幸せは、向うから転げ込んで来るものではありません。幸せは自分の手で掴み取るものです。
さあ!両手をポケットに突っ込んでいては、幸せのはしごは登れません。
毎週木曜日に、楽しい話をお届けいたします。ご期待ください。
- 最新号:2008-09-04
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幸せを呼ぶ『話の小箱』第338号
発行日: 2008/5/22
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★★ 幸せを呼ぶ『 話の小箱 』 2008/5/22 第338号
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★★ "毎週 木曜日発行"
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≪木曜日です!また、お会いしましたね≫
★☆★ 雑 学 ★☆★
▼ 日本語の勘どころ(2)
次にあげる二つの表現のうち誤っているのはどれでしょう?
1、口をにごす
2、腹をくくる
失礼しました。実は、この二つは両方とも間違っているのです。
それでは、どうしてこんな間違いをするのか、それを解くために
は、本来の正しい用法を知らなくてはなりません。
(1)の「口をにごす」は、「言葉をにごす」の誤りです。
もともとは「言葉をにごす」が正しいのです。
「にごす」というのは、文字通り「濁す」であって、これは「お
茶を濁すなどの表現と同じで「濁らす」から転じたのです。
つまり、言葉を曖昧にするという意味なのです。
ところが、言葉は口から出るものですから、「言葉」が「口」に
転化してしまって、いつの間にか「口をにごす」になってしまった
のです。
(2)の「腹をくくる」は「腹をすえる」と「高をくくる」の混
同です。
つまり、「腹をすえる」「腹を決める」「腹を固める」などとい
う「決意した」「観念した」という意味の言葉と、相手をあなどる
という意味の「高をくくる」という言葉が一緒になってしまったの
です。
▼ 薬よりよく効く胃の本
▽ 胃袋は感受性が強い(1)
上杉謙信が好敵手の武田信玄の訃報に接したのは食事中でした。
そのとき謙信は、思わず手にしていた箸を落としてしまったとい
うのです。
ショックのあまり、ごはんがのどを通らなくなったのでしょう。
悲しくてごはんがのどを通らない、という言葉があると思えば、
怒りで腹わたが煮えくりかえるようだ、といった表現もあります。
人間の感情と消化器官とのつながりを、人々は昔から体験を通し
て知っていたのです。
それを科学的に証明しようとしたのが、ボーモントというお医者
さんです。
今から140年ほど前のことです。
ボーモントは、腹に穴があいて、胃袋の中までのぞける患者を観
察して、胃の中の食べ物が胃液によって消化されることを初めて突
き止めたのです。
さらにまた、患者が怒ったり、悲しんだりしているときは、胃の
粘膜が真っ赤になっているのを、その目でたしかめたのです。
(つづく)
▼ 子供を音痴にしない方法
▽ ハタキと包丁
家庭内の掃除の方法も、電化製品のおかげですっかり変わってし
まいました。
ホウキはまだしもハタキなどというホコリをはらう道具を知らな
い子供が次第にふえてきています。ホコリを舞い上がらせることを
考えると能率的、効果的な掃除機の方がどれほど優れているかは今
更言うまでもありません。
ただ、あのカーカーといううなり声を耳にしながら、長いコード
を引きずりまわしていると、誰しもが、次第に黙々とした、一途な
表情になっていくのですから恐ろしいものです。
特に幼い子供たちがそのまわりをうろちょろしようものなら「危
ない、あっちへいってらっしゃい」と叱られ、まさに「掃除機さま
のお通りだい!」といった雰囲気です。
毎朝の掃除というものは、一日のスタートとして、開け放った窓
からさわやかな光と風をあびながら、晴れやかな顔、はずんだ気持
ちで取り掛かるから、鼻歌の一つも出てくるというものです。
そして、その歌にあわせて、いちばんリズミカルに動けるものが
実はハタキであったのです。
ハタキの音のトントントンが、多少調子はずれの歌声をカバーし
て、ちょうどお風呂で歌っているときと同様に、ご当人をたっぷり
爽快な気分にしてくれたものです。
それだけではありません。お母さんの掃除の間、一人で遊ばなけ
ればならず、しかも遊び場の制限を強いられた子供の方も、
お母さんの陽気な歌声に、その不自由さを忘れて、いつの間にや
ら遊びの調子を合わせてしまうのですから、鼻歌とは、本当に不思
議な魅力を持っているわけです。
★☆★ 幸福を呼ぶ『話の小箱』★☆★
◆バロンの人生(93)
==新企画(18)==
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耳で読む本
「 こ れ が 話 術 だ 」
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第三章 話術の盲点(2)
(そうとは知らなかった)
では、次の会話はいかがでしょう。
患 者 「看護師さん、このクスリはいつ飲んだらいいんですか」
看護師 「袋の上に書いてあります」
いかがですか。たとえ袋の上に書いてあったとしても、せっかく
患者さんが聞いているのですから、せめて、
「一日三回、食後に飲んでください」
ぐらいのことは言ってあげてもいいのではないでしょうか。
こう考えてみますと、この看護師さんは、さっきの受付さんのよ
うに状況判断がわるいのではなく「根性」が悪いのです。「意地」
が悪いのです。
ですから、この人の「口ベタ」の原因は「心」にあります。
また、コトバのハギレが悪くて何を言っているのかよくわからな
いというような場合はこれは、「発音」の問題ですから、悪いのは
頭でもありません。口が悪いのです。
これでよくお分かりのように、一口に「口べた」と言っても、そ
の原因は「頭が悪い場合」と「心が悪い場合」と「口が悪い場合」
とがあるわけです。
そこで「正確に話す」「わかりやすく話す」「印象的に話す」ど
れ一つとってみても「頭」と「心」と「口」の三拍子が揃わなくて
はできないということになります。
(つづく)
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