ブラジル・南米の政治経済ニュース。(アナ・ログ翻訳事務所提供)
- 最新号:2008-10-09
- 発行周期:週一回発行
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Brazil Today
発行日: 2008/6/26━━■ P R ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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BRAZIL TODAY 2008/6/30(365号)
ブラジル・南米の政治経済ニュース (毎週配信。購読無料)
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為替(レアル/円)、6月26日現在 R$1=\67.70
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■野党内の分裂、アルクミンとカサビの両氏(6月19日)
野党連合の内部でアルクミン前州統領(PSDB)とカサブ現市長(DEM)のいずれ
をサンパウロ市長に推すのかを巡って紛糾している。この月の22日にサンパウ
ロ州議会の開始される以前に誰を候補者に選ぶかを決定せねばならない。22日
に開催される党議会、1,344名の国会・州会・市会の議員が参加して投票する
が、これらに対して全国委員会が干渉することも認められている。なお、これ
は今月30日までに各党はその結果を選挙裁判所に報告する必要があるという。
アルクミン候補の方は副市長にはPTBより指名された候補と言う条件付き、カ
サブ候補の方はPSDBからの指名によるといわれる。
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■中銀総裁、インフレ対策に引締めを主張(6月19日)
メイレレス中銀総裁は6月18日のテレビブームベルグの記者会見において「イ
ンフレの進行が憂慮され、これに対し、速やかに対処したい」と語った。6月
における物価指数IGP-10の上昇は、卸売り価格IPAが5月1.91%に対し6月
2.21%、消費者価格IPCが0.67%が0.93%、建築材料が0.85%が2.66%の値上
り。
卸売市場において鋼鉄14.15%、米13.22%、鉄鉱石11.29%、肥料8.25%、
牛肉5.90%。消費者物価は人参23.67%、馬鈴薯18.63%、米18.27%、トマ
ト11.09%、フランスパン5.46%。建築関係では鋼鉄材6.34%、左官3.80%、
大工3.55%、一般職3.39%との状況であった。
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■家族農に対し130億レアルの融資枠(6月19日)
政府はインフレ指数測定に関連する150種の農産物に対し、生産を増強させ、
これによって物価上昇を低く抑えたい意向。この目的に応ずるために、家族農
強化プログラムを強化し、130億レアルの資金を使用する予定。これによって、
2010年までに米、フェイジョン、トウモロコシ、マンジョカ、小麦、コーヒー、
鶏肉などの家族農家の生産物を現在1.1億トンを2010年までに1,800万トンさせ
るというのが政府の増産計画である。
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■バーレのアングロアメリカン購入を銀行が支援(6月19日)
バーレ・ド・リオドッセはBHPビリントンを追い抜き、世界第一の鉱産会社に
なろうとしている。同社は先月以来、自社の技術者たちをアングロアメリカン
の南アフリカ、コロンビア、オーストラリアなど各地に派遣し、調査していた
が、可成り有望との見込みが付いたといわれる。金額は140億ドル程度、今ま
でにHSBC、サンタンデル、BNP、スコットランドのロイヤル銀行、シティ、ク
レヂットスイスの6銀行は融資を承諾したといい、総額500億ドル程度の借入
れの目算は立ったという。
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■大統領を支持して、労組はブエノスを止める(6月19日)
ブエノスアイレスでは、政府の支援もあり、18日は銀行も早目に扉を閉ざして、
人々は中心地のマイオ広場に集まり、労働組合はクリスチーナ大統領支持を旗
印にデモ行進を行なった。大統領は労働相センターにおいて叫び、一日を終ら
