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「ちょっとおもしろい聖書のお話」ほんとにおもしろく、分かりやすく聖書のお話をしてます。今回は「聖書にみる人間の構造」と題して、天地創造、人間の創造を分かりやすく解説しますのでお楽しみに!(^^)




ちょっとおもしろい聖書のお話

発行日: 2005/10/10

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■     KASAI BIBLE SQUARE     □
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■       「ちょっとおもしろい聖書のお話」 No.33       □
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■        2005年10月10日(月) 毎月1回発行     □
□                     発行元                 ■
■   KASAI BIBLE SQUARE ヤッチャンCopyright(C) 2003   □
□           メール kbs@mbm.nifty.com           ■
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              『聖書にみる人間の構造』 No.32


「信じるって、なに?」−2 

今回も「信じる」ことについて考えてたいと思います。

今から十年前、日本の犯罪史上に残る事件がありました。オウム真
理教による弁護士一家殺害事件、地下鉄サリン事件をはじめとした
一連のオウム事件です。早いもので、あれからもう十年経つんです
ね。麻原教祖が語る教義、命令によって信者が動き、あのような事
件を起こしました。なんとも胡散臭いあの教祖のメッセージを信じ
る人がいることが不思議です。荒唐無稽、支離滅裂な教義を信じる
人が現実にいるんですね。もっとも、聖書を否定する人からみれば、
聖書は荒唐無稽、支離滅裂な書物にしか映りませんので、その意味
では同じかもしれません。

「イワシの頭も信心から」と言います。意味は「イワシの頭のよう
にとるにたらないものでも、信ずる気持ちがあれば尊いものに見え
る。信仰心の不思議さをたとえた語。」(三省堂)です。
なるほど、確かにそうですね。信仰心って不思議ですね。
どんな宗教であっても、それを信じる人にとってはそれは崇高なも
のであり、それを信じない人にとっては、それは愚かしいものでし
かありません。それは聖書も言っていることです。

!)コリ1:18 十字架のことばは、滅びに至る人々には愚かであ
っても、救いを受ける私たちには、神の力です。

滅びに至る人々、すなわち聖書を否定する人たちにとっては聖書は
愚かなものですが、信じる者にとっては人生を生きる力、源です。

「いわしの頭」も崇高な宗教に変身してしまうところが、宗教が宗
教たらしめている本質なのです。では、なぜ、いわしの頭がある人
にとって崇高な宗教となり、ある人にとっては愚かなものにしか見
えないのでしょうか?。不思議ですね。人がなにを信じようが、そ
の人の自由ですが、私はどう見てもオウム真理教はいわしの頭にし
か見えません。しかし、ある人にとってはオウム真理教は人生のす
べてを懸けるに相応しい崇高な宗教なのです。なにがそうさせるの
でしょうか?。「信仰心」がそうさせるのですが、では「信仰」っ
てなんなんでしょうか?。なんで彼らはあの教祖を信じるのでしょ
うか?
もちろん聖書を信じる私にとって聖書の神は崇高な神であり、聖書
を信じない者にとっては、聖書はいわしの頭でしかありません。
それを承知の上で、「信じる」ことについて考えたいと思います。

