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『電子耕』No.220-2007.11.02号
発行日: 2007/11/2
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隔週刊「農業文化マガジン『電子耕』」 第220号
−環境・農業・食べ物など情報の交流誌−
2007.11.02(金)発行 山崎農業研究所&編集同人
<キーワード>
環境・農業・健康・食べ物などの情報提供、高齢者と若者、農村と都市の
交流ミニコミ誌。山崎農業研究所&『電子耕』編集同人が編集・発行。
http://www.taiyo-c.co.jp/public_html/yamazaki/yama_index.htm
*************************************発行部数 1325 部***************
□ 目 次 □----------------------------------------------------
<巻頭言> 自然と折り合う治水・利水 小泉浩郎
<読者の声> 赤堀さんから 田んぼのおばさんから
<82歳からのメッセージ>
『晩年長寿の達人たち 生涯現役の秘訣』 原田 勉
<農文協図書館サイト更新情報>
<編集後記> 花よりめざし
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<巻頭言> 自然と折り合う治水・利水
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世界遺産である中国都江堰を訪ねた。長江の支流、岷江の中流にあり、ダム
を造らず、地形、地勢を読み、川の流れを巧みに活用して利水・治水を行って
いることに特徴がある。
その造営は紀元前260年前、世界最古の水利施設であり、しかも「今もそ
の役割を完璧に果たしている」と評価され、多くの水利専門家、観光客が訪れ
ている。
悠久の歴史に思いをはせ、自然と折り合う水利思想を反芻しながら、喧噪な
観光客を分け入って眼にしたものは、無いはずのダム(頭首工)であった。岷
江本流をせき止め、一滴の水も流れていない。さらに現在、都江堰上流6km
の間に2つのダムが建設、計画中であるという。
帰国して、何気なしにつけたテレビは、要不要で紆余曲折にある川辺ダムが、
治水目的に絞って穴あきダムで再提案したと報じていた。長野県も中止してい
た浅川のダムを政策変更、穴あきダム建設を決定した。
自然と折り合いながら、2000年余の長い歴史を綴ってきた世界に誇る都
江堰は、短期的な目先の経済によって、しかも自然は、科学技術によって征服
できるという傲慢によって、この近代という寸時に終焉を迎え、「ただの観光
資源」になるのか。我が国の理屈をつけながらのダム建設も「同じ穴の貉」で
無いことを祈りたい。
小泉浩郎
山崎農業研究所事務局長
y.noken@taiyo-c.co.jp
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<読者の声>
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■10/18 赤堀さん:「落日燃ゆ」紹介を読んで。
原田様
私は今、61歳になり60歳の定年以降自分で職探しをして、
現在はパートで個人会社と公園の管理に勤めています。
以前に勤めていた会社と会社経営のことで意見の食い違いがあり、
私が信念を曲げずに経営から身を引きました。
とは言っても、色々と思うところありの日が続いています。
『電子耕』第219号で原田様が城山三郎の「落日燃ゆ」を紹介しているのを
読みました。
40代で読んだ本で、感銘を受けた事は確かですが、原田様の様には
読み取った記憶がありません。特に、最後の三章は全く記憶にありません。
自分を知る良い機会だと思いますので、これを良い機会に、
もう一度読み返してみたいと思います。
●原田勉からのコメント:
赤堀様 お便りどうもありがとうございました。
私も晩年になって、城山さんの思いや広田元総理のお心がようやく
わかるようになってきました。
定年後の人生は長い。ややもすると生きるのが嫌になるときもありますが、
努めて、読書で勇気を貰っています。赤堀さんも後生お大事に。
■10/27 田んぼのおばさん:田植え・稲刈り続けてます
原田さま、電子耕編集同人のみなさま
『電子耕』フォルダにたまるメールマガジンを時々開いて眺めています。
「メールマガジンの楽しみ方」の件で初めて原田さんにお会いしてから
もう5年経っているのでしょうか。
この間、原田さんのご病気の告知があり、同名の病気だった友人の父上が
亡くなり、私の父が介護暮らしとなり、その手伝いに毎週実家に通うように
なって一年になろうとしています。
父のところへ来てくれていた優しい男性のヘルパーさんたちはコムスンでした。
年金の問題で老後を心配したりと話題に事欠かない日々ですが
相変わらず、細々と、田植え・稲刈りを続けています。
山梨の畑は麦茶作りのために手放せませんが、自らの高齢化でいささか辛い
のも本音です。
あまり楽しい話題のない一年でしたが、
