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「わが国のあり方はこれでいいのか」「日本は国家としてのバックボーンが失われつつあるのではないか」との問題意識のもと、日本の伝統的な価値の「再建」を広く訴えるとともに、新聞やテレビなど、情報の奥にある「真実の情報」「価値ある情報」を発行します。




【いざ、日本再生へ!】 日本再生ニュース★いかにすれば皇位継承の安全性を確保できるか

発行日: 2005/10/8

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                     平成17年10月8日

     テーマ:いかにすれば皇位継承の安定性を確保できるか
 
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                      日本政策研究センター
      月刊「明日への選択」17年10月号 今月の主張より
                        日本政策研究センター所長  伊藤哲夫


  皇位継承のあり方を検討している皇室典範に関する
 有識者会議の議論は、女性天皇、更には女系天皇の容
 認という方向で進んでいるようだ。

  八月末に行われた同会議の議事録を一読する限りそ
 う読める。その方が将来的に皇位継承の安定性が望め、
 かつ世論の上からも、あるいは男女平等の趣旨からも
 好ましいという意見であ る。

  むろん、七月末に公表された同会議の「論点整理」
 では、男系男子原則維持のための「旧皇族の皇籍復帰」
 という選択肢も提示され、「天皇との血縁が遠い者で
 も男系男子の子孫が継承すべきとするか、天皇の近親
 の皇族が継承することが自然とするか」と二案比較の
 形がとられていた。

  しかし、やはり同会議の内部では女皇、更には女系
 天皇の容認という方向で話ができていたようだ。

  同会議はこの方向で結論を出すべく、今後残された
 審議のスピードを上げていくことになると思われる。
  とはいえ、果たしてこの方向で「万事めでたし」と
 いうことになるのだろうか。
  ここではあえて男系か女系かという議論は留保しよ
 う。

  しかし、その上でもなおこの方向には、慎重に考え
 られねばならぬ重要な間題がある、とのが筆者の見解
 なのである。

  まず女性天皇容認という方向になった場合、女性宮
 家の創設という形がとられよう。
  そこでその対象となる女性皇族について、マスコミ
 などでは愛子様、そして眞子様、佳子様の三人が挙げ
 られている。

  しかし、果たしてそんなに範囲を狭く絞ってしまっ
 て大丈夫なのか、ということなのである。
  むろん、紀宮様が今秋、臣籍降下されることを考え
 ると、それより血縁の離れる三笠宮寛仁親王家のお二
 人の女王様、高円宮家の三人の女王様といった方々が
 結婚後も皇族であり続けられることになるというのも
 変な話とはいえる。

  また、これらの方々については、宮家創設を認めた
 場合、将来的に皇族の数が一気に広がる可能性が出て
 きて問題がある、というのが関係者の考えだともいう。

  しかし問題なのは、御三方に限られた場合、皇族は
 究極的にはこの三宮家に限られることになるというこ
 となのだ。

  当然のことながら、こういえばこの御三方にはいず
 れお子さまがおできになられ、皇族の数はむしろ末広
 がりに増えて行くことになるではないか、との反論が
 あるだろう。
 ご結婚による女性皇族の臣籍降下がなくなるのだから、
 その意味でも皇族の数が減少する、などということは
 あり得ない。
 将来的にはむしろこの三宮家から、どんどん新たな宮
 家が生まれることになって行く筈だというのだ。

  しかしながら、果たしてコトはそのように単純であ
 ろうか。
  先に行われた同会議でのヒアリングでも「新たな問
 題は(女性皇族の)結婚相手に相応しい方が得られるか
 どうかだ」との問題指摘がなされたという。
  つまり、宮家を創設される女性皇族の下へ、進んで
 入夫(婿入り)する男性が果たして出てくるかというこ
 となのだ。
 それだけではない。
  幸いそうした男性が出てきたとしても、そこにお子
 様が確実におできになられるという保証もない。

  秩父宮、高松宮、常陸宮といった前例もあるように、
 お子様がおできになられないというケースも当然想定
 しなければならないのである。
  そうした場合、果たして三女性宮家ということで大
 丈夫なのだろうか。

  かつて新皇室典範が審議された際、十一宮家が臣籍
 降下ということになって皇位継承に支障を来すような
 ことはないのか、との疑問が出された。
  しかし、当局の答弁は「そのようなケースはあり得
 ないことと存じます」というものであった。
  その後、秋篠宮のご誕生を最後に、四十年も男子皇
 族のご誕生がない、などというケースは全く想定でき
 なかったのだ。

  その意味では、百歩譲って女性天皇、更には女系天
 皇という道を容認したとしても、しからばその対象と
 なる女性皇族を、どの範囲まで認めるのかという問題
 は実に重大だといえよう。
  果たして同会議は、こうした問題をどの程度詰めて
 考えているのであろうか。

  筆者は旧皇族の皇籍復帰をまず考えよ、と主張する
 者である。
  しかし、より大切なのは皇位継承の確実さを確保す
 ることだろう同会議には更に慎重かつ周到な審議の続
 行を切に望みたい。


    ************************************
      Contents17年10月号 
    ************************************

―interview―
☆米国「対日認識」の終戦六十年
 島田洋一(福井県立大学教授、「救う会」全国協議会副会長)
・ブッシュ大統領の「ヤルタ合意」批判は、米国の
「対日認識」を変える突破口になり得る。しかし一
方では、韓国からの「慰安婦二十万連行説」が米国
保守派にも浸透しつつある。

☆もう「日中友好」は止めよう
 石平(日中問題研究家)
・日本がめざすべきは「経温政涼」のクールな日中関係だ

―opinion―
伊藤哲夫☆中国の「日本封じ込め」にいかに対抗するか
・常任理事国入り阻止、靖国参拝反対……これらは日米
連携の分断、日本の政治大国化阻止の戦略だ。
岡田邦宏☆「台湾の向こう」を狙う中国
 ・脅威なき時代に大軍拡を続ける中国の狙いは何か

小坂実☆中国の対日「歴史認識」要求にはかく対処せよ
・「日本は加害者、中国は被害者」「靖国参拝は中国人民の
感情を傷つける」……これらは「言いがかり」に過ぎない。
竹本忠雄(筑波大学名誉教授・在パリ)

☆《アンチヤマトイズム》を止めよ!〈短期集中連載!)・最終回〉
・中国に付和雷同するフランスの反日メディアに抗議。
「ル・モンド」紙への公開状、及びパリ「ラジオ・クー
ルトワジー」局よりの全90分間放送記録→宮崎正弘の
国際ニュース・早読みで紹介されました。

伊藤哲夫☆いかにすれば皇位継承の安定性を確保できるか

―maxim―
村山實☆吾づくりの人間学
 第三回 剣の教えに学ぶ
 「千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を錬とす」(宮本武蔵)

―history―
岡田幹彦☆ペリリュー島玉砕戦(上)
 敵将が賛嘆した日本軍七十余日の死闘

―column―
☆「問題対処」から「攻め」に転じよう
 斎藤彰(京都府議会議員)
☆常識を取り戻せ――子育てといふこと
 福田逸(明治大学教授)
☆世相クローズアップ
 「ゆとり」より「快適」?
☆知っておいてためになる話
 ・これが中国国民党の「宣伝戦略」だ
 ・戦前の情報戦と教訓
 ・自衛隊の任務の尊さ
☆百題百話
 ・ホリエモン・「反天皇」発言の背後にあるもの
 ・一貫して無内容な公民教科書の「天皇」記述
・歴史教科書も「天皇」軽視

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     〜月刊『明日への選択』について〜
 http://homepage2.nifty.com/ikaruga/new_page_96.htm

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