賢者の道 Vol.272
発行日時: 2008/3/8■【今週のテーマ】「銀の杯とユダの愛」
■【聖書】創世記44:1〜17
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人生に勝つための必要不可欠な要素についてお話します。
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信仰の目的は、一生崩れない永遠の命を得て、自他共に幸福の人生
を築くことであります。
しかし、一方で私たちの人生はいつでも苦難や試練が伴います。
これを「難」といいます。
ですから難を乗り越えていく強い生命力や勇気、智慧を学ばなけれ
ばなりません。また難は、人生に勝利するために必要不可欠な要素
であるとも言えます。
船が前進すれば、必ず波の抵抗を受けるように、信仰に励んで自身
を練磨しようとすれば、それを妨げようとする難が必ず起こります。
難と戦い、乗り越えてこそ、真の成長があるのです。伝道すれば、
強力な迫害者が出現します。これも難です。
これに挑むことは、自分自身の生命の根源からの変革ですから、
様々な試練、難に挑戦し、打ち勝って行かなければなりません。
ヨセフが兄弟たちに与えた難は、彼ら自身の救いに関わることで
した。彼らはヨセフについて無知でした。ただヨセフだけがすべて
の事情を知っておられました。
これはヨセフはキリストの予表です。
主イエスだけが、いま世界で何が起こっており、経済的困難が続い
ているのかを知っています。それには目的があります。
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しかし霊的目が曇っている者、先入観のゆえにキリストの御手の
働きが見えない者には神の啓示を承認することができません。
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その蒙に暗きことあまりにひどかったため、ヨセフは更なる難を
与え、自分を現さざるを得なかったのです。
彼は兄たちのことを祈ったでしょう。早く自分に気づいてほしかった
のです。
キリストに来ることが、ビジネスの成功に秘訣です、そればかりか
あらゆる難を乗り越える道です。
なのにそれを怠り、別の道ばかり選択する人が実に多くおります。
ですからキリストの下に来るように祈ります。
同時に聖書にあるように神様の命じる信仰生活に忠実であるように
祈ります。
それを怠ると必ず難がやってきますし、それに打ち勝つことが難しい
わけです。
助けて下さいと言われても、それには時間がかかる、乗り越えねば
ならない試練が沢山現れるのですから、困ったものです。
物事なんでもそうですが、車でも異常に気づいたら早めに修理すれ
ば大事に至らずに済みます。しかしちょっと油断し、放っておくな
らば更なる故障が起こってくることものです。
このように信仰生活でも神様からすべきと命じられていることを
いつまで放置しておくと必ず更なる難に悲鳴をあげる事になるもの
です。
ヨセフは個人的感情や願いに従ってではなく、主の導きに従って
兄弟たちを取り扱いました。そして彼の夢が成就するのに22年かか
りました。
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最後の試みの後、ヨセフの兄弟ユダが良くなりました。
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かつて兄弟たちはヨセフを売った時、彼を憎み、彼の父や末の弟の
ことなど顧みませんでした。憎悪によって行動していました。
しかしユダがヨセフに語った44:18からの言葉は父と末の弟を思い
やる発言であったので、ヨセフの心に触れ彼らの前に自らを現す
ことを決断させたのでした。
ヨセフは兄弟たちと食事をし、彼の執事は彼らの袋を食料で満たし、
めいめいが持参した銀をもそれぞれの袋に入れておくように命じた
のです。
そればかりかヨセフの銀の杯をも、末の者ベニヤミンの袋の中に
入れておくように命じたのです(44:1〜2)。
こうして一行は翌朝、とばと共に一路帰国の途につきました。
彼らは幾度かヨセフであることのしるしを持ったはずでしたので
気づかなかいくらい心は暗くなっており、自分の弟の特徴すら忘れ
ていたのです。
町を出てまだ遠くに行かないうちに、執事が彼らに追いついてこう
言いました。
「お前たちはどうして悪を持って善に報いるのか。あの銀の杯は
ご主人様が富む時や占いをするときに使うものではないか」と責め
ました。
そこで兄弟たちは「どうしてそんなことをおっしゃるのですか、
とんでもないことです。もしそうであれば盗んだ者は死罪に、ほか
の私どもは皆、奴隷になります」と弁解します。
すると、執事は「よしそれならば盗んだ者は奴隷になり、他の者に
は罪なしとしよう」と言いました。そこで執事は彼らの袋を年上の
者から調べ始めました。
すると末の弟ベニヤミンの袋から銀の杯が発見されました。兄弟たち
は恐れ、悲しみ、ロバに荷を積むと町へ引き返しました。再び彼らが
ヨセフに会うと「一同は彼の前で地にひれ伏し」ました(44:14)。
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ヨセフは、智慧と忍耐に満ちた人でした。
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命みなぎらなければそうはなりません。ただ自分の意図や願いだけ
で行動するには命のみなぎりは必要ありません。自分の感情を制御
することを学ぶ必要があります。
怒りで爆発しそうになっても制御することを学ぶべきです。
ヨセフは兄弟たちが引き返すよう仕組みました。そして彼らが戻って
きた時、ユダは「何と申し開きできましょう。今更どう言えば、
わたしどもの身の証しを立てることができましょう。ご主君の奴隷
になります」(44:16)と完全に屈服しました。
するとヨセフは、「ただ杯を見つけられた者だけが、わたしの奴隷
になればよい。ほかのお前たちは皆、安心して父親のもとへ帰るが
よい」と言います。
しかしユダは、この子の同じ母から生まれたもう1人の兄は、出て
行ったきり行方不明となっている、と父は思っています。もしこの
末の弟が帰らないなら老いた父は悲嘆のうちに死んでしまうでしょう、
なにとぞ、この子の代わりに、自分を奴隷として残してください、
この子をほかの兄弟と一緒に帰してください、と訴えました(44:33)。
この身代わりの愛、これこそ十字架の贖罪愛です。ヨセフはもはや
平静を装っておられず、兄弟たちに自分の身を明かし、声をあげて
泣いたのでした。
ヨセフの思いは、兄弟たちのために神が先にここに遣わし、救いに
至らせるだ(45:7)と彼らの残忍な業を赦す思いすら持たないほど
高潔で卓越し、主の愛を思わせました。
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