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賢者の道 Vol.275

発行日時: 2008/3/29

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  <賢者の道〜Vol.275 -In Christ Alone- 2008-3-29>
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■【今週のテーマ】「復活の初穂たる主の兄弟たち」 
■【聖書】ヨハネ20:11〜18

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キリストは「週の初めの日」に復活の「初穂」として復活されま
した(ヨハネ20:1、コリント15:20)。
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「週の初めの日」と呼ばれるのは、それが新しい始まりであった
からです。神は6日間で天地を創造し、7日目に休まれました。


これら7日間は旧創造の時代でした。今や、その7日間が過ぎ、
別の新しい日が始まりとしてあります。


主の復活により、旧創造は過ぎ去り、新創造の時代が始まったの
です。


レビ記23章11節では、安息日が7日目なので、週の始めの日を
「安息日の翌日」と呼び、春のこの日に収穫物の大麦の初穂の
束を祭司に差し出し、前後に揺り動かしつつ燃やし、献げ物と
して神に献げました。


〔口語訳聖書ではこの日を「揺り動かす日」とし、「揺祭」と
明記してありますが、新共同訳聖書では不明確となっています〕。


この収穫物の初穂は、復活したキリストを予表します。


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ここでもう1つのことを考えるのですが、それはイスラエルの子
たちの割礼です。
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神が定められた割礼の日は、男子なら生まれてから「8日目」、
つまり、7日間の後、もう1つの7日間の初めの日すなわち、
8日目でした。


その意義は、古い性質を取り除き、復活の命を生きることで
した。


新約聖書でパウロは「あなたがたはキリストにおいて手によら
ない割礼、つまり肉の体を脱ぎ捨てるキリストの割礼を受け、
洗礼によって、キリストと共に葬られ、また、キリストを死者
の中から復活された神の力を信じて、キリストと共に復活させ
られたのです」と言います(コロサイ2:11、12)。


つまり、キリストにあって私たちはみな、キリストの十字架に
よって割礼されたと宣言しているのです。


神の民が、古い性質を脱ぎ捨て、新しい性質を着て、復活の命を
生きることが神の意図です。


これは8日目、週の初めの日のもので、復活を表示します。復活は
新しい時代の始まりです。この復活の日は、神によって定められて
いました。


詩編118編24節は言います。

「 これは主が設けられた日であって、われらはこの日に喜び楽し
むであろう」(口語訳聖書訳)とあるようにこの節は文脈の中で
読むなら、それが「キリストの復活の日」であることが分かり
ます。


主の復活の日は、詩編2編7節の「今日」として預言され、「あな
たはわたしの子、わたしは今日、あなたを産んだ」と、それは使徒
言行録13:33、ヘブライ15章で引用されています。


主イエスはまだ地上を歩いていた時に、十字架につけられ、3日目
に死人の中から復活することを預言されました(ヨハネ2:19、22)。


この「3日目」は主の初めの日で、後に、この日は初代クリス
チャンによって「主日」と呼ばれるようになったのです(黙示録1
:10)。


しかも主の復活は、週の初めの日だけでなく、その日の最初の
部分、夕方でなく朝であったのです。


イエス・キリストは初めの日の早朝に復活されたのです。


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イエス・キリストが復活した時、墓の入り口の大きな石は取り除か
れてありました。
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そこでマグダラのマリアはペトロとヨハネのところに走っていって
異常を知らせたのです。彼らはすぐに墓にやってきて内部を確認し
ました。


すると旧創造時代の物は、墓の中に残されました。


着ていた「亜麻布」、頭にかぶっていた「覆い」が置かれていて、
しかもそれらは同じところでなく離れた所に整然とたたまれ、丸め
られていたのです(ヨハネ20:6、7)。


それらは復活した体から脱ぎ捨てられた旧創造時代の物でした。


主は旧創造と共に十字架につけられ、旧創造と共に葬られました。


しかし、その中から復活され、旧創造を墓に残し、新創造の初穂と
なられました。それらの布地が置かれていなかったならペトロと
ヨハネは誰かが取り去ったのでなく、自ら復活したと信じるのは
難しかったでしょう(20:8)。


その布地は、ヨセフとニコデモによって捧げられ、主の体を包んだ
ものでした(19:38〜40)。この布地は、主の復活の証しとして
役立ったのです。


主イエスが墓の中に入った時、わたしたちの古い人も共にそこに
行き、主が復活された時、わたしたちをそこに残されました。


この主の墓こそ、わたしたちの古き人が葬られ、なおも残されて
いる墓です。


しかしわたしたちの復活させられた新しい人は教会の中です。
いづれにしても2人は主の復活を信じたのでした。


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ではどのような人が主の復活の啓示を認識できるのでしょうか?
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主の復活の事実が確認されましたが、それは発見され、見られなけ
ればなりません。


復活の主イエスは墓の中にいましたが、そこにいたマリアは2人の
天使を見る以外、復活の主を見ませんでした。


彼女は、主を愛し、主を追い求めることによって、発見する以外
なかったのです。


これは1つの原則です。

主の復活の知識、教理、物語を知っている人が多くいることを
知っていますが、霊の中で啓示を受けなければ発見できません。


それには、マリアのように追い求める心があれば、主は現れ、
霊的な啓示をするということです。


主の十字架と復活の啓示に欠けていては、証しするものがありま
せん。しかしマリアを見て下さい。この霊的発見の後、何をした
でしょうか。


彼女は弟子たちの所に走って行き、「わたしは主を見ました」と
告げ、主から言われたことを告げたのです。


ペトロとヨハネは、客観的に復活を信じ、マリアは主観的に経験
しました。


マリアは誰が主を取り去ったのか、どこに持っていかれたのか、
と泣いていたので、2人はどうすることもできず、相手にでき
ないと思って、置き去りにし、家に帰っていったのでした。