「信じる」ことを包括的に定義するなら、「対象物(神)に人生の
基軸を置き、そこに自分を投影して生きる」と言えるかと思います。
ここで言う「対象物(神)」とは、なにも神格を持った宗教的な神
だけではありません。「物質、物」も神の一つです。いわゆる物質
中心の概念、唯物主義も宗教です。目に見える現実の物質的な世界
だけを認めて、物質の背後にある神格を持った神を認めないだけの
問題であって、物質そのものが神なのです。物質=お金ですから、
資本主義社会では「お金」が神となり、お金が唯一最高のものとし
て位置付けられます。だから資本主義社会では、人間よりもお金、
物質が優先されます。一般的に人間の世界では、綺麗な服を着て、
美味しいものを食べて、立派な家に住むことが幸せと考え、それら
を得るためににはお金が必要なので、働きます。つまり、人生の基
軸をお金を得るための動力に注ぎます。「信じる」「信仰」とは、
人生の基軸(人生の目的)をどこに置くか、ということです。お金
に人生の目的を置く人はお金が神となり、お金のために動力を注ぎ、
お金に自分が支配されます。ですからことばを言い換えて整理する
と、人間の行動の原理は、自分が信じている神(宗教)にある。と
いうことです。ここが一番重要です。人生をお金のために費やす人
は、お金が神であり、お金を信頼し、人間よりお金を尊び、お金が
信仰の対象となります。前回「なにも信じない人はいません」と言
ったのは、このことなのです。人間は自分が信じる対象物に支配さ
れて生きるのです。なぜなら人間はそのように創られいるからです。
聖書の神を信じる人は、聖書の神に支配されて生きることになりま
す。お金を信じる人は、お金に支配されて生きることになります。
神社、仏閣を信じる人は、神社、仏閣に支配されて生きることにな
ります。物質的なこの世界だけを信じる人は、物質に支配されて生
きることになります。自分が信じ、支配される対象が神なのです。
人間は神無しには生きていくことはできません。なにかを信じて、
なにかに支配され生きていきます。これが神と人間(親子)の関係
です。動物には帰巣本能があります。自分のすみかや生まれた場所
に帰ってくる性質です。人間も同じです。人間は神を信じて生きる
ように創られています。その神がお金なのか、物質なのか、宗教な
のか、イデオロギーなのか、真実の活ける神なのか。
人間(子)は神(親)を信じて、神(親)は人間(子)を支
配します。ここで言う支配とは、一方的な命令や指示ではありませ
ん。人間(子)の人生を責任を持って治めることです。神は罪に陥
った人類(子)を見放すことはしませんでした。
旧約時代には預言者を送り、新約においてキリストによって人類を
救い、創造者(親)としての責任をとりました。

オウム真理教の信者は、教祖(神)のメッセージを信じて、教祖の
命令に従った結果が、あの一連の事件だったのです。彼らは教祖を
信じ、教祖に支配されました。彼らの行動の原理は、あの教祖にあ
りました。分かり易く説明するためオウム真理教という極端な事例
を取上げましたが、なにもオウムだけでなく、これが人間の本質な
のです。「人間の行動の原理は、その人が信じている対象、神にあ
る」ということです。

戦前、日本国家は天皇を現人神としてまつりあげ、国家神道という
宗教によって国民の心を縛り、戦争へと駆り立てました。「八紘一
宇」のスローガンのもと、「お国のため」と教育され、多くの命が
失われていきました。戦争に負け、終わってみれば、な〜に、お国
のためでもなんでありませんでした。軍部と財閥が己の野心のため
に天皇の権威を利用し、一般国民が駆り出され、犠牲になっていっ
ただけのことです。その証拠に、戦争に負けて、だ〜れも責任を取
りませんでした。本質的にはオウム真理教とまったく同じです。
個人であれ、民族であれ、国家であれ、自分たちが信じている宗教、
自分たちが創った宗教に人間は支配されます。サタンは人間の行動
の原理を刺激します。偽りの宗教で人間を縛り、破壊へと誘導しま
す。東条英機をはじめ、当時の軍部、権力者は宗教を利用して戦争
を美化し、人間の命を虫けらのように扱いました。いつの時代でも
サタンは「宗教の原理」によって国家に君臨し(国家の最高権力者
の思索に介入する)、破壊へと先導します。

イエス・キリストはあるとき、将来を預言されてこう言われました。
マルコ13:8 民族は民族に、国は国に敵対して立ち上がり、方
々に地震があり、ききんも起こるはずだからです。これらのことは、
産みの苦しみの初めです。

