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●●●読者からのご案内●●●
「国民生活センターはいかに日本の浄水器をダメにしたか」
内容は最も情報が閉ざされている水道水、浄水器に関するものです。
水道水の現状と旧厚生省の水道水に関する警告、抗菌活性炭という名前で銀を
添加した銀活性炭を使用し金魚も生きられない水を作る国産浄水器、国民生活
センターの浄水器テストの実態等について、資料に基づいて作成したものです。
最初の一部ですが、ホームページにのせていますので内容を見て下さい。
ホームページアドレス http://plaza11.mbn.or.jp/~yodoe/index.htm
水にかかわるひどい実態を少しでもわかっていただければと思います。
よろしくお願いいたします。
弁護士 湯坐 博子
メールアドレス hiroko1218@dream.com
●国民生活センターはいかに日本の浄水器をダメにしたか。
序 本稿の目的
本稿は、国民生活センターが平成6年11月6日に行った商品テスト
結果発表(機関紙たしかな目101号掲載)により誹謗された機種ナン
バーワン浄水器の販売会社株式会社淀エンタープライズが提起した
下記訴訟の代理人として過程で知り得た国民生活センターの浄水器
テストの実態を中心として、水道水の現状と旧厚生省の対応、国産
浄水器について、収集した資料、裁判資料に基ずき隠された実態を
報告するものである。
1 国民生活センターの浄水器テストの発表と報道
国民生活センターは、平成6年11月7日報道機関を招集してミネラル
や制菌をうたった浄水器の商品テストを発表した。
2 NHKの報道
NHKは同日、午後7時から翌朝7時の定時ニュースまで5回にわたり、
ナンバーワン浄水器を含む各社の浄水器を映し出し、国民生活センター
の浄水器テストに関する発表を報道した。
<報道の要旨>
一、消費者から苦情のあった浄水器についてテストした。
二、ミネラル分が水道水と同じで不当表示の疑いがある。
三、雑菌の発生を抑える効果をうたった機種に水道基準を上回る
細菌が発生し、抑える効果はなく汚染されている。
四、雑菌の発生も見られたことから衛生面でも問題がある。
3 国民生活センターに対する訴え提起
淀エンタープライズはナンバーワン浄水器につき、東京都立衛生研究所、
水質検査機関都立食品技術研究所、財団法人食品分析センター等による水
質検査を行っており、水質基準に合致するテストをする限り、一般細菌が
出ることは有り得ない。国民生活センターのテスト自体に疑問を持った。
ナンバーワンの販売元の株式会社淀エンタープライズは、センター及び
担当者を被告として平成7年1月、東京地方裁判所に損害賠償、謝罪広告請
求訴訟を提起した(平成6年(ワ)第24325号)。
請求の理由は概略以下の通り。
一、浄化能力は表示の通りである。
二、センターのテスト結果は資料の改竄並びにテスト方法の誤りにより
得られたもので誤りである。
4 文中の資料について
文中の資料は使用目的に問題がなければ、すべて提供する用意がある。
なお裁判公開の原則により公表が許される裁判関係者以外の批判の対象
となる人名は符号で表示した。
第1 水道水の現状と行政の対応
日本の水道は、湖沼、貯水池(ダム等)の水を河川に放流し浄水場で採
水し飲料水に加工している。貯水池の水は酸欠腐敗による有害物質が、河
川水には工業、農業・生活廃水が混入し、現在の浄水技術では除去・分解
が不可能な有害物質が水道水に含まれ深刻な事態に至っている。
ヨーロッパではローマ帝国時代から原則として水道水は地下水を原水と
し周囲を立ち入り禁止・禁猟区にするなど厳重に汚染を保護し採水を水道
専用導管で消費地に給水している。テムズ川の水を原水とするイギリスで
は河川水を砂礫層に導水し緩速ろ過した浄水を供給している(鯖田豊之・
水道の思想・中公新書)。
日本の水道水は、河川水の汚濁に比例して殺菌・浄化の目的で毒ガスの
原料である塩素等の化学物質が投入され、PCB・ダイオキシンなど工業廃
水含有物質、農薬のほか浄水場で投入される塩素と汚濁物質の化学反応に
より発生するトリハロメタンなど有機塩素化合物が含まれ、水道水は深刻
な危険に晒されている。
淀川から採水する大阪の水がまずい事は広く知られているが、大阪の取
水口のすぐ上流に京都のし尿処理場の排水口が設置されている。日本の都
市部の浄水場は大方同じ状況にある。
水道水の汚染の問題は水道行政の誤りであるが、所轄官庁は責任追及を
避けるため水道水に関する情報は一切公開されていない。
第2 水道水の残留塩素が健康に及ぼす影響についての旧厚生省の警告
1 水道水と消毒
水道水は、浄水場で汚濁した原水に塩素等の薬物を投入し、化学的に処