せた。他方、4農村団体の首脳部は「政府の政令では機能しない」と対立して
いる。
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■コカ栽培、本年度は16%増、18万ヘクタール(6月19日)
南米におけるコカ栽培は2000年にコロンビア16.33万ヘクタール、ペルー4.34
万ヘクタール、ボリビア1.46万ヘクタール、合計22.13万ヘクタールであった
のが、03年には合計15.38万ヘクタールまで減少した。これが06年には15.69
万ヘクタール、07年には18.16万ヘクタール、本年にはコロンビア9.90万ヘク
タール、ペルー5.37万ヘクタール、ボリビア2.89万ヘクタール、合計18.16ヘ
クタールと16%増、特にコロンビアは27%と大幅に拡大しており、国連の方で
はショックを感じたと語る。
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■政府、食糧増産を経済目標の主体に(6月20日)
金利と第一次収支を引き上げた後、政府は食糧の増産を目標に掲げた。5月の
物価指数IPCAは0.79%に収まっているが、食品および飲料の物価指数は3月、
4月、5月と上昇して、12月の2.06%に次ぐ1.95%、累積では5.58%に達して
いる。マンテガ蔵相は「人工的な手段による反インフレ政策は採用しない」と
宣言している。だが、如何なる政策を採用してインフレを抑える積りなのかは
明言しなかった。
但し、政府が7月に発表を予定している経済計画によれば、食糧の増産に対す
る融資は企業農業に関して07/08年度の残高70億レアルに08/09年度580億レ
アルを加えて650億レアル、更に家族農業に対しての130億レアルを加えて、
合計780億レアルの資金投入を準備しており、この融資による食糧増産により、
国民の食卓は改善されると言うのが、政府の狙いである。
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■正式雇用造成は記録的な累計105万人増(6月20日)
5月の雇用造成は20.3万人とこの4年間は殆ど同数の雇用増が続いており、1
月から5月までの累計では昨年同月より105.2万人と引き続き上昇を示してい
る。労働省の計画に基けば、この調子が継続すれば本年度の雇用増180万人が
実現する可能性があるとの希望的観測を持っている。業界別では、サービス業
の36.5万人増を始めとして、工業26.5万人増、建築業16.0万人増、農業13.4万
人増。
社会福祉INSSの1月から5月までの収入は614億レアルにて前年よりも10.3%
増、支出は769億レアルにて3.5%増、差額は155億レアルと前年度の186億
レアルよりも赤字が16.8%の減少を見ている。
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■取引高税廃止したが、税収は累計11%増(6月20日)
政府の収入は取引高税CPMFの昨年度収入151.3億レアルが失われたにも拘らず、
所得税収入803.7億レアル、20.1%増、輸入税25.9億レアル、25.9%増、CSLL
が185.2億レアル、22.0%増、所得税803.7億レアル、20.1%増、工業税
155.5億レアル、19.7%増と税収が好調であり、5月までのインフレ調整済み
総収入は2754.2億レアル、前年度の2478億レアルよりも11.3%増の成績であっ
た。
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■ウラニウム開発に民間のガルバニが進出(6月20日)
2030年までの長期問題を考察した場合、エネルギーほど人類にとって重要な問
題はない。エネルギー源の一つに放射能の利用があるが、エネルギー研究会社
EPEは2030年までに核工業研究所INBは8原子力発電所を実現させるという。
セアラ州にあるサンタ・キテリア鉱山のウランは燐鉱と共に産出され、現在の
処、利用者はINBのみであるが、この鉱山の埋蔵量は燐鉱900万トンにウラン
が8万トンにといわれる。このウラン鉱の埋蔵量は3.5億ドルに相当する。
INBの見通しでは、2014年に鉱山を開始して翌年は燐鉱24万トンとウラン1,500
トンが得られる。これに対し需要はアングラIが14ヶ月に170トン、IIとIII
が270トンなので随分、ウランが過剰となる予想勘定、アマゾンの奥地パラ州
