活動によって理想社会を実現する−

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
 ては御自身の責任と判断で願います。)

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