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『電子耕』No.218-2007.10.05号
発行日: 2007/10/5*********************************************************************
隔週刊「農業文化マガジン『電子耕』」 第218号
−環境・農業・食べ物など情報の交流誌−
2007.10.05(金)発行 山崎農業研究所&編集同人
<キーワード>
環境・農業・健康・食べ物などの情報提供、高齢者と若者、農村と都市の
交流ミニコミ誌。山崎農業研究所&『電子耕』編集同人が編集・発行。
http://www.taiyo-c.co.jp/public_html/yamazaki/yama_index.htm
*************************************発行部数 1321 部***************
□ 目 次 □----------------------------------------------------
<巻頭言> 学校給食の功罪いろいろ 大山勝夫
<82歳からのメッセージ> 日本最初の速記刊行本紹介「怪談 牡丹燈籠」
<毎日新聞 紀平さんの「銀幕閑話」サイトアドレス変更のお知らせ>
<農文協図書館サイト更新情報>
<編集後記> 「小人のざれ言につきあう暇ない」とは何事か
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<巻頭言> 学校給食の功罪いろいろ
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わが国で学校給食が実施されたのは、明治22年に山形県鶴岡町私立忠愛小学
校で貧困児童を対象に行われたのが最初といわれている。以来、昭和6〜7年
の恐慌時代「学校給食臨時施設方法」による貧困児童の救済、さらに先の大戦
中には6大都市の国民学校における味噌汁の給食(筆者も経験した)、そして
戦後の占領軍によるガリオア援助に続いて、アメリカの余剰農産物による学校
給食。これらを通して考えさせられるのは、学校給食の歴史はそれぞれの時代
の社会情勢が反映していることである。
学校給食の功罪はいろいろである。学校給食によって就学率が高まり、児童
の体位が向上したことも事実であろう。しかし、とりわけ戦後の学校給食では
わが国の食の風土や伝統が失われたことも多い。極端な事例では、最近の女子
学生はイワシとアジの見分けがつかないそうだ。まして畑に育つ大麦と小麦の
区別もできないだろう。
本誌217号、214号、および207号で松坂正次郎氏が給食・食育問題を提起し
ている。松坂氏は、食育を云々する前に家庭の食を大事にすべきだと言われて
いるがまったく同感である。最近、親兄弟の間で殺傷事件が頻繁に発生してい
るが、こうしたことも失われた食の団欒に起因しているのではあるまいか。そ
うした意味で松坂氏の主張を全面的に支持したい。
大山勝夫
山崎農業研究所会員 日仏農学会顧問
y.noken@taiyo-c.co.jp
217号
http://blog.mag2.com/m/log/0000014872/108977218.html
214号
http://blog.mag2.com/m/log/0000014872/108821413.html
207号
http://blog.mag2.com/m/log/0000014872/108469068.html
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<82歳からのメッセージ> 日本最初の速記刊行本紹介「怪談 牡丹燈籠」
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前回、三遊亭圓朝作「真景累ヶ淵」を紹介したが、もう一つの傑作
「怪談 牡丹燈籠」(かいだん ぼたんどうろう)をここに紹介する。
この人情噺は、文久年間すなわち円朝が二十三、四歳の作と推定されるが、
出版されたのは明治17年(1884)、速記法研究会員、若林かん(王+甘)蔵・
酒井昇造の速記本として東京稗史出版社から発行されたものである。
文語しかない時代に語りそのままに写実的に書かれた速記本は大流行し、一
時代を築いた。
しかも、この本は、日本の出版史上でも銘記さるべきは、最初の落語講談本
として刊行され、この速記本ブームが二葉亭四迷などの言文一致運動に影響を
与えたことである。
速記は、今やパソコンやビデオが普及してから姿を消しつつあるが、ひと昔
前までは、議会の記録や有名人の回顧談の筆記などに必要不可欠のものであっ
た。ひとつの職業として成り立っていた。この速記の始まりは明治15年(1882)
、田鎖綱紀(たくさり こうき)がアメリカ人グラハムの速記術を日本語に適
用したもので、その最初の出版が円朝の「怪談 牡丹燈籠」であった。
さて、この噺は、明の時代の書『剪燈新話』内の「牡丹灯記」の一部がモチ
ーフだが、天保年間に江戸の米卸商に起こったという事実譚に加えて円朝が創
作した全くの別ものである。
旗本 飯島平左衛門の娘、お露が萩原新三郎という若者に恋いこがれて死に、
続いて女中のおヨネも後を追って死ぬ。このふたりの死霊が新三郎恋しさに、
灯籠を提げカランコロンと下駄を鳴らして毎晩通うという話。そのまま続くと
殺されてしまうということで、良石和尚という名僧に頼んで、死霊除けのお札