のクリスタリーノ、アマゾーナス州のピチンガの倉庫に貯蔵することも考えて
いる。
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■トラクター部門の復活に10億レアル投資(6月20日)
トラクター業界は需要の急増に応ずるために大忙し、生産増加のために従業員
を増やし、工場設備ならび部品購入は増加させねばならない。トラクター業界
は07年の売上より14.9%増加して38,300万台との予定で本年度を開始したが、
全く不足しているのが判明、更に53,100台に訂正、しかし、これでも不足で業
界全体として85,000台、今までの記録は32年前の82,600台である。
フィアット・グループ、ソロカバ(SP)のカセ・ニューオランダ社は農村地方
からの注文増加に悩まされるという嬉しい状態に陥った。今まで600人程度で
細々と生産していたが、急激に1,200人へ増加させる必要に迫られ、少なくとも
10億レアルを必要とする。CNHも同様の大騒動、リジオリ社長は「長期間に渉
り低水準に留まってきたのが06年末から急上昇、今こそ拡張の時期、現在の
22,000台まで生産していたのを28,000までに拡張する」と語った。
カシアス・ド・スールのアグラーレ社は昨年2,300台、今までの28%増の農業機
械を販売したが、本年度は更に10%から15%の増加を見込んでいる。ジョン・
ヂア社は5月にモンテネグロ(RS)に新工場を5月に完成し、年間1.5万台の
トラクターを生産する。投資金額は2.5億レアル、従業員715人、製品は収穫
機、植え付け機、砂糖キビ収穫機。マッシー・フェルグソンおよびバルトラの
主であるアグコ社は07年にスフィル社と改名した。この合併を通じて、4工場、
3,800人、43%の規模の企業に成長した。同社のカリオバ副社長は「急激に拡張
したために、供給に問題を生じており、調整に今までの倍の3月を要する」と
語った。
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■成長加速計画は汚職加速計画の気配(6月21日)
2008年に行なわれた経済発展計画PACはどうやら汚職発展計画と改名した模様、
検察庁はミナス、サンパウロ、リオ、エスピリット・サント、連邦首都、ゴヤ
ス、トカンチンス、北リオグランデの8州119市において発生した成長促進計
画に関する約7億レアルの資金使途に疑問を抱き、連邦・州政府・市役所の経
理を調査する目的で、1,000人の連邦警察官を動員して29市役所の関連書類を押
収、容疑者として231人を召喚し、38人を逮捕した。
操作の対象となった資金は連邦より州・連邦直轄地、市に成長促進計画として
配布されたもので、取調べの対象となったのは関連したと予想される公務員、
市長、議員、関連業者など。最初に発見されたのはミナス州の東方部にて、ジ
ョアン・マガリャンエス氏(PMDB-MG)、アデミール・カミロ氏(PDT-MG)な
どの国会議員を始めとして多数の政治家、官僚、関係者が逮捕された。なお、
タルソ・ジェンロ法務相は「今回の事件は連邦警察による調査の結果であり、
政治的意図は全く有していない」と述べた。
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■鉱山事業投資、2012年までに482億ドル(6月21日)
ブラジルにおける鉱山関連事業は非常に有望と見られており、現在までに得ら
れた情報に基けば、2012年までの4年間に482億ドルの投資が見込まれている。
今後5年間の金属別投資予定は鉄鉱石の277.7億ドルを始め、ニッケル62.9億
ドル、アルミ41.1億ドルをトップに、燐18.7億ドル、銅17.1億ドル、アルミ
(ポーキサイト)、16.1億ドル、金15.5億ドル、アルミ15.0億ドル、亜鉛4.2
億ドル、ニオブ2.5億ドルなどと予想される。
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■クリスチーナ大統領、批評を恐れて旅行中止(6月21日)
隣国アルゼンチンのクリスチーナ大統領は国民からの嘲笑を怖れて、国家記念
日にロサリオ市における式典への参列を中止した。理由は『気候上の問題』に
よると発表されたが、この都市はブエノスアイレス市から約200キロ離れてい
るに過ぎず、一ヶ月前に農村主義者達が25万人の大衆を動員し、クリスチーナ
大統領の経済政策に対して抗議が行なわれた都市である。