久々に原田さんのHPでにこやかなお顔を拝見し
あ〜、まだ音をあげている場合じゃないなと反省しています。
農作業に片足を突っ込みながら、
ある市で中学校の司書(パートのようなものですが)の職を得、
地元では地域文庫の手伝いで幼い子どもたちと本にかかわっています。
教育基本法、指導要領・・・一体誰のために弄繰り回しているかと
目の前の子どもたちの将来を考えると憂鬱でさえありますが
自分たちなりにできること、年を重ね、気付きながら
決して黙することなく頑張ろうと、気を取り直している秋の休日です。
電子耕の趣旨に沿った投稿はなかなかできませんが
古くからの読者ということでご勘弁下さい。
原田さん、どうぞお体に気をつけて、
私たちにエールを送り続けていただきたいと思います。
(ほとんど更新のすすまないブログですが
HPが中断していますのでとりあえず維持に努めています。
http://red-zukin-chan.way-nifty.com/wolf/)
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<82歳からのメッセージ> 『晩年長寿の達人たち 生涯現役の秘訣』
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10月12日に新人物往来社から発売された新刊雑誌を紹介したい。
この雑誌の特徴は、
80歳以上まで長生きし、なおかつ生涯現役であった人物81人を取り上げて、
その健康と長寿の秘密に迫る。
一般の人物事典は、その人物の成功とピークまでに焦点を当て、晩年には触
れないものが大半であるが、そのような書き方ではなく、晩年を重視して、そ
の人物がなお現役で活躍した後半生に焦点を当てる。
特に、六十代以降に何をやったのか、どんな仕事をしたのか、に重点をおく。
ボケずに日々精進、努力してきた人物ばかりであるので、生活ぶり、毎日の日
課、食事、好物、散歩などの運動をしていたのかどうか、長生き健康法、仕事、
人生哲学などの老後のリアルな生活ぶりを具体的な資料(日記や、本人や周り
の人が書いたもの)で調べ、エピソードなどを交えながら紹介する。
明治以降の具体的な人物を81人取り上げた長寿の日本史はまだ出版されてお
らず、その意味では初めての本になる。団塊の世代が続々と定年を迎え、生涯
現役で活躍した偉人たちの晩年の生活ぶり、その健康の秘訣は彼らにとって興
味深いものであろう。
A:ベスト10
泉重千代/蟹江ぎん/平櫛田中/大西良慶/三浦敬三/安藤百福/日野原重明
吉田茂/昭和天皇/森光子
B:100歳代 15人
近藤康男/物集高量/大宮良平/小倉遊亀/小林ハル/加藤シズエ/北村西望
高木東六/東久邇稔彦/野坂参三/奥村土牛/昇地三郎/大野一雄/鈴木貞一
石井桃子
C:90歳代 35人
野上弥生子/諸橋轍次/島田正吾/宇野千代/井伏鱒二/熊谷守一/御木本幸吉
白川静/三島海雲/石黒忠直(直は正確には下に心がつく) /尾崎行雄/鈴木大拙
田中館愛橘/松永安左エ門/出光佐三/新藤兼人/北島忠治/槇有恒/平沢貞通
武原はん/牧野富太郎/徳富蘇峰/浅野長勲/松下幸之助/森重久彌/織田幹雄
呉清源/岡崎嘉平太/淡谷のり子/市川崑/土光敏夫/渋沢栄一/西園寺公望
岸信介/山田五十鈴 その他80歳代21人
この中に、100歳代の筆頭に近藤康男先生が紹介されている。
106歳の写真をページのはじめに掲げ、
見出しは「旺盛な研究力を支えた“就眠健康法”」とあり、本文の書き出し
は、
「申すまでもなく、七十歳は人生の大きな節目であります。」
『七十歳からの人生』ではこう記した近藤康男。この時、平成十一年(1999)
近藤はすでに白寿を越えていた。
近藤は六十歳の時、胃にポリープが見つかり、手術を受ける。この頃から視
力や聴力、体力の衰えを自覚し始め、健康に留意するようになった。ここで近
藤が取り組んだのは、全身十分間指圧法だった。とある。
以下は、2ページにわたって、その生涯の要約と、就眠術の具体的事例を紹
介している。
すでに『電子耕』の読者諸兄には、ご存知の『七十歳からの人生』に書いて
ある内容である。
別冊歴史読本84『晩年長寿の達人たち 生涯現役の秘訣』新人物往来社
発行年月 2007年10月 価格 1,680円(税込)
http://7andy.yahoo.co.jp/books/detail?accd=07192324
http://www.amazon.co.jp/dp/4404033842/
「農業経済学者 近藤康男の3世紀」
http://nazuna.com/100sai/
から、
『七十歳からの人生』近藤康男 編著 A5 267頁 定価 2800 円
1998年1月1日 発行 農山漁村文化協会
http://nazuna.com/100sai/70sai.html
<長寿の秘訣>寝つきがよくなる「全身指圧法」
http://nazuna.com/100sai/shiatu01/
山崎農業研究所会員・『電子耕』編集同人
原田 勉
tom@nazuna.com
http://nazuna.com/tom/
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<農文協図書館サイト更新情報>
