学校ギライ、人ギライの舞子はある日不思議な物を見つけた。アラジンの魔法のランプ……に似た、急須。偶然にその中に住む魔法使いを呼び出し主人となってしまった舞子は、心ならずも幼女誘拐事件に巻き込まれてしまうことになる。非日常コメディ「多重人格の急須」10月8日より連載開始!
- 最新号:2008-08-29
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葵マガジンK
発行日: 2008/5/28*多重人格の急須 123*
(全160話)
舞子、使役する 23
「どこでもいいよ」舞子は吐息混じりに答えた。「あいつらが追ってこないとこなら、どこでも」
「しかしあいつら」木多丘は、ちらりと肩越しに後ろ――というか下――を振り向いて言った。「"どこまでも追って来る"つもりらしいぜ」
「へっ?」舞子と遥香は驚いて振り返った。「うわあっ」
さっきの何十人というエイリアンたちが、少し遅れて束になって、木多丘に劣らぬスピードで、木多丘の掘ったトンネルを昇って来るのだ。
何十、何百という眼を、代わる代わるに光らせながら――
「そっ、そういえばさあ」遥香が、呆然と呟いた。「あの"主"ってやつ、あのエイリアン――人格たちって、いつでも、どこにでも、現れることができるみたいなこと……言ってなかった?」
「あ……」舞子も、口をあんぐりと開けた。「そういや……」
「てことはさ」遥香と舞子は、木多丘のつるつるした頭を挟んで顔を見合わせた。「"どこへ逃げてもそこは安全じゃない"ってこと?」
「あらま」木多丘は昇りつつのんびりと言った。「いかがいたしましょう、ご主人様」
*次回へ*
やつらは「何か」に取り憑かれている──オムニバス・ホラーコメディ
「ハーイ皆死んだ魚の目でチ〜ズ」(作/葵むらさき)
連載中!
おりおん☆
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by 葵むらさき
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