クリスチーナ大統領の人気低落は留まるを知らずという状態、コンサルタント
のポリアール社の調査に基くと、支持率は1月に56%あったのが、1月には
20%と急転落、41%の権力は夫の元ネストール前大統領の手にあるとの意見で
あった。
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■中国製オートバイがブラジルへ上陸する(6月21日)
中国からブラジルへのオートバイが次から次へと上陸してきた。ブラジルのオ
ートバイ市場は殆どホンダの独占市場であったが、ここに殴り込みを掛けたの
が中国製である。オートバイ製造者協会ABRACIOの調査によれば、輸入されて
いるのはガングドン、シネライ、ゼジアング、チツマ、パニュ、ジャイリンな
ど、本年1月から4月にマナウス自由区にテ製造されたのは27.6億ドル、合計
して約10%に達するという。
これに対し、従業員9,300人を擁し、今まで市場において少なくとも71%シェア
を占めてきたホンダは本年度には約3億レアルを投じて土地を購入して、3年
以内に新工場を設立、本年度の生産計画160万台を2010年200万台に引き上げ
ると発表した。本田は90年には市場の80%のシェアを占めてきたが、野沢社長
は「90年代には市場の80%、現在は71%に下がった。だが、この優位を保持し
てゆきたいが、種々の困難に直面している。しかし、2012年の市場は300万台、
我が社はその60%の市場を確保して行きたい」と語った。
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■ボリビアのタリジャ地方、自治に賛否を問う(6月21日)
ボリビアはモラレス大統領の政治とそれに対抗するサンタクルス県などの問題
によって非常に国内で対立している。エボ・モラエス大統領派はアンデス山脈
のオルロ、ポトシ両県の鉱山地帯、首都スクレのあるチュキサカは中立派であ
るが、東のサンタクルスを始め、南のタリジャ、中央のコチャバンバ、北方の
ベニ、ラパス、パンドは反政府派、旧ガス資源と大豆を主とする農産物もこの
東側に産出する。
この国の北側、パンド、ラパス、ベニ、コチャバンバ、西方のサンタクルスは
反政府派の強い地方、更に南部にあるタリジャ県ではボリビア国内における自
治権に関する投票を22日に実行する。この地方は天然ガスの豊富な地方、如何
なる投票の結果が出るであろうか。
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■油田ロイヤリティでリオ海岸都市が豊かに(6月22日)
石油が採掘されるならば、それが可成り離れた海底であるにしても、ロイタリ
テイが得られる。これは海岸線を有する都市にとって有力な資金源となる。石
油のロイヤリティは油田の所在する市が26%、州が25%、海軍が18%、科学技
術省が13%、石油採掘資材を提供する市が9%、特別基金へ9%の割り振り。
この基金以外に四半期毎に取り立てられる生産量の10%から40%の料金があり、
採油の62%が税その他として徴収されるシステムになっている。
本年度1月から5月までのロイヤリティの支払は、州政府12.25億レアル、市
役所13.74億レアル、特別基金3.13億レアル、海軍6.26億レアル、科学技術省
4.96億レアルにて合計4,032億レアル。また、石油特別基金の分配は鉱山燃料省
に9.93億レアル、環境省2.48億レアル、州政府9.93億レアル、市役所2.48億レ
アルの合計24.82億レアル。
この州政府および市役所向けロイヤリティ支払金額は62%増と大幅に増し、リ
オ州8.22億レアル、エスピリット.サント州9,896万レアル、北リオグランデ州
8,393万レアル、バイア州7,896万レアルとアマゾーナス州6,023万レアル。また、
本年度に支払された金額は、カンポス市3.33億レアルを筆頭にマカエ市1.73億
レアル、リオ・ダス・オストラ市1.02億レアル。
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■弁護士がバリグより327万ドルの領収書を請求(6月22日)
弁護士のロベルト・テイシェイラ氏は06年4月から07年6月までのバリグロッ
グ競売に対する仕事の報酬として327万レアルを受取ったが、総額は395万レ
アルであり、更に不足分として68万レアルを受取らねばならぬと主張する。こ
れがバリグロッグ競売を巡る手数料の紛糾点。如何に裁くかはルーラ大統領に
掛かっている。
