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「わが国のあり方はこれでいいのか」「日本は国家としてのバックボーンが失われつつあるのではないか」との問題意識のもと、日本の伝統的な価値の「再建」を広く訴えるとともに、新聞やテレビなど、情報の奥にある「真実の情報」「価値ある情報」を発行します。




【いざ、日本再生へ!】 日本再生ニュース★対中韓ゲームの本質を見据えよ★

発行日: 2005/7/23

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                      平成17年7月23日

     テーマ:対中韓ゲームの本質を見据えよ

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                       日本政策研究センター
           月刊「明日への選択」7月号 今月の主張より
                          日本政策研究センター所長  伊藤哲夫

 
  小泉首相は「四面楚歌に近い状態」なのだそうだ。東京新聞の
 社説がそう述べている。
 首相の靖国神社参拝への批判は、自民党長老にまで広がっている
 し、近隣諸国からの批判はいよいよ厳しく、課題山積の近隣外交
 は停滞している。

  また、日中間では四年も首脳同士の往来がない。さあどうする
 のだと同社説は不安を煽るのだ。
 こんなマスコミの論説を見ていると、日本は小泉首相のはた迷
 惑な「ご乱心」により、ますます国際的孤立の道を突っ走らされ
 ているかのごとき印象を抱かされるが、むろんそんなことはない。

  日本との関係が切れれば中韓の経済はまず成り行かないし、何
 よりも中国には「オリンピック開催」というアキレス腱もある。
 「日本は参加するな」といえるのならまた話は別だろうが、国際
 社会の厳しい眼を考えれば、これ以上露骨な反日政策はとれない
 筈なのである。
 つまり、日本との本気の「チキン・ゲーム」に打って出て、むしろ
 困るのは彼らの方だという話なのだ。

  とすれば、なぜ冷静に「ここはしばらく事態の静観を」といえな
 いのだろうか。

  報じられているごとく、先日の日韓首脳会談では両国の関係改
 善につき、根本的な合意は得られなかった。
 ところがマスコミは、こぞって「日韓の溝埋まらず」「関係悪化、
 米も危ぶむ」・・・・・などと騒ぎ立てた。
 非は一貫して日本側にあるといわんばかりの一方的な論調を貫い
 たのである。
 逆に、「日韓、予想通り」「韓国、未だ改心せず」とはどうして書
 けなかったか、ということなのである。

  むろん、ふざけていっているのではない。
 日本側が結束してこうした反応を示せば、当然相手側はそうした
 日本の姿勢に合わす対応を考えずにはおれなかったのではないか、
 ということなのだ。
 いくら日本を揺さぶったとしても、それがますます日本側の姿勢
 を硬化させるとなれば、いかに韓国といえども戦術転換をせざる
 を得なかったはずなのだ。
 にもかかわらず、こちら側から一方的に、戦っている小泉首相に
 逆にタオルを投げるようなことをしてしまったのが、わがマスコ
 ミの姿勢なのだ。

  中国についても同じことがいえる。首相の靖国神社参拝は中国
 にとってこれ以上看過し得ない問題であるなどといわれるや、ま
 さに先を争うかのごとく小泉首相にものをいう政治家が続出した。
 やれA級戦犯分祀、やれ国立追悼施設の建設、あるいは慎重の上
 にも慎重に・・・といった提言競争である。
 誰も反応せずにしらーっとしていれば、さぞや中国側は白けたに
 違いないのに、むしろこちら側から友軍が飛び出したのだから、
 彼らにとって対日工作ほど美味しくて、面白いものはなかっただ
 ろう。

  つまり、中韓との間題は、実は日本という国の「体質」が問題
 ではないかということなのだ。
 関係がちょっとでも緊張すれば「さあ大変だ」となり、何かこち
 ら側から譲歩できることはないのか、という一方的な話になるか
 らだ。
 どうして、まず先方側の狙いを探り、むしろそちら側の譲歩を引き
 出そうとは考えないのだろうか。

 ここは冷静に考えてみてほしい。
 これまで日本は中韓に対し、譲歩に次ぐ譲歩を重ねてきた。
 しかし、それでは先方はわが国に対し、何かそれに応えるようなこ
 とをしてきただろうか。

  小泉政権最初の年、中国側は小泉首相に対し、靖国神社参拝はせ
 めて八月十五日だけは外してくれないか、といってきたという。
 ところが、それに応えて十三日にしたところが、感謝どころか非難
 の嵐を浴びせてきたのが彼らだったのである。
 恩を仇で返すとは、このことではないか。

  韓国も同様である。
 日本側が謝罪してくれさえすれば、もうこれ以上過去の問題は蒸し
 返さないと、何度この国の大統領は約束してきたことか。
 いや、その後の小泉首相の態度が事の本質なのだと、もし盧武鉉大
 統領がいうのだとしたら、あなたが「私の任期中は歴史間題を争点
 として公式に提起しない」と公的に約束したのは昨年のことですよ、
 とお返ししたい。

  日本側を譲歩せしめるためには彼らはどんなことでもいう。
 それは歴史問題というより、日本の頭をたたくための権力ゲームに
 他ならないからだ。
 とすれば、そのゲームの本質を見据えたしたたかな対応が必要なの
 ではないか。


   ************************************
     Contents17年7月号 
   ************************************
―interview―
☆東シナ海ガス田問題・日本は試掘を決断すべし
 平松茂雄(杏林大学教授)
 ・いまさら境界線がどうだとか、中国の妨害を取り締
まる法整備がどうだとか、議論をしているときでは
ない。今、必要なのは試掘の実行であり、それへ向
けての官邸の決断である。

☆「先生たすけて下さい」の声に応えて
 鷲野一之(元・東京都立学校経営アドバイザー)
・元学校経営アドバイザーが語る校長土下座事件、過
激な性教育が起こる「理由」。先生を変えるのではな
く、代えなければ学校は変わらない。

―opinion―

伊藤哲夫☆日本は東京裁判の何を「受諾」したのか
・日本は平和条約第十一条で「日本有罪論」を受け入れ
てなどいない。平和条約は戦争終了のためのものであっ
て、日本への断罪を永遠に刻み込むものではない。

岡田邦宏☆東條英機の「弁明」
・私は最後までこの戦争は自衛戦であり、国際法には違反
せぬ戦争なりと主張する。しかし、敗戦の責任については、
当時の総理大臣たりし私の責任であり、私はこれを受諾する
のみならず衷心より、進んでこれを負荷せんことを希望する。

小坂実☆昭和天皇・マッカーサー会談の「事実」
 ・敵将を心服させた昭和天皇の御聖徳

伊藤哲夫☆対中韓ゲームの本質を見据えよ

―history―
上田三三生☆剣魂歌心の譜―志士の詩歌に学ぶ―
 最終回 堀内豊秋

岡田幹彦☆長期連載・日露戦争百年(最終回)
 世界史を変えた比類なき偉業

―column―
☆一新された米国の中国認識
 ・整備進むUSCCを中核とする米国の対中体制
 足立誠之(アジア経済評論家)

☆地方議員は主張する
 この借りは必ず返してやるぞ!
 大倉勝行(田辺市議会議員)

☆世相クローズアップ
 暴走族も「高齢化」?

☆知っておいてためになる話
 ・日本統治の「恩恵」を受ける北朝鮮
 ・朝鮮の恩人・野口遵
 ・「日本のセシルローズ」

☆百題百話
 ・イラン人が掲げた日の丸
 ・「日本はとてもよい」
 ・「日本のように独立を全うするために日本と手を取らねばならない」


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     〜月刊『明日への選択』について〜
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