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*魔法野菜キャビッチ 4*
(全110話)
私は、ヨンベの家まで飛んで行った。
遊ぶ約束をしていたのだ。
髪が切られすぎたとしても、友達との約束は大事だ。
それにヨンベは、私の悲惨な髪型を決して笑ったり、下から払い上げたりしない。
「やっほーう、ポピー」ヨンベは彼女の家の二階の窓から手を振ってくれた。
「やっほーう」私も返しながら、彼女の部屋にするりと飛び込んだ。
「あれえ、髪、切ったのね」
「もうさあ!聞いてようちのママ!」
私はさっそく、ヨンベにひとしきり不平をぶちまけて、ヨンベのおばさんの箒が運んできてくれたプィプリプの実クッキーを頬張った。
「あははは、でも可愛いってほんと」ヨンベは私を前から見たり後ろから見たりして、そうほめてくれた。
やっぱり、持つべきものは優しい友達だ。
私はクッキーを口にくわえたまま、窓からヨンベの家の庭を見下ろした。
「ねえ、もうキャビッチは収穫してるの?」食べながらヨンベに訊く。
「うん、昨日からね。でも父さんが、あんまりよくないって、ぶつぶつ言ってた」
*次回へ*
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