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■ミナス州に住友金属が鉄管工場建設(6月22日)
中国資本がミナス州に目を付け鉄道沿線の土地価格を引き上げている。このミ
ナスジェライス地方は『鉱物一般』との州名に相応しく多数の鉱物資源に恵ま
れている、ここに最近は中国資本が進出を図っている。ベロオリゾンテから南
に124キロの地点にジャセアバという人口6,500人の小さな町がある。フランス
資本のバロレックと日本資本の住友金属が進出して鉄管工場VSBを建設する話
が進められており、投資金額は約16億レアル、需要は現在年間1,280万トンあり、
工場の能力1,400万トンと設定した。見通しによれば、工場建設中は4,000人、完
成後は直接要員2,000人と間接要員が必要という。
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■サンパウロ市の下水、05年から急激に悪化(6月22日)
サンパウロ市の下水は06年には、最上4%、良化51%、普通28%、悪化9%、
最悪8%であったのが、07年には最上2%、良化29%、普通24%、悪化33%、
最悪13%と非常に質の悪化を来たしている。
調査した結果によれば、先ず、上流のピラポラ・ド・ボン・ジェズスにおいて
窒素と燐の増加に始まり、酸素分の減少を来たしている。更に河下ではバウエ
リにサンパウロ住民の約半数の450万人の下水が流入する。「特に魚類に悪い
のはサンパウロから53キロのピラポラ・ド・ボン・ジェズス付近で流入する窒
素と燐で、これ等が水中の活性要素を奪ってしまい、チエテ河中流にこれらの
廃棄物を減少させる方法がない」と州立基礎衛生公社CETESPは報告する。しか
し、聖州基礎衛生公社SABESPのアントニオ・セザール技師は「大サンパウロ市
の水に関して今の処は絶対に大丈夫。水道に使用する一分間に6.9万リットル
中で4万リットルはマイリポランの水で上質、その他にグアラピランガ湖の水
を使用している」と語った。
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■サンパウロ、市長候補にアルクミン氏(6月23日)
6月22日、サンパウロにおけるPSDBの総会が開かれ、市会議員12名の内、10名
は欠席したが、アルクミン氏はPSDB党よりの市長候補として公式に選出された。
聖市市長の席は現在、カサビ氏(DEM)が占めており、彼は06年までセーラ州統
領の副として勤めた経験を有していたが、今回は候補を断念することになった。
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■ボリビア、タリジ県にてエボ派が敗戦(6月23日)
隣国ボリビアの南部タリジ県にて22日に実行された政策投票において、県民は
『自治権を拡大する』が82.2%、『しない』が17.8%にて反政府側が勝利を占
めた。これで自治権拡大はパンド、ベニ、サンタクルスとタリジャの4県とな
り、現状維持のラパス、オルロ、ポトシ、コチャバンバ、チュキサカオ5県と
対抗する。
政策信任投票は冷静な雰囲気で行なわれたが、アルゼンチンとの国境近く、タ
ジジャの首都付近では抗議運動も見られた。タジジャ地方にはペトロブラスの
経営するガス田が2ヶ所あり、その80%はブラジルにて消費しており、昨年支
払った税金は2.37億ドル、04年度の6,600億ドルの3倍半に達したが、5月に点
灯された赤信号によって停止された。今までに入った情報に基くと、政策信任
投票の80%は中央政府の政策に反対して、自治権を主張しているという。
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■公立中学の学力、南が優れ、北部は劣る(6月23日)
公立初等学校の優秀校と劣等校の成績がエスタード紙に記載されたが、最優秀
学校として南リオグランデのイミグランテ校、トレスアロイオ校とその他を含
め4校、他に、サンパウロ4校、ミナス2校、サンタカタリーナ1校の10優秀
学校の名が挙げられている。これに次いで悪い方の20校はミナス州に1校、パ
ラ州に1校、残り18校は総て東北地方の学校であり、地方格差は非常に強いこ
とが明らかである。
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■F1自動車競走、マッサ(伯)が優勝(6月23日)
