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葵マガジンK
学校ギライ、人ギライの舞子はある日不思議な物を見つけた。アラジンの魔法のランプ……に似た、急須。偶然にその中に住む魔法使いを呼び出し主人となってしまった舞子は、心ならずも幼女誘拐事件に巻き込まれてしまうことになる。非日常コメディ「多重人格の急須」10月8日より連載開始!
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*魔法野菜キャビッチ 10*
(全110話)
考えてみたらだからこそ、彼女は私にも基本としてキャビッチを"投げる"ことを、とことん覚えさせようとしているのだろう。
でも、私に母ほどキャビッチをうまく"投げる"力が、あるんだろうか?
「おお、ポピー、いらっしゃい」その時、キャビッチ畑の方からだしぬけに、ヨンベのおじさんの声がした。
「あ、おじさん...
発行日: 2008/8/17
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葵マガジンK
*魔法野菜キャビッチ 9*
(全110話)
「たぶんポピーもすぐに、植えさせてもらえるわよ」ヨンベは慰めてくれた。
「そうかなあ……いや、うちのママはたぶん、させてくれないよ」私は暗い声で、否定した。
「えー、なんで?」
「だってうちのママったら、魔女の癖に魔法攻撃より物理攻撃の方が好きなんだもん」私がそう言うと、ヨンベはあはははは、と明るく笑った。私自身も、改めて母のことを&quo...
発行日: 2008/8/16
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*魔法野菜キャビッチ 8*
(全110話)
「そんなことないよ」私は首を振った。「だって、初めて"植えた"んでしょ?」
「んとねえ、実は二回目――最初のは、腐っちゃった」ヨンベは白状して、舌をペロッと出した。
「ああ、そうなんだあ」私は残念そうに答えたが、そのこともやっぱり、私にはうらやましかった。もう、二回も"植えた"んだ……「難しい?」
「...
発行日: 2008/8/15
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*魔法野菜キャビッチ 7*
(全110話)
「でもでも、全っ然うまくない」ヨンベは手を振り、眉を八の字にして苦笑した。「まだ、十二歳になってから始めたばっかりだし……それに、なんせ週に三個、までだし」
「ねえ、それで"芽"は、出たの?」私は気を取り直して、ヨンベの植えたというキャビッチの様子を訊ねた。おべっかのつもりではなく、本当にそのことに興味があったのだ。
「う...
発行日: 2008/8/14
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*魔法野菜キャビッチ 6*
(全110話)
「んーと、あたしは五個」
「えーっ五個もお!? いいなあー、いいなあー」ヨンベは大声を出して、本気で私のことをうらやましがった。
「でもでも、何に使うかっていうのは、厳しく決められてるよ」私は慌てて弁解した。「今は"投げる"か"食べる"しか、ダメなの」
「ああ、そうなんだ」ヨンベの表情は、今度は私への...
発行日: 2008/8/13
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