マリアは残された布などに注意を払わず、ただ主イエスだけに関心
をもち、実際に生ける主に触れることだけに注意を払っていたの
です。


しかしその愚かで、泣く彼女が主の復活の最初に見た人であった
のです。


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さて、墓の中には2人の天使が白い衣をまとっていました。
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1人は頭のあたり、1人は足もとに座っていました。天使たちと
語った後、後ろを振り向くと人が立っているのに気づきます。


そのとき「マリア」と主イエスは呼びかけたので、復活のキリスト
と気づきました。


主に触れようとしたマリアに向かって「わたしにすがりつくのは
よしなさい。まだ父のもとへ上っていないのだから。わたしの
兄弟たちのところへ行って、こう言いなさい。

『わたしの父であり、あなたがたの父である方、また、わたしの
神であり、あなたがたの神である方のところへわたしは上る』と」
(20:16〜17)。


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主イエスは、昇天し、父なる神のもとに行くまでは、マリアに触れる
のを禁じたのでした。
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まだ天の父へ昇っておられなかったからです。

そこで主は復活のその日、昇天されたのです。

それは「わたしが去っていかなければ、弁護者はあなたがたの
ところに来ないからである」(16:7)で預言されたことの成就で
した。


この後、同じ日の夕方、弟子たちのところに戻ってきて、手と足を
見せ「触ってよく見なさい」(ルカ24:39)と彼らに求められ、
復活を疑ったトマスには、手とわき腹を見せ、触るように求め
られました(ヨハネ20:27)。


このように、復活された主は、こっそり昇天され、復活の新鮮さを
まず父なる神に捧げられたのです。


これは収穫の大麦に初穂の束がまず前後に揺り動かされて献げ物
とされたのと同じです。


これは弟子たちの目の前で起こった昇天(使徒1:9〜11)より、
40日前のことでした。


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復活の主が、マリアに「わたしの兄弟たちのところへ行って」
(20:17)と言われたことも注意しなければなりません。
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主イエスは、復活の前、弟子たちを「兄弟たち」と呼ばれたことは
決してありませんでした。


「友」と親密な用語で呼んだことはありました。


「わたしの命じることを行うならば、あなたがたはわたしの友で
ある」(15:14)とです。


しかし、主の復活の後、イエスの「友」は「兄弟たち」となりま
した。


主の復活によって、弟子たちは主の兄弟となりました。なぜなら、
主の死によって、ご自身の命は弟子たちに分け与えられ、弟子
たちはみな復活によって再生させられたからです(ペトロ1:3)。


独り子なるキリストは、復活を通して「多くの兄弟の中で長子」
となられました(ローマ8:29)。


この「多くの兄弟たち」は、主の十字架と復活によって造り変え
られた者である私たちです。こうして、私たちは「神の子たち」
となりました(エフェソ1:5)。


ですからキリストはマリアに「わたしの友の所に行って」と言わず、
「わたしの兄弟たちの所へ行って」と言われたのでした。


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キリストは、復活以前、神の独り子に過ぎませんでしたが、今や、
死と復活により「多くの子ら」に同じ父の命を分け与え、教会の
賛美の中で父なる神の御名を兄弟たちと共に歌うのです。
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「わたしの父であり、あなたがたの父である方、わたしの神であり、
あなたがたの神である方のところへわたしは上る」(20:17)。


主は、命を分け与えた十字架と復活によって、弟子たちを1つに
しました。


主イエスは、当時の弟子たちや今日の私たちに、神の命と性質を
分け与えられ、御子の地位を与えられたのです。


今や、すべての主の弟子は、神の子たちです。
この神の子の群れが主の復活の教会です。


すべての弟子は、人として、主に対して兄弟たちとなり、父なる神
に対して子たちとなりました。


なぜなら主と同じ命を受けたからです。これはマリアが主の兄弟
たちにもたらした啓示です。


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主は「収穫の初穂の束」として父なる神に献げられました。
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レビ記23:11では、「束」について述べています。「初穂の束」
です。束は、共に束ねられた多くの茎です。


主イエスが死なれた後、「墓が開いて、眠りについていた多くの
聖なる者たちの体が生き返った。そして、イエスの復活の後、墓
から出て来て、聖なる都に入り、多くの人々に現れた」(マタイ
27:52、53)とあります。


ですから、復活の初穂は、主イエスご自身だけでなく、死人から起
こされた他の者たちであったのです。共に束でした。


キリストは死と復活の手順を踏んで、「命を与える霊」(コリント
15:45)となったのです。その霊を弟子たちに吹き込まれました。


キリストはその霊として弟子たちに受け入れられ、彼らの中に住み
始められました(14:17)。


キリストは霊として、弟子たちの中に生きられ、また弟子たちは
キリストと共に生きることができます(14:19)。


キリストは霊として兄弟たち、」すなわち「教会」と共に集まり
父なる神を賛美するのです。


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私たちは価値なき、罪深い、汚れた者でした。
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しかし主の死と復活によって、私たちは神の子とされました。
神の命、神の性質、神の豊かさを持っています。これが栄光です。


ですから私たちは主が持っておられると同じ命、性質、地位を
持っています。これが与えられた栄光です。


ここ、かしこに、また過去にも、現在にも、神は、人の間に大い
なる人を造られます。


すべての改宗者は、神の息子と娘なのであり、これら神の子たちは
まさに大いなる人なのです。


わたしたちにはすべての改宗者を見守る大きな責任があります。


信徒たちが定着するように見守ることが急務です。教会に入って
きた人にもっと関心を持つなら、去っていく人はいなくなるで
しょう。


そして私たちは善い神の民、穏やかな人、愛される人になりま
しょう!


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