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【いざ、日本再生へ!】 日本再生ニュース★地域の再生は国政の根幹だ

発行日時: 2008/3/6

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                    平成20年 3月 6日

     テーマ:地域の再生は国政の根幹だ

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                       日本政策研究センター
          月刊「明日への選択」3月号 今月の主張より
                          日本政策研究センター所長  伊藤哲夫


  中国の毒入り餃子事件は、改めてわれわれに、わが国の食の現状を
 問題として突きつけた。
 なぜこれほどまでにわれわれの食が外国に、それも中国のような国に
 依存することになってしまったのか。
 消費者は安くて便利なものを好むのだ、と言ってしまえばその通りだ
 が、その奥にはわが国の「政治の貧困」という問題も伏在しているの
 ではないか。

  こうした輸入食品に関わる問題が新聞ダネになる一方、マスコミ上
 では地方の疲弊だの限界集落の問題だのといったものが盛んに取り上
 げられている。
 限界集落とは65歳以上の高齢者が半数を超え、冠婚葬祭など共同体
 の機能の維持が困難になってしまった集落を言うが、近年こうした集
 落の数が激増するとともに、この七年間で二百ほどの集落が消滅して
 しまっているという。
 住む者が高齢者だけになってしまえば、どう考えてもそんな村に明日
 はない。

  むろん、その根底にあるのは、要するに農林水産業の衰退という現
 実であろう。
 地場の産業さえ元気ならば、都会に出ることを憧れる若者はいても、
 誰かが村に残り、親の後を継ぎ、自らが生まれ育った故郷を守って行
 こうとするだろうからだ。

  しかし、その農林水産業が衰退してしまった。
 そうなれば、そうした地区の中心にある地方都市も年々活気を失い疲
 弊して行く。
 筆者なども地方へ行く機会は多いが、そうした町の中心部にある所謂
 シャッター街にはいつも胸が痛む。

  この一月末、政府の地域活性化統合本部から発表された「地方再生
 戦略」には以下のような記述がある。

  「基礎的条件の厳しい集落は、地域住民の生活の場であるだけでなく、
 その地理的条件から見て、耕地や森林を維持することを通じ、国土や環
 境の保全等の面で最前線の役割を担っている。
 例えば、河川の源流地域等の集落が管理する棚田や森林は、国土の保全、
 水源の涵養、自然環境の保全、良好な景観の形成、地球温暖化の防止、
 林産物の供給等の機能を果たしているし、集落の地域コミュニティは、
 郷土文化の継承の面でも機能を果たしている」

  「地方都市は、人々が稠密に居住し、商業、工業等の産業活動を行い、
 交流するなど様々な経済・社会活動を営む場であり、地域経済の中心と
 して、また周辺にある農山漁村等を含めた地域住民の様々な生活上のニ
 ーズに応え得る広域的な拠点として、地域全体を牽引する力を発揮しな
 ければならない」

  まさにその通りだが、ならばかかる地域や地方都市をどうやって活性
 化させ、再生させて行くというのか。
 要はこうした所へ若年層を呼び込んでくるしか道はなく、そのためには
 まずは地域の基幹産業たる農林水産業を何とかしなければ、どう考えて
 も有効な方策は立たない、というのが筆者の認識だと言ってよい。

  そこで改めて筆者の脳裏に浮かぶのが、今回の餃子事件の発生源とな
 ったあの天洋食品の工場の姿である。
 なぜあのような工場が中国に造られることになるのか。
 あれを日本に造れば、当然そのための原材料は日本の農村で調達される
 であろうし、それなりの雇用も発生しよう。
 なのにそれが中国ということでは、その分日本の供給力は損なわれ、農
 山村は疲弊して行く。
 まるで自分で自分の首を絞めているような話ではないか。
 前記「地方再生戦略」は以下のようにも言うが、筆者にはまるで冗談を
 言っているようにしか読めない。