を家に貼り、海音如来をお守りに貸してもらう・・・。
これからいろいろ展開するが、詳しくは、岩波文庫「怪談 牡丹燈籠」をお
読みくださいということになる。
前回と似たように、悪い奴がおり、忠義の若者の敵討ちがあり、霊に悩まさ
れ、因果応報の話となる。
この話は、落語で有名になったが、歌舞伎でも上演され、文学座(杉村春子
主演)で舞台にもなった。
<参考>
三遊亭円朝著 「怪談 牡丹燈籠」岩波文庫
http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/31/X/3100310.html
http://www.amazon.co.jp/dp/400310031X/
■定価 630円(本体 600円 + 税5%)■2002年5月16日
速記 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%9F%E8%A8%98
田鎖綱紀
http://www.odette.or.jp/citykankou/ka_c_se_tk_i/ka_c_se_tk_i.html
(出典:財団法人 盛岡観光コンベンション協会サイト)
http://www.odette.or.jp/citykankou/index_1/index_1.html
*2009年から裁判員制度が始まり、その制度を支える「迅速で正確な速記録」
を提供できる速記官の存続が危ぶまれている。
裁判所速記官制度を守る会
http://www3.sokkikan.coco.ac/modules/wordpress/
山崎農業研究所会員・『電子耕』編集同人
原田 勉
tom@nazuna.com
http://nazuna.com/tom/
*補筆:原田太郎
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<毎日新聞 紀平さんの「銀幕閑話」サイトアドレス変更のお知らせ>
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『電子耕』207号 2007.04.19.
http://blog.mag2.com/m/log/0000014872/108469068.html
の記事「<銀幕閑話>毎日インタラクティブで『電子耕』が紹介されました。」
から、
-----------------------------------
104号 2003.3.6.
http://blog.mag2.com/m/log/0000014872/75166145.html
で、以下のようなご案内をしました。
------
(新企画)『電子耕』読者の毎日新聞の紀平さんがアジア映画コラムを始めた
という案内を頂いた。その内容は「中国映画の制作者たちは抑圧体制下で検閲
を経ない作品を海外の映画祭に出品するという方式で反骨の強い意志を表現し
ている」という。
以下の紀平さんのメールから
「毎日新聞のウェブ版「毎日インタラクティブ」で拙稿のコラム「銀幕閑話」
が始まりました。中国を中心に香港、台湾などの中国語圏映画や韓国、ベトナ
ム、フィリピンなどアジアの映画を紹介していく予定です。新作紹介に留まら
ず過去の名作も取り上げ、アジアの人々の息吹を伝えていくつもりです。満映
のことも機会があれば触れたいテーマです。」
------
と、ご紹介しましたが、10月1日より、「毎日インタラクティブ」は、
「毎日jp」(毎日新聞)
http://mainichi.jp/
と改まりました。
そこで、「銀幕閑話」のアドレスも
http://mainichi.jp/enta/geinou/asianenta/ginmaku/
と替わり、現在は以下のURLで2006年10月のバックナンバーまで読めます。
http://mainichi.jp/enta/geinou/asianenta/ginmaku/archive/
その2007年4月6日のコラムに『電子耕』が紹介されましたことは、206号で
お伝えしました。
銀幕閑話:第134回 映画を見て若返る(紀平重成)
http://nazuna.com/200704d207-1
(↑URLがメルマガ規定より長いので転送アドレスを使用させていただきまし
た。編集部)
これからも、健筆を振るってください。
私は現在、韓国時代劇大河ドラマ「宮廷女官 チャングムの誓い」と、
高句麗の建国神話をモチーフにした長編「朱蒙(チュモン)」の字幕版DVDを
繰り返し見ているところです。
「宮廷女官 チャングムの誓い」(全54話)韓国MBC 2003
現在、NHK BS2で放送中
http://www3.nhk.or.jp/kaigai/chikai/
「朱蒙(チュモン)」(全81話)韓国MBC 2006
現在、BSフジほかで放送中
http://www.bsfuji.tv/jumong/
http://jumong.jp/
山崎農業研究所会員・『電子耕』編集同人
原田 勉
tom@nazuna.com
http://nazuna.com/tom/
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<農文協図書館サイト更新情報>
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2007.9.13〜27
■事業報告等
http://www.ruralnet.or.jp/nbklib/kifu/
■8月収蔵図書
http://www.ruralnet.or.jp/nbklib/book/new/01new200709.html
■話題の図書 【写真ものがたり】『昭和の暮らし10 くつろぎ』
http://www.ruralnet.or.jp/nbklib/book/wadai/2007/03wadai0709.html
労働の合間の一服や花見、無心に遊ぶ子どもたち、農閑期の素人演劇や湯治、
伊勢詣でなどの講の旅、踊りや神楽に興じる祭りの日、訪れる旅芸人やサーカ
スなど、暮らしに組み込まれ活力と個性を育んだくつろぎの日々
須藤 功(すとう・いさを)著
定価:5,250円 (本体5,000円、税250円)
AB判、263ページ
発行日:2007/09/05
出版:農山漁村文化協会
【写真ものがたり】昭和の暮らし全10巻 完結
http://www.ruralnet.or.jp/books/syashin/
農文協図書館
http://www.ruralnet.or.jp/nbklib/
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<編集後記> 「小人のざれ言につきあう暇ない」とは何事か
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舛添厚生労働相が年金横領問題に関して「市町村の窓口は信用ならない」と発
言、鳥取県倉吉市長と東京都武蔵野市長が抗議文を提出した。舛添厚生労働相
はこれに対して「小人(しょうじん)のざれ言につきあってる暇があったら、
(私は)もっと大事なことをやらないといけない」と発言したという。
たしかに年金横領問題についてはなんでこんなことがこれまで見過ごされてき
たのかと思うことも少なくない。しかし「市町村の窓口は信用ならない」とは
やはり言い過ぎではないか。いや、もしそう言うのであれば、「国も信用なら
ない」「政治家も信用ならない」ではないか。
舛添氏は自分は信用に値する政治家であるとの自負がおありなのだろう。そし
て自分の手で国の信用回復させるというおつもりなのだろう。しかし「小人の
ざれ言」とは何事か。そこには、地方より国のほうが正しく、位が上なのだと
いう抜きがたい地方蔑視の目線がある。地金がでるとはこういうことを言うの
ではないか。
2007年10月04日
山崎農業研究所会員・田口 均
y.noken@taiyo-c.co.jp
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◎お願い「<読者の声>の投稿規定・メールの書き方」
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1、件名(見出し)を必ず書いて下さい。「はじめまして」は省略して、言い
たいことを具体的に。
2、氏名・ハンドルネームは、文末ではなく始めのほうに。
3、1回1テーマ、10行位に。
4、ホームページを持っている人は、文末にURLを。
5、JIS X0208 規格外の文字(機種依存文字)のチェックを。
http://www.chem.sci.osaka-u.ac.jp/networks/check/jisx0208.html
インターネットで使えない丸数字や半角カタカナ、括弧入り略号などは文字化
けの原因です。
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◎投稿アドレス変更のお知らせ
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電子耕への投稿アドレスは、117号から発行人の変更に伴い、
y.noken@taiyo-c.co.jp
となっております。投稿される方はこちらのアドレスにお願いします。
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次回 219号の締め切りは10月15日、発行は10月18日の予定です。
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★『メールマガジンの楽しみ方』発売中
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
書名:岩波アクティブ新書45『メールマガジンの楽しみ方』
著者:原田 勉 定価:735円 発行日:2002年10月4日
発行所:岩波書店 ISBN4-00-700045-X
まえがき・目次・著者紹介・注文方法はこちら
http://nazuna.com/tom/book.html
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『電子耕』から大切なお知らせ
http://nazuna.com/tom/denshico.html
http://www.taiyo-c.co.jp/public_html/yamazaki/yama_mailmag.html
<本誌記事の無断転載を禁じます>
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隔週刊「農業文化マガジン『電子耕』」 第218号
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2007.10.05(金)発行 山崎農業研究所&編集同人
mailto:y.noken@taiyo-c.co.jp
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