末の世には、民族主義、国家のイデオロギーによる対決、争いが激
しくなることを言っています。

前回、「信じる」ことの一つの定義として、『「ものごとを見る視
点を一点からしか見ないこと」です。宗教にはものごとを見る視点
を一点からしか見えないようにしてしまう力があります。』と言い
ました。ものごとを一点からしか見えないようにしてしまうのが宗
教です。ものごとを見る視点をねじ曲げてしまうのが宗教です。
私たちは理性と良心を通した視点でオウム真理教を見るから、彼ら
の宗教がおかしいものだと判断できます。しかし、オウム真理教を
信じる者にとっては、人間としての理性と良心から外れた視点で教
祖を見ていますから、教祖が自分の野心のために理性と良心から外
れた命令をすれば、信者は理性と良心から外れた行為に及びます。
確かに宗教には人間の理性、良心から外れたところに霊的な視点を
ズラしてしまう力があります。その霊的な視点をズラしてしまう力
が、サタンがかもし出す霊的な力なのです。もちろんすべての宗教
が理性と良心から外れているわけではありません。大多数は理性と
良心の視点の範囲で活動しています。しかし、最終的には、偽りの
神を作り、活ける真の神から人間の霊的視点をズラしてしまうのが
サタンの目的です。

人間はどこから来てどこに行くのか?自分はなぜ生まれ、なぜ生き
るのか?。人間は死んだらどこに行くのか?。これらの疑問は人間
として健全な疑問です。これら疑問は動物の帰巣本能と同じ、人間
としての帰巣本能なのです。これらの疑問に応えるべく数多の宗教
が生まれてきました。人間は自分の存在目的、存在意義を見出した
とき、安心と安定した人生を送ることができます。人間は自分を創
った父なる神に帰るとき、神のもとで安心と安定した人生を送るこ
とができます。サタンは人間が父なる神に帰ろうとする帰巣本能を
邪魔するために、数多の宗教を創り、人類を惑わしてきました。

創世記3:1〜6 さて、神である主が造られたあらゆる野の獣のう
ちで、蛇が一番狡猾であった。蛇は女に言った。「あなたがたは、
園のどんな木からも食べてはならない、と神は、ほんとうに言われ
たのですか。」女は蛇に言った。「私たちは、園にある木の実を食
べてよいのです。しかし、園の中央にある木の実について、神は、
『あなたがたは、それを食べてはならない。それに触れてもいけな
い。あなたがたが死ぬといけないからだ。』と仰せになりました。」
そこで、蛇は女に言った。「あなたがたは決して死にません。あな
たがたがそれを食べるその時、あなたがたの目が開け、あなたがた
が神のようになり、善悪を知るようになることを神は知っているの
です。」そこで女が見ると、その木は、まことに食べるのに良く、
目に慕わしく、賢くするというその木はいかにも好ましかった。そ
れで女はその実を取って食べ、いっしょにいた夫にも与えたので、
夫も食べた。

女(エバ)は善悪の知識の木を見ました。しかし、最早、女の霊的
視点は変わっていました。神が「取って食べてはならない」と命令
した善悪の知識の木の実が、女にとって食べるのに良く、目に慕わ
しく、賢くするように見えました。そして、善悪の知識の木の実に
手を掛け、取って、食べました。女はヘビ(サタン)と会話した後、
霊的視点が変わり、木の実を食べたいという欲望が芽生えました。
神のことば、神の視点にあった女は、ヘビ(サタン)の誘惑によっ
てヘビの視点に立たされました。そして、食べました。女の善悪の
知識の木の実を食べるという一連の行動の原理はヘビ(サタン)に
ありました。

ヘブル12:2 信仰の創始者であり、完成者であるイエスから目
を離さないでいなさい。...

「目を離さないでいなさい」とあります。
目を離さない、つまり、イエスを見続けるということです。イエス
のことばに霊的な目を留めることによって、物事を神の視点で判断
することができます。エバは霊的にヘビの誘惑によって神を見続け
ることができず、ヘビのことばに目を留めました。そしてヘビの視
点で判断して善悪の知識の木の実を食べました。

------------------------次回に続く-------------------------

本文の聖書のことばは 日本聖書刊行会「聖書・新改訳」を引用
しています。

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