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*多重人格の急須 127*
(全160話)
舞子、使役する 27
「何?」遥香はぎろりと木多丘を睨んだ。「エロなんだって?」
「い、いや正吾でもねえ」木多丘は空に視線を向けてすっとぼけた。
「ばか、ひろみちゃんはー」舞子は木多丘のもりもりとした上腕を叩いた。
「まあいいけど」遥香は口でそう言い、目では相変わらず木多丘をねめつけながら、質問を続けた。「でもじゃ、誰? まさか――急須の中には、あなたたち四人の他にも人格が存在してるの?」
「いや――俺にも判らねえ」木多丘は首を傾げた。「俺も、うちには四人しかいねえと思ってたんだけどな」
「な、何よそれー」遥香は気味悪そうに声を震わせた。
「えー、誰なんだろ?」舞子の方は気味の悪さより、未知の"人格"への興味が強かった。「んでその"人"が"主"と話したがってるのね?」
「そう」木多丘は答えた。
「っていうかそれってまさか"主"がいつの間にか急須の中に入り込んでるんじゃないのお?」遥香がなお一層恐る恐るに発言した。
「え――」その意見には、さすがに舞子もぎくりとした。
*次回へ*
薬によって迷い込んだ、淫靡で邪な世界──智美は捩じれた愛に溺れ始める──
「The Baesty Angel」連載中。※18禁
ケータイ書庫-BooksLegimo(ブックスレジモ)-http://blegi.jp/
by 葵むらさき
http://murasaki.aoi.peewee.jp/
解除はこちら
http://www.melma.com/backnumber_151885/
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