理し飲用に適する水に加工して供されている。殺菌消毒のため使用される
塩素(塩素ガス、次亜塩素酸)は、第一次大戦において、毒ガスとして使
用された毒物である。
水道法は、水道水を完全に消毒したというためには水道水の残留塩素
は末端の蛇口で0.1PPM以上残っていることを義務づけている。上限が定
められていないため、水質の悪化に伴い、消毒のための塩素投下は増大
の一途をたどっている。
また塩素消毒の結果、発がん性が問題とされるトリハロメタン等も塩素
量の増大に比例して水道水中に含まれるようになった。
2 水道水中の塩素が健康に及ぼす影響についての旧厚生省の警告
旧厚生省は昭和45年水道水中の残留塩素(次亜塩素酸)が直接人体に
及ぼす影響について、東大教授等で構成された専門家に調査を依頼し、
昭和46年6月1日付け水道課長通知として結果を発表した。
一部要約すると、昭和45年当時すでに蛇口における塩素濃度は無規制
に増大する傾向が現れているとした上、
一、塩素最低濃度1PPMで赤血球の表面構造を変化すると同時にこれを
溶血しやすくする
二、塩素はヒト末梢リンパ球に作用して、その代謝系に影響を与える
と同時に死亡率を高める
三、細胞の増殖に対する塩素の影響は塩素1PPMで処理後の細胞中、核
酸合成阻害が観察された
四、結論、としてヒト赤血球、リンパ球、Hela細胞などは・・・塩素
1PPM以上の濃度で致死的影響が増大する。
と報告している(水道法実務六法11年版2839頁)。
要するに水道水の残留塩素はヒトの免疫力、血液の代謝を低下させる
ことを明確にした。
昭和45年当時、塩素消毒は控えめでこの時点では発表した旧厚生省も
残留塩素が1PPMを超えるのは将来の可能性の問題として捕らえ、[現在
する危険]ではなかった。
この発表から30年、水質の悪化に伴い、蛇口段階で残留塩素は幾何級
数的に増大するに伴い行政による水道に関する情報は閉ざされるに至っ
た。
3 現在の蛇口段階の塩素量
すでに述べた通り、水道法は水道水の消毒に使用する塩素量につき
残留基準として塩素0.1PPM以上と定めているだけで上限は定めていな
い。したがって、日本では水質の悪化にともない、無制限に増加する
恐れがある。
ヨーロッパ諸国ではまず[水源の選択]が重要項目とされ浅井戸で
くみ上げられる地面のすぐ下の不圧地下水ではなくその下の不透水粘
土層に隔てられた砂利質沖積層の深層被圧地下水が第一選択となって
いるため、給水栓残留塩素の観念がなく、例外的にスイスで給水栓残
留塩素の規定があり、0.1PPM以下でなければならないとし[鯖田豊之
著水道の思想80頁]、上限が定められている。
私達が毎日飲用・使用する蛇口の水道水にはどの位の塩素が残ってい
るのか。
一般には残留塩素0.5ないし1PPMと言われているが、下記の調査によ
り、昭和46年5月の旧厚生省の警告の危険塩素濃度の段階に入っている
ことを示す驚くべき結果が明らかにされた。
一、東京大学工学部都市工学科の調査
1991年(平成3年)5月東京大学工学部都市工学科は東京都内の
浄水器を取りつけた一般家庭を含む使用中の蛇口50か所を調べ、
その結果を5月祭シンポジウムで公表した(資料浄水器って効きま
すか・編集発行工学部都市工学科環境衛生コース有志)
都内50か所の浄水器取り付け蛇口水道水の残留塩素の調査結果
は、蛇口50か所のうち32か所から1PPM以上の残留塩素が検出され、
世田谷区松原の家庭の蛇口からは2PPM検出された例もあった。
二、結論
すでに10年前ですら、調査した64%の蛇口から1PPM以上の残留
塩素が検出されている。これを上記旧厚生省の調査結果に照らせ
ば、塩素は最低1PPMで赤血球の表面構造を変化すると同時にこれ
を溶血しやすくし、さらにヒト赤血球、リンパ球、Hela細胞に致
死的影響が増大する状態であり、私達は、すでに毒物に等しい危
険な水を飲んでいることになる。
都市工学科の蛇口調査からすでに10年を経て、水道水の主水源
の水質はより悪化している。
水道水は飲料水として人体に危険な状態にあることは明白で、
現在は危険性ではなく確実性の段階に達していると考えるべきで
ある。
4 浄水器の必要性
上記東大都市工学科の調査報告は、各社の浄水器を取り付けた後の
残留塩素、トリハロメタンその他の除去率の分析結果も発表している。
取り付け浄水器の商品名会社名は発表されていないが、残留塩素に
ついては、100%除去出来ている浄水器が50か所のうち37か所あり、
まずまずの調査結果が出ている。塩素除去に関する限り、浄水器は必
需品と言える。
以上
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