6月22日に行われたフランスにおける自動車競走フォーミュラ1においてフェ
ラリ車のブラジル人、フィリッペ・マッサ選手が1時間31分50秒245にて優勝
し、通算得点48点にて第二位のロバート・クビカを17.98秒離して、F1のトッ
プに立った。この自動車レースでエメルソン・フィッチパルデ選手は2度、ネ
ルソン・ピケ選手は81年、83年、87年と3度、アイルトン・セーナ選手は88年、
90年、91年と3度目のタイトルだが、この後は長期間、ブラジルの選手は不振
であった。マッサ選手はブラジル選手として15年振りにリーダーとなれた。現
在の点数はマッサ(伯)48点、クービカ(ポーランド)46点、ライコネン(フ
ィンランド)43点。
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■中銀の5月までの赤字見積りは238億ドル(6月24日)
本年に入ってから1月より5月までに国際収支は147億ドルの赤字であり、中
銀は08年度予算を120億ドルと見積もっていたが、これだけに収まらずと見て、
210億ドルに改正した。しかし、現在のドル相場傾向から、この程度において
も無理と予想される。輸入増加は容易であるが、輸出は現在よりも遙かに困難
となる時期が来、更に利益送金などでドルが流出する。従って、直接投資の増
大を図り、他方、利益送金などの外貨流出を最小に留める政策を実行しなけれ
ばならない。中銀のアルタミル・ロペス経済担当理事は「外貨勘定の赤字は外
資直接投資などの入金によって調整されるべきもの」と語った。
中銀の為替収支本年度残高は、昨年末残高210億ドルに本年度の動きは、貿易
収支が輸出1,820億ドルに輸入1,570億ドルにて黒字250億ドル、これにサービス
収支はサービスおよび利益送金が498億ドル支払に利益および配当290億ドル
支払、旅行50億ドル純支出に直接投資350億ドル受け取りにてサービスの純差
額は488億ドルの支出、貿易収支の黒字を計算に入れて238億レアルの支出と
なる。
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■給料生活者の貧富の差は減少(6月24日)
給料生活者の中で上位10%の中に入る者の給料はR$4,850、下位10%の中に入る
給料はR$206.38にて上位者は下位者より23.5倍の給料を得ている。この格差は
03年の当事に、給料はR$4620とR$169.22にて27.3倍であり、その後と現在を比
較すれば、給料における貧富の差は減少したといえる。
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■リオチント、バーレを超える価格調整(6月24日)
バーレ・ド・リオドッセの競争相手であるイギリス/オーストラリアの会社、
リオチントは中国のバオスチールに対し、鉄鉱石の85%価格引き上げを実行し、
この値上げ率は競争相手であるバーレ・ド・リオドッセへの71%を大きく上回
っており、バーレはその価格設定のベースの説明を要求した。
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■メイドイン・ブラジル、衣料品の輸出進出(6月24日)
ブラジル衣料品の海外進出が盛んである。現在、ブラジルの商標を付けた衣料
品52種が海外39カ国に進出、これは昨年よりも50%増の進出、本年度末には60
種となる予定であり、昨年には15.6%増、460億レアルに達した。その売り込
み先はポルトガル、アメリカ、アンゴラ、パラグアイ、メキシコ、スペイン、
チリなど。
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■牛肉、値上り激しくアローバR$100(6月24日)
昨年の2月から5月にかけてサンパウロ卸市場にてアローバ(ブラジルの古い
重量単位で15キロ)当りR$57からR$56であった牛肉の卸価格が同年6月から9
月にはR$60からR$64、11月にはR$79へ上るが、12月にはR$71となる。本年度に
入ってからは一直線の値上りで6月はアローバ当りR$96の高値。この高値はア
メリカの水害の影響、トウモロコシ市場が影響を受けたのがブラジルにも響き、
最高はアローバR$110まで達し、その後やや安くなりR$85まで下がったが、ま
だ、高い水準にある。
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■アマゾンの伐採、本年は1.1万平方キロ(6月24日)