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2007.10.20〜24
■9月収蔵図書(開架書架のみ)
http://www.ruralnet.or.jp/nbklib/book/new/01new200710.html
■話題の図書 「農村文化運動」186号 「むらの思想」と地域自治
http://www.ruralnet.or.jp/nbklib/book/wadai/2007/03wadai0710.html
「伝統」や「文化」とはいったいなんであろうか?
本特集は、そんな問いに哲学者の内山節氏が真正面から向き合い、
心ある農家の方々に語りかけた講演録である。
A5判、96ページ 発行日:2007/10
出版:農山漁村文化協会
自然と人間を結ぶシリーズ 季刊「農村文化運動」紹介ページ
http://www.ruralnet.or.jp/nbu/
農文協図書館
http://www.ruralnet.or.jp/nbklib/
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<編集後記> 花よりめざし
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先週、会社の旅行会で、日本三景のひとつ京都の天橋立を訪れた。
幸い天気に恵まれ、小野小町の「股のぞき」で有名な傘松公園からの眺めも抜
群であったが、「あたり」だったのは、ふもとから笠松公園にむかうとちゅう
の土産物屋で買った鰯と小鯵のめざし。
自分のところで加工しているらしく、道路をはさんで反対側に同じ名前の看板
をさげた加工場が見える。店先でかるくあぶってくれ、その場で食べられるの
だが、これがうまい!(そして安い!)
新鮮であるというのはなによりの御馳走であることを痛感しながら、そして、
地元の人はこんなに美味しいものをいつも食べているのかと羨ましく思いなが
ら、絶景ならぬ絶品に舌鼓を打ったのであった。
2007年11月01日
山崎農業研究所会員・田口 均
y.noken@taiyo-c.co.jp
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◎お願い「<読者の声>の投稿規定・メールの書き方」
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1、件名(見出し)を必ず書いて下さい。「はじめまして」は省略して、言い
たいことを具体的に。
2、氏名・ハンドルネームは、文末ではなく始めのほうに。
3、1回1テーマ、10行位に。
4、ホームページを持っている人は、文末にURLを。
5、JIS X0208 規格外の文字(機種依存文字)のチェックを。
http://www.chem.sci.osaka-u.ac.jp/networks/check/jisx0208.html
インターネットで使えない丸数字や半角カタカナ、括弧入り略号などは文字化
けの原因です。
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◎投稿アドレス変更のお知らせ
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電子耕への投稿アドレスは、117号から発行人の変更に伴い、
y.noken@taiyo-c.co.jp
となっております。投稿される方はこちらのアドレスにお願いします。
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次回 221号の締め切りは11月12日、発行は11月15日の予定です。
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★『メールマガジンの楽しみ方』発売中
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書名:岩波アクティブ新書45『メールマガジンの楽しみ方』
著者:原田 勉 定価:735円 発行日:2002年10月4日
発行所:岩波書店 ISBN4-00-700045-X
まえがき・目次・著者紹介・注文方法はこちら
http://nazuna.com/tom/book.html
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『電子耕』から大切なお知らせ
http://nazuna.com/tom/denshico.html
http://www.taiyo-c.co.jp/public_html/yamazaki/yama_mailmag.html
<本誌記事の無断転載を禁じます>
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隔週刊「農業文化マガジン『電子耕』」 第220号
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2007.11.02(金)発行 山崎農業研究所&編集同人
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