  「農山漁村においては……雇用を生み出す新たな地域産業の創出等を
 図り、地域を維持していけるようにすることが、ひいては農林水産業を
 守っていくことにもつながる。地域産業の再生の総合的な取り組みとし
 ては、地域の雇用情勢にも対応しながら、農商工連携の促進を通じた新
 商品開発・販売の支援、地域イノベーションの促進、農林水産品・地域
 産品の販売や輸出の促進、有機農業の推進等を図る……」

  ならば、どうして天洋食品のような食品工場をこの日本に造るよう関
 係者に働きかけないのか。 「農商工連携」とはまさにそういうことで
 あろうし、「新商品開発・販売 の支援」というのもそうであろう。
 「有機農業の推進を図る」というなら、まずその前に農薬入り輸入食品を
 何とかするのが政府の役目ではないのか。

  政治にできることには限界があるという。しかし、以上は国政の根幹だ
 ということを認識してほしい。

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    『明日への選択』最新号目次
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  ―interview―
  ☆国力低下の元凶は官僚制度にあり
   屋山太郎(政治評論家)
   ・官僚と妥協しながら、「生活者が主役」などというのは、何とも
  国民をバカにした話だ。ツケを最終的に払わされるのは国民。
  「生活者が主役」と言うならば、福田首相は真っ先に行革を断行
  すべきだ。
  ☆ここに「反日」を超える道がある
   竹本忠雄(筑波大学名誉教授)
  ・悪質な反日主義の背後には、日本への偏見が潜んでいる。ならば、
  皇室を中心とした日本のスピリテュアリティの深奥をこそ、語ろ
  うではないか。

  ―opinion―
  伊藤哲夫☆地域の再生は国政の根幹だ
  新井大智☆「食料自給率39%」をどうするのか
       ・第2回 原産地表示を義務化せよ
  伊藤哲夫☆誰が世界経済をリードするのか?
       ・アメリカ経済が停滞し、世界に「新しい仕組」が求
        められている今、日本経済に戦略的方向性を示すと
        きが来ている。
  岡田邦宏☆韓国経済の原点は「日本統治」にある
       ・・・日本人の「海外活動」への再評価
       ・膨大な重化学工業を日本から受け継いだにもかかわ
        らず、北朝鮮は市場経済と私有財産制度を否定し、
        やがて経済は崩壊した。
        それとは反対に経済発展した韓国。
        かつての日本人は韓国に何を残したのだろうか。

  小坂実☆誰のための「市民参加条例」か?
       ・「市民参加」という言葉は聞こえはいいが、その言葉
        を冠した条例には「毒」がある。
  ―history―
  岡田幹彦☆田中光顕  最終回 生涯を貫いた誠忠
  ―maxim―
  村山實☆吾づくりの人間学 第32回 四つの耐えるべきこと
  ―column―
  ☆一刀論断
   フェミニズムは民族滅亡の仕掛け
   桜井裕子(ジャーナリスト)
  ☆日本人の知らない中国(8)
   世界にばらまかれる有毒食品――ギョーザ中毒事件と中国社会
   清流(在日中国人による共産中国研究グループ)
  ☆世相クローズアップ
   これってクイズ番組だったんだ
  ☆知っておいてためになる話
   ・海洋基本計画は大丈夫か?
   ・「中国の脅威」をなぜ論じないのか
   ・中国を意識して安全確保に取り組め
  ☆百題百話
   ・「日本の文化を知りたくて日本に来ました。藍染めや刺し子に受
     けた印象は強烈で、今でもデザインに採り入れてます」
   ・「スカーフのデザインにインスピレーションを与えたのは狩野派の
     絵師たち」
   ・「京都にはエルメスに力を与えてくれるエネルギーの源があるが、
     日本はそれを生かしていない」

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■■■■いざ、日本再生へ!凛とした魂の叫び ブログ「桜魂」■■■
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