新任のミンク環境相によれば「アマゾンの伐採は07/08年には大幅に進み、
1.4万平方キロ、これは昨年の伐採面積を突破するが、歴史的な平均程度で、
昨年度の伐採は1.12万平方キロであった」と報告した。アマゾンの伐採は99/
00年と00/01年には1.8万平方キロ程度、しかし、続く3年間には2.1万平方
キロ、2.5万平方キロ、2.7万平方キロと増大したが、04/05年には1.87万平
方キロ、05/06年1.40万平方キロとなり、06/07年には1.12平方キロと速度が
衰えた」と説明した。
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■バリグ所有者達、連邦に3.7億レアルの借財(6月25日)
現在、ブラジルの航空を担う一翼であるゴールおよびバリグの株主達、コンス
タンチーノス・グループは連邦に総計3.77億レアルという巨大な借財を抱えて
いることが判明した。連邦およびINSSに対する借財はプラネタ航空1.11億レア
ルを始めとしてブレダ旅行6,000万レアル、サントアマーロ旅行5,050万レアル、
サンタカタリーナ旅行4,750万レアルなど総計3.7億レアルを超える借金を有し
ている。
ヂルマ官房長官は「ルーラ大統領のコンパドレ(名付け親)のロベルト・テイ
シェイラ氏とは昨年12月15日と本年3月28日とに二度ほど会談したが、彼はこ
の問題に関して否定的な見解を有しており、残る問題は、これを承知してルー
ラ大統領が航空会社の参加を認めたか否かと言う点に帰着する」という。なお、
航空庁ANAの元取締役のアブレウ氏は「間接的にではあるが、テイシェイラ氏
よりの脅かしに類した伝言を受取ったことがある」と語った。
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■連邦予算、更に100億レアルの削減が必要(6月25日)
08年度の連邦予算は政府が第一次収支を国民所得の3.8%に縮小したが、これ
を最初の予算案のように国民所得の4.3%にまで減少させるには、政府は更に
100億レアルの節約を必要とし、これを各部門担当の各部門に求めざるを得な
い。これはベルナルド企画相の意見であり、政府はこの削除をいずれに求める
積りなのかと逆に質問した。
アメリカで政府に対する信頼性が非常に低下しているという。最近、ニューヨ
ークにおいて信頼性5,000人を対象としての政府に関する情報の信用度の調査を
実行したところ、信用度は50.4%、すなわち、信用する者としない者と信じな
い者とが殆ど同数といわれる。ブラジルにおいては政府に対する信頼度がアメ
リカよりも高いとは思えないが如何であろうか。
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■銀行貸付は1兆レアル以上に達す(6月25日)
銀行貸付の5月末残は1.044兆レアルと前4月以来、1兆レアルを超過してお
り、国民所得に対しては36.5%、その金利は法人貸付が年26.9%、個人貸付
47.4%、平均して37.6%という利回り状態、不渡り状態は貸付額に対して、法
人1.8%、個人7.3%、平均して4.2%であり、一月の2.0%、7.3%、
4.2%に対して、法人貸しの方は下がったが、個人貸借の方が若干の上昇を見
ており、90日以上の返済滞納は3月の6.9%から現在は7.1%へと上昇した。
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■ブラジルの百万長者数、途上国で第三位(6月25日)
ブラジルにおいて財産100万ドルを超える財産家は14.3万人、前年よりも
19.1%の増。03年には9.2万人が百万ドル以上の長者であったのが、現在は
14.3万人に増加した。なお、世界での百万ドル以上の長者は03年に770万人、
07人には1,010万人に達し、その分布は、アメリカ303万人、ドイツ83万人、イ
ギリス49万人、中国42万人、カナダ27万人オーストラリア17万人、ロシア14万
人、ブラジル14.3万人、インド12.3万人、韓国11.8万人であり、ブラジルは途
上国としては中国、ロシアに次ぐ地位を占めている。
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つきましてはご了承下さい。)
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