速読でジャンプ!〈基礎編〉 |
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◇◆◇速読でジャンプ!〈基礎編〉◇◆速読速解法研究センター
<2006.2.6 vol.14> http://www.rrc-sokudoku.com/
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◆目的・内容に応じて読み方を変えるのが原則
すでに何度も確認してきましたように、〈速読速解法〉は目的・
内容(対象)に応じて読み方を変える読書法です。具体的には、
フォーム、スピードを変えて読むものです。
それに沿う形で、前号までに「情報や知識の収集」を目的にした
「新聞」「雑誌」などの読み方を練習してきました。
新聞は短時間で効率的に情報の取捨選択をすることが読み方の重
要ポイントです。表現や内容を味わったり鑑賞をしたりする必要
がないので、情報の重要性や理解度などに応じて、自在にスピー
ドを上げたり、フォームを変えて、効率的に情報を処理していけ
ばよいのです。
フォームとしては「1行同時読み」「複数行同時読み」を使いこ
なしていけるように…という点も強調してきました。
雑誌の記事やメールマガジン、ブログなどのディスプレイ上の文
字・文章も、情報ソースとして読むケースでは、新聞と同じ読み
方・情報処理の方法で行えばよいでしょう。ただ、文字組み(対
象)に応じて、「1行流し読み」と「複数行流し読み」のフォー
ムも使うという点も確認してきました。
読み方、フォームとしては以上の4つ(「1行同時読み」「複数
行同時読み」「1行流し読み」と「複数行流し読み」)が基本で
すが、それぞれを使いこなせるようになっているでしょうか。
もちろん、慣れない間は、不十分で構いません。ただ、常にフォー
ムを意識し、不十分なりであっても、できるだけ“大きな視野”
で見て・読む—という姿勢で取り組んでいくことが大切です
「情報や知識の収集」のために、ハウツー書、情報・ビジネス・
技術関係書、あるいは趣味などの本を読む場合も、基本的には以
上と同じ読み方になります。
ただ、このような本を読む場合でも、「目的」が“情報収集”よ
り“知識の習得”にウエイトが掛かる場合には、「1行読み」や
「繰り返し読み」が、より重要な読み方になってくる—という
点は、すでに述べてきたところです。
◆何かを学ぶときには“音読”を重視
ここで“知識の習得”について少し補足をしておきます。
教科書のようなものを読む場合は当然のことですが、情報ソース
として本などを読む場合でも、専門外のもの、理解のベースにな
る知識などが欠けている分野の本を読む時は、“知識の習得”、
つまり「学ぶ」要素が多くなるはずですから、フォームとしても
1行読みを中心に進めていくようにします。
読書目的としては情報ソースとして読むという時でも、それと背
中合わせに常に“学ぶ”という要素もあるはずですから、未知の
ものを学ぶ比重が高くなるほど、1行読みに比重がおかれるよう
になります。
そういう読書、あるいは学習を行う際には当然、用語を覚えたり、
確認をしたりするために、実際に音としても憶えるための“音読
”をすることも多くなるはずです。それでも、理解しやすいとこ
ろや、さほど重要とは思えない箇所などは、複数行読みにしたり、
強いて“音読”をせずにスピードを引き上げていく…といった読
み方をしていけばよいでしょう。そういうケースの留意点を確認
しておきます。
●1行読みでも、できるだけ目をスピーディに動かし、同時に視
野にゆとりをもたせること。
●先の行をできるだけ視野に入れ、次の展開を予測していくこと。
視野にゆとりが生まれ、次に何が書かれているか、何となくでも
わかるようになった時に、積極的に複数行読みにもチャレンジし
ていくという姿勢でよいでしょう。
●1行読みでも、漢字・カタカナ、キーワード中心に意識を向け、
全体像の把握に努めること。
●また、何を“音読”し、何をしないかが分からない…という質
問を受けることがよくあります。それはご自分の理解のベースに
応じて行っていくことですが、もっと具体的に…と言う方のため
に、「新たに接する言葉、使い慣れていない言葉、キーワードと
思える言葉などを中心に“音読”をしていく感覚で読み進める」
と言っておきます。そうした姿勢で読み進めることが、一部でも
“音読”を抑え、文字・文章を見て直接理解をする速読・速解の
実践練習にもなるのです。
つづいては、情報・知識の収集ではなく、小説、エッセイなどを
読む場合です。
◆小説、エッセイを読む方法
鑑賞、趣味、娯楽として小説やエッセイを読む場合、それは楽し
み、鑑賞ですから、人それぞれ自由に読めばよいのですが、ただ、
いくら趣味の世界に浸りたいというケースでも、ただノンビリ読
んでいるだけでは、読書全体のスピードアップ、読書能力のアッ
プにはつながりません。ですから1行読みで読む場合でも、また
“音読”を多用する場合でも、スピーディに“視野”で見て読む
感覚を活かしていくことが大切です。
●1行読みの“音読”からスタートしても、その間に舞台になっ
ている場所、情景、登場人物等のイメージなどを頭に描きながら、
集中力を高めていきます。
●描かれている世界をイメージし、内容に集中してきたら、一部
でも“音読”を抑えながら、意識的に眼球をすばやく動かしてス
ピードを上げていきます。
●さらに文脈、背景、ストーリー展開などをある程度つかみ、イ
メージ化もできるようになってきたら、部分的でも積極的に複数
行読みを取り入れてみます。また展開を予測しながら読むように
もします。
●あらすじをつかむことが中心なら複数行読み。
話題本、ベストセラーになっている小説やエッセイなどの内容、
あらすじをつかんでおいて、話題に乗り遅れないようにしよう—
などといった目的では、情報ソースとして読むケースと同じで、
最初から複数行読みを多く用いるようにします。もちろんイメー
ジ化もしっかり行います。
また、小説、エッセイなど、楽しく読むつもりでいても、読んで
いくうちに「なんだ、こんな内容だったのか…」「これじゃあ、
共感できないな」などというように、期待を裏切られ、がっかり
させられるようなケースが多いのも現実ではないでしょうか。そ
ういう時は、最後まで律儀にその本にお付き合いをしていても“
楽しむ”という目的は達成できないのですから、せいぜい複数行
読みを多用したり、さらにページをとばして、ところどころを点
検、内容を予測・想像する程度にとどめるような読み方をすれば
よいでしょう。
読みたいもの、読まなければいけないものが山ほどあるのですか
ら、目的・内容に応じて、読み方だけでなく、扱いも自在に行っ
ていくことです。
もちろん、途中で読むことを放棄することも自由ですが、せっか
く読み始めたものなら、ところどころを複数行読みで内容を点検、
確認する程度のことはしてみてもマイナスにはならないでしょう。
意外な発見をすることもあるでしょうし、また、極めてラフな複
数行読み、情報処理のトレーニングにもなるのです。
速読・速解をマスターしても本、情報量は膨大です。何もかもす
べてを読むことはできないのですから、読む対象の取捨選択、情
報の取捨選択もまた常に重要なポイントになってくるわけですね。
〈以下次号〉
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┃速┃┃読┃┃法┃ 本│格│マ│ス│タ│ー│